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「見えないもの」を見ようとすること

来月公開の映画『子どもたちをよろしく』を、一足先に見させていただきました。

子どもたちを取り巻く社会の闇みたいなものに焦点を当てたこの映画。登場する子どもたちは、色々な問題を抱える大人たちに囲まれ、貧困・いじめ・虐待などに苦しんでいました。

私は自立しているという意味ではもう「子ども」ではないし、でも「親」でもない。ある意味、子どもでも親でもない立場で映画を観ていたけれど、なんだかしんどく辛いものがあって。

子どもたちを観ていると、全員今すぐ抱き寄せてあげたくなるほど力になりたくなったけど、親でもない大人って、どう関わればいいのだろうか、とも考えました。守りたくても、最後まで守りきれる力も権利もありません。


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この映画を企画したのは元文部官僚の寺脇研さんと前川喜平さん。
幸いにも、お二人に取材する機会をいただきました。

お恥ずかしながら政治に疎い私は、「ヒィ、政治の話かぁ」「元官僚のお二人に、うまく取材できるだろうか」とめちゃくちゃわかりやすくひよったのですが(笑)、映画に出てきた子どもたち・大人たちのことを考えると、「いやいや、これは別に”政治の話”じゃないわ」と思い直しました。隣に住んでいるあの子のことかもしれない。コンビニの前ですれ違ったあの人のことかもしれない。

貧困もいじめも虐待も、見ようと思えば、いくらでもあることだと思ったのです。

「政治」の話ではなく、私たちの話。そう思って、とてもフラットに、そして思ったことを率直に、官僚という立場にいたお二人にぶつけてみました。

ぜひ、お読みください!

話がとっても盛り上がり(というか聞きたいことが収まらず)、前編・後編という構成になりました。後編も近日公開予定です!後編もかなり興味深い内容になったので、公開が楽しみ・・・!

Sae

「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います:)必ず社会に還元します。