深夜のひとり言

パソコンを開いたらやり途中の課題のパワポが出てきて「いやお前、いまじゃないのよ」と閉じた。今考えたいのは統計学とかじゃないんだわ。

ちょっと久しぶりによわよわのよわな気持ちになっている。世間はどうだったかわからないけどこの自粛期間はめちゃくちゃ私の性に合っていて心地良かったので、なんだかざわついた気持ちになるのは久しぶりだ。

あぁ、余裕がないな、心がさわさわするな、と思って変な冷や汗を感じた時、足元にじわじわと何かが近づいてくる感じがした。久しぶりのそいつ。じわじわってなんだろねって思うけど、本当にじわじわするのだ。足がジーンとするわけではない。遠くにあったはずの感覚が、近づいてくる感じ。何枚もの布を重ねてしまい、あれ、もうこの感触なんて忘れちゃったよ、と思ってた、そいつ。形を明らかにしながら、気付いたら隣にいるのだ。

こういう時どうするのがいいんだったっけな、と考える。この1年やそこらで学んだこと、きっとたくさんあるけれど、感覚的なものへの対処法だからこそ忘れやすいのは事実で、ぐるぐると振り返ってみた。YouTubeでも見て気分を紛らわすのかな、それとも深呼吸、アロマ、あ、お風呂か、とか色々。そろそろnote書きたいなと思ってたけど今日はきっと書けないな、とか考えて、そして思い出した。そういえば私、気持ちを文章に書くことが一番落ち着くんだった。ということで、書いている。やっぱり良い。文章を書くことは、私にとって最高のセラピーだ。


大学院の授業はとてもためになるし面白いし間違いなくやりたいことではあるが、それとは全く別の次元の話で、大変だ。毎日毎日知らん用語ばっかり出てくるし、それを一生懸命調べたり考えないといけない。終わりがない。週末も何もない。てか原稿も書かなきゃ、やばい。そもそも統計学とか知らんがな。行列も微分積分も忘れた。経済学はなんでこんなに難しいの。どうにかして欲しい。頭いい人が寄せ集まったらもう少し簡単な教科書作れるやろ。ZOOMだからって謎に近い距離とってくるおっさん学生なんやの。私が会社やめて大学院行った理由なんてなんで対面したこともないあんたに説明せなあかんのよ。なんで私より年上ってだけで上から目線で評価してくんのよ。なんも知らない癖になんでいきなりタメ口なんだよ。ここはガールズバーじゃねんだよほっとけやボケカs(自主規制


とか思ったりしながら、同時に自分の出来の悪さにも幻滅している。出来が悪いというかなんというか、考えが浅い。いや、実際考えが浅いかどうかなんて知らん。でも、自分の理想には達せられないのだ。それはしんどいことでもある。

「頑張りすぎないで」「さえちゃんは十分やってるよ」「〇〇さんよりずっと真面目にやってるじゃない」

そんな言葉は耳にタコができるほど聞いてきたし、そうだなぁと思って自分自身に「頑張りすぎないこと!」「自分はよくやってる!」とたまーに言い聞かせながらやってきているけど、あまり効果がないことは自分が一番よく知っている。ストイックな性格も、完璧を求めてしまうところも、何を経たからって変わらないのだ。結局は、変われない。それが、自分が自分たる所以でもある。

じゃあどうやって自分のそういう性格と持続可能な生き方を両立していくのかと聞かれたら、まじでわからん。本当にわからない。答えがあるなら教えて欲しい。多分ないけど。


ダウンな気持ちになる時、「ダウン」という言葉を使っているけれど、文字通り下に下がっている、という感覚を抱いたことはない。いつもそうだ。どちらかというと、自分だけが「止まっている」という感覚。自分の周りの世界はずっと何も変わらず動いていて、遠くからはテレビの音が聞こえて、ケラケラ笑い声が聞こえていて、ちゃんとエアコンの音はうるさい。部屋のこもった匂いもする。それなのに、自分という存在だけが止まっている。マジックミラーかのように、私からはみんなのことがくっきりはっきりと見えている。感じ取れている。それなのに、周りは私のことに、気づかない。私の息遣いにも、顔色にも、何にも気づかないで、テレビをみて、街を歩き、笑っている。私が弱くなってしまう時は、いつだってこんな感覚。

さっき書いたように「答え」を持たない私は、静かに「そいつ」がいなくなるのを待つしかない。耐える。耐える。そしてそうして耐えているうちに、また不要な強さを身につけていってしまっていることにも気付いている。その強さは「我慢」に姿を変えて、何日後か、何ヶ月後か、何年後かの私を少しばかり苦しめたりする。どこかで手放さなければ、といつも思う。その緊張を、我慢を、耐え忍ぶ不必要な強さを、少しずつガス抜きしなければならない。

手放す瞬間は、多分色々ある。それも知っている。週末にたっぷりの生クリームと一緒にパンケーキを頬張る時の口の中のふわっとした感じとか、わんこの顔についている黒豆みたいに大きなお目目を見つめることとか、Mステでキングヌーの歌を聞いてじんわりする時とか、韓ドラに出てくるイケメン俳優のクズっぽい感じにときめいたりとか(現実世界ではクズを捕まえちゃいけないからね)、ザ少年倶楽部プレミアムでますだおかだ岡田さんの名MCっぷりとキスマイのボケ回答に腹抱えて笑ったりとか(ここだけの話ザ少年倶楽部プレミアムは今日本で一番面白いバラエティ番組だと思うから皆さんに見て欲しい)。


・・・・・と、なんかこうやって書いていて気付いたけど、結構いろんなことを知ってるな、と思い始めてきた。色々、あるじゃん。わからないってことも、ちゃんとわかってるじゃん。ちゃんと積み重ねてきたじゃん。自分のこと、知ろうとしてきたじゃん。言葉にして紡いできたじゃん。よくやってるじゃん。認めてもいいじゃんか。ねぇ。

自分のストーリーや歩みは、自分だけのもの。誰かを説得しようなんて、思わなくていい。誰かが納得しなければ意味のないこと、でもない。なんでもかんでもオープンにもしなくていい。けど、私にとってのこの場所の意味を知っているひとは、知っている。それだけで、十分だと思う。

では、おやすみなさい。

ちなみに次回は2020年度上半期ベストコスメを大発表します♡
・・・いや、記事の落差!!(粗品っぽく読んで

Sae

「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います:)必ず社会に還元します。