小さなキャンバス
先日、ひっさしぶりにネイルサロンに行ってきました。
今はセルフネイル派なので、普段は自分でマニキュアを塗ったり塗らなかったりするだけなのだけれど、以前はジェルネイル派で。
20代半ば頃、私の中では最も不安定でヒリヒリとしていた時代に、毎月訪れ、とっても可愛いネイルを作ってくれていたネイルサロンがこの度閉店すると聞いて、久しぶりに行こう！と思ったのです。
担当してくれていた方は、本当に素敵な方で。包容力のある人柄だからなんでもかんでも話しちゃって、特に恋愛話はいっつも相談に乗ってもらっていたなぁ。
「付き合いましたぁ〜♪」「なんと、別れちゃいました・・・」そんな話をいくつしただろうか（笑）。いっつも「まぁ、なんとかなるからぁ〜」くらいの緩くてほんわかした、でも力強い言葉で励ましてくれて。何をしてもいても心が満たされない、そんな20代半ば独特の焦燥感を見抜いてくれていた気がします。
もちろん、というか人柄もさることながら、ずっとずーっと凄かったのが、そのネイルアートのセンス。本当にこれは、単なる「サービス業」じゃなくて、アートだな、芸術だな、っていっつも感動していたの。
今回、作っていただいたジェルネイルがこちら。
ほんっとうに可愛くて、みんなに「可愛いでしょ〜！！」て見せて回りたいくらい！笑 うまくこの可愛さのニュアンスを伝えられるか、試行錯誤しながら、照明の加減を気にして撮ってみました。伝わるかな？
１枚目（左手）の親指には、繊細で美しいブーケを描いてもらって。まるで草原で摘んできたみたいなお花たちでしょ？
二枚め（右手）の薬指には、一輪の赤いお花を。
そのほかの爪は、オーロラやピンクの綺麗な箔？（っていうのかな？）を重ねて、白やラベンダーや薄いピンクの色をふんわりとランダムに乗せて。光の加減や、手の動きでキラキラと揺らめくんです。
肌になじむ色合いで、でもよく見たらとっても麗しくて。こんなに繊細なネイルアート、みたことない・・・！とってもお気に入りになりました。
これ、私が細かく「こうしてください」と言っているわけじゃなくて、私の好きなイメージ、似合うものを想像してどんどん作り上げてくださるんです。今回の私のオーダーは「お花を描いて欲しい。あとはなんか、可愛く、ニュアンスで」という超テキトーなもの。それをこんな風に仕上げられるなんて、本当にクリエイティブで、アートなお仕事だと思うのです。
むかーしのカメラロールを覗いてたら、20代半ばに毎月作っていただいていた素敵なアートたちを発見したので、せっかくだからいくつか載せておくことにします。完全に自己満でごめんなさい。でも本当に可愛いものばかりだからぜひ見ていただきたくて。
一つ一つ、作品だからね。こうやって残せる場があって、嬉しい。
↑コットンのレースみたいなアート。
↑キルティングの布みたいに、ぷくっとしているの！すごい。
↑これは秋くらいかなぁ。季節感を出したくて、チェック柄に。
↑こんな大人っぽいものも作ってくださいました。二つのリングを重ねてる、みたいなイメージで作っていただいたんです。冬だったかな。
↑これは、ちいさーな小花柄をハート型に描いて、ポチッと。繊細。
↑これは真夏！会社的にNGかな？スレスレ？やっちゃえ！とか話し合いながら（笑）、ちょっと気分的に派手目にしたくてチャレンジしたやつ。色味もアートもすっごいお気に入りでした。
そしてこれが、今のネイルを除いて一番お気に入り＆周りにもとても好評だったネイル！
白やラベンダーの色味や、ほそーい金色の曲線やスタッズ（っていうのかな）のバランスが本当に上品で、手も綺麗に見えて、天才！！と思ったデザイン。このデザインが恋しすぎて、しばらく白にハマっていた気がする。
ジェルネイルって必ず落とす時がやってくるので、寂しいんですよね・・・。絵と違って、残らないから。
私はどちらかというと、職場の関係もあったりであんまり派手なネイルをしてこなかったけれど、どんなタイプのデザインも出来るすごいお方です。
こんな感じの強めの凝ったデザインや。
こんなかわいい、キャラクターの絵まで！笑（これはスターウォーズ！）
閉店まで予約はだいぶ埋まってしまっているようですが、他にもたくさん素敵なデザインが掲載されているので、ぜひ興味があればインスタを覗いてみてください〜。
お気に入りのネイルで年末年始を過ごせて、幸せ〜。
Sae
「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います：）必ず社会に還元します。