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2020 おススメ資格ランキング!

2020年以降の経済状況は非常に厳しくなるといわれています。

失業率が増加し、専門的な国家資格に今後ますます人気が集まると考えられます。

そこで、様々な専門家と交流がある私の独断と偏見でお勧めランキングを作成しました。

ご参考にお願い致します。 

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判断項目は「①受験資格の難易②期待できる収入③取得までに要する時間④試験の難易度⑤士業者(取得者)の実際の声」の5つとし、5つ「★」で判断しています。

1、中小企業診断士


中小企業診断士は国家資格であり、実務では中小企業の経営課題に取り組みます。日本の会社のおよそ99%が中小企業であり、景気のよしあしに関係なく、常にコンサルティングの需要があります。経済が不透明なことから将来性については今後、さらに需要が伸び得るでしょう。

★の数「18個」

① 受験資格の難易 ★★★★★ 特になし

② 期待できる収入 ★★★☆☆
大体、平均して700万円~800万円と言われています。また、「企業内診断士」を目指せば、本業をこなしながら副収入を得ることもできるのでそれ以上も期待できます。主な就職先・転職先としては、コンサルタント会社や一般企業になります。

③ 取得までに要する時間 ★★★☆☆
専門学校などに通い、大体1年~2年の学習期間が必要です。専門学校で勉強を進める場合は、20万円~30万円ほどの授業料がかかります。

④ 試験の難易度 ★★★☆☆
1次試験(8月上旬)と2次試験筆記(10月)、2次試験口述(12月)とあります。1次試験はマークシートで財務会計や経済学など幅広い知識を問うもの。2次試験は具体的な事例に対して専門家としての改善策などを論述していく試験です。1次試験の科目が7科目と多く、難易度は中級といえます。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★★★☆
  合格後はコンサルタントとして活動すべく、クライアント探しとなります。中小企業診断士は世間ではまだまだ知名度が低い資格のようです。営業するにしてもまずは資格を理解してもらうところから始まります。それと、異業種交流会、士業(税理士や司法書士、行政書士など)の集まりには積極的に参加して情報交換をする必要があります。

勉強男子

2、宅地建物取引士


宅地建物取引士も国家資格の一種であり、取得すると不動産取引の専門家を目指せます。この資格は「宅建」と呼ばれることもあり、安定した収入を狙いやすいことから根強い人気を誇っています。
不動産関連の事務所や企業などは、従業員5人に1人の割合で宅地建物取引士を配置しなくてはなりません。そのため、宅地建物取引士も全国的に需要が高い職業であり、就職をすれば管理職や高収入を狙えます。 

★の数「16個」

① 受験資格の難易 ★★★★★ 特になし
学歴や実務経験といった制約がないため挑戦しやすい国家資格と言えるでしょう。

② 期待できる収入 ★★☆☆☆
大体、平均して400万円~500万円と言われています。宅建は手堅い資格であり、今後もその需要が衰えることはないでしょう。法律上、宅地建物取引業を営むには従業員5名につき1名の宅建有資格者が義務づけられているという仕組みからも、宅建は求職に有利な国家資格と言えます。独立開業も可能で、自らの営業努力次第で高収入が見込めます。

③ 取得までに要する時間 ★★★★☆
テキストを使って効率的に学習を進めましょう。独学に不安があるようなら、通信講座などを利用するのもお勧めです。合格者の平均勉強時間は200時間~300時間ほどとされています3ヶ月~半年です。

④ 試験の難易度 ★★★☆☆
合格率は16%程度と高くはありませんが、独学で取得できるレベルの国家資格です。手堅い資格であることから非常に受験者が多く、講座やテキストも充実しています。不動産関連の法律知識がメインです。そのため、難解な法令文書を読んで理解できる能力が基本となります。難易度はFPよりやや難しいと言われています。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★☆☆☆
宅建の強みとしては民法などの法律の基礎がわかるようになることです。自分や身近な人が家や宅地を売買、貸借する場面でも素人よりは的確なアドバイスができるのは自信にも繋がります。職場などでも宅建士手当が出る所もありますし、受験の時に出費はかさみますが取得して損のない資格だと思います。しかし、合格した後に取引士になるには実務登録講習の受講や、県へ納める金額も数万円にはなるので合格してから仕事に繋がるまでは多少のお金と時間は必要な資格です。

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3、公認会計士


公認会計士は、日本3大国家資格の1つですが、特に高収入を狙いやすいライセンスです。経理・会計の世界では最高峰の資格とされています。その業務は、きわめて多岐に渡りますが、公認会計士の独占業務として、企業などの法人の財務書類の監査および証明がおもな業務内容となります。社会的な責任は重く、厳格な公正性と信頼性が求められる職業です。国家資格なので難易度は非常に高めですが、平均年収800万円以上は魅力的なポイントでしょう。
しかし、やはり試験の難易度は大きな壁として立ちはだかります。
なお、公認会計士を得ると「税理士、行政書士」資格も付与されます。

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★の数「15個」

① 受験資格の難易 ★★★★★ 特になし
学歴や実務経験といった制約がないため挑戦しやすい国家資格と言えるでしょう。

② 期待できる収入 ★★★★☆
大体、平均して800万円~1,000万円以上と言われています。資格の取得後は会計事務所への就職を目指しますが、スキルを磨けば将来的に独立することも夢ではありません。ある程度のキャリアを積んでから独立するのが普通です。独立開業後は、努力次第で収入も増えてゆきます。見事に独立を果たし、1,000万円以上の年収を稼ぐ公認会計士も見られます。

③ 取得までに要する時間 ★☆☆☆☆
必要な勉強時間は3,000時間~6,000時間とも言われており、試験当日は幅広い分野から出題されます。専門学校に通い、3年以上の期間が必要です。

④ 試験の難易度 ★☆☆☆☆
合格率は10%前後です。
短答式試験:マークシート方式で
・財務会計論
・管理会計論
・監査論
・企業法
論文式試験:記述方式で
・会計学
・監査論
・企業法
・租税法
・選択科目(経営学・経済学・民法・統計学の1科目)と広範な専門的知識を要します。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★★★☆
合格後は、監査法人などで仕事をしつつ補修所で勉強しないといけないので、1~2年目は大変です。もっとも、3年目くらいからは少し余裕も出て、休暇も取れるときには取れるし給料も良いので、女性の方にもおススメです。大手の監査法人でキャリアを積み、スタートアップの会社にCFO(最高財務責任者)として迎えられる場合もあります。お金にシビアな方が多い気がします。

4、弁理士


弁理士は知的財産を取り扱うスペシャリストです。特許や意匠、商標などの知的財産を権利化する際の手続きに関わります。特許や実用新案、意匠、商標登録といった知的財産は、アイデア商品が巨万の富を生み出す現代において、きわめて価値の高いものとなっています。弁理士は、個人が自分のアイデアを特許庁へ申請したいときに、その手続きを代行します。

★の数「16個」

① 受験資格の難易 ★★★★★ 特になし
学歴や実務経験といった制約がないため挑戦しやすい国家資格と言えるでしょう。

② 期待できる収入 ★★★★☆
大体、平均して700万円~1500万円と言われています。今後もその需要が衰えることはないでしょう。社会の知財システムの中心で活躍する貴重な存在です。独立開業も可能で、自らの営業努力次第で高収入が見込めます。

③ 取得までに要する時間 ★★☆☆☆
3年程度です。合格までに必要な勉強時間は一般的に約3000時間と言われています。

④ 試験の難易度 ★★☆☆☆
合格率は6〜7%です。複数回受験している人も多く、資格の難易度は高いでしょう。有資格者の8割以上は理系学部の出身者と言われています。知的財産を守る分野の技術研究などを理解するためには、工学系の深い専門知識が必要となるためです。特定の分野に強く、その分野のスキルが高ければ、年収上がっていくでしょう。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★★☆☆
経済の国際化で海外企業との競争も激化している現在、特許をめぐるさまざまな攻防は「特許戦争」とまで言われるほど激化の一途をたどっています。それに伴い、弁理士の仕事もより重要性を高め、かつ急速に国際化しつつあります。仕事は、多様かつ複雑であり、専門的な特許知識だけでなく、案件ごとに専門外の知識も必要になってきます。複雑な業務を効率よくこなせる緻密さと根気が求められますし、専門外の知識もすみやかに吸収できる理解力や向学心も欠かすことができません。

5、行政書士


行政書士は会社設立では店舗の許認可に関する書類を作成したり、役所への申請を代行する仕事です。取り扱う仕事の幅が非常に広く、行政書士にしかできない業務もあるため、社会的信用を活かして、経営の仕方次第では高収入も見込めると言われています。

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★の数「15個」

① 受験資格の難易 ★★★★★ 特になし
学歴や実務経験といった制約がないため挑戦しやすい国家資格と言えるでしょう。

② 期待できる収入 ★★☆☆☆
平均して300万円~700万円と言われています。将来性においても手堅い資格だと言えるでしょう。事務所の社員として勤務している場合、さほど高収入は得られないかもしれません。もっとも、経験を積んで独立開業すれば、実力次第で収入は増えてゆきます。ただし、開業した場合、地道な営業努力は不可欠です。全体的に行政書士業だけで生計を立てている方は多いとは言えません。

③ 取得までに要する時間 ★★★☆☆
大体1年程度です。合格までに必要な勉強時間は、一般的に約1000時間前後と言われています。短期では、6か月前後で合格する方もいらっしゃいます。

④ 試験の難易度 ★★★☆☆
他の法律系資格に比べて出題範囲が限られているため、法律系資格の中では目指しやすいと言えるでしょう。合格率も10%前後で法律系資格の中では比較的高めです。受験資格も特に設けられていないため、誰でも挑戦することができます。試験内容は「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関連する一般知識等」から構成されており、法律の知識だけでなく、政治や経済、社会、情報通信といった一般知識までも求められています。その幅広い出題範囲、専門的な内容から、近年、試験の難度が跳ね上がっており、難関国家試験と言われています。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★☆☆☆
行政書士の仕事は、元々、需要が減るような業務ではないので比較的、安定した収入が見込みやすいです。その上、年を追うごとに許認可事項の数は増えており、手続きも複雑化しているため行政書士の出番は増え続けています。既存のモデルにとらわれず、新しい分野を開拓し、経営センスのある方はさらに活躍ができると思います。

6、司法書士


裁判所や検察、法務局などに提出する書類作成を専門にする司法書士も高収入を狙いやすい職業です。将来的な独立が狙え、独立後は1,000万円以上の年収も見えてきます。不動産会社の権利の記録である登記の仕事は、司法書士だけができるものです。独占権限があるため、安定して稼げます。
しかし、司法書士試験の難易度は非常に高く、ダブルライセンスの取得を目指す方の中でも複数回の受験をする方は少なくありません。

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★の数「13個」

① 受験資格の難易 ★★★★★ 特になし
学歴や実務経験といった制約はありません。

② 期待できる収入 ★★★☆☆
大体、平均して600万円~1000万円と言われています。事務所所属の新人時代には、さほど高収入は期待できません。独立後には、その評判に応じて収入が増えてゆきます。公務員に近いような仕事内容から、司法書士は社会に不可欠な存在であり、需要は常にありますので将来性のある職業です。独立しない場合の年収は600万円前後と言われています。司法書士で稼ぎたいと考えている方は、将来の独立が前提になるでしょう。

③ 取得までに要する時間 ★☆☆☆☆
大体3年前後です。合格までに必要な勉強時間は一般的に約4000時間と言われています。

④  試験の難易度 ★★☆☆☆
合格率3%に満たない超難関です。広範な法律の知識が要求されるため、猛勉強は必至です。独学で挑戦する人もいますが、試験範囲が広いため、専門学校に通ったり、通信講座を受講する必要があります。効率的に学習し、しっかりと受験対策を施すことが大切です。学歴などの受験要件がないため誰でも挑戦できる資格ですが、法律に関する幅広い知識が求められるため、何年も受験も繰り返す人も少なくありません。

⑤  士業者(取得者)の実際の声 ★★☆☆☆
司法書士の資格を取得して、既存の司法書士の事務所に所属して、経験を積み、顧客の信頼を得て人脈を築いたのち独立します。独立開業までに、宅建主任者や土地家屋調査士、行政書士といった不動産登記の関連資格も取得しておけば、総合的な法律事務所を立ち上げることができ、より事業が成功しやすくなるでしょう。その場合も営業努力、コミュニケーション能力が大切です。

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7、社会保険労務士


国家資格の1つであり、試験では「社会保険」や「人事労務」に関する知識が問われます。試験時間は5時間であり、広い分野から出題される資格なので、取得を目指す場合は余裕を持って準備を進めなければなりません。 多くの法令に精通していなければ、提出書類を作成することもままなりません。煩雑になりがちな事務作業を的確かつ迅速にこなすために、法令に関する正確な知識はもちろん、とても高度な事務処理能力が要求されます。

★の数「14個」

① 受験資格の難易 ★★★☆☆ あり
学歴(短大卒など)、所有資格(行政書士など)の条件が定められています。

② 期待できる収入 ★★★☆☆
大体、平均して400万円~800万円と言われています。将来性においても手堅い資格だと言えるでしょう。社会保険労務士事務所、法律事務所、コンサルタント会社、一般企業の総務部などがあります。高収入を狙うのであれば就職先・転職先にもこだわる必要があるでしょう。

③ 取得までに要する時間 ★★★☆☆
1年~2年程度です。合格までに必要な勉強時間は一般的に約2000時間と言われています。

④ 試験の難易度 ★★☆☆☆
合格率は5.00%前後です。出題範囲の広さが特徴となっています。不得意な分野や科目ができないように、満遍なくバランスよく学習する必要があります。過去の出題をまとめた問題集を活用できますが、法令は頻繁に更新されているため、過去問だけに頼るのは危険です。近年、合格率が減少し、試験の難度が飛躍的に跳ね上がっています。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★★☆☆
合格後は、自分で顧客を獲得していくことになります。また、特定社労士の資格も早めに取っておくといいです。法令が年々改正されるので合格後も勉強は欠かせません。常に学ぶ姿勢を持っている方にはおすすめです。労働分野も年金分野もこれから専門家が必要とされてくると思います。

8、日商簿記1級


受験者数が年間で70万人を超える大人気資格であり、取得をすると就職先・転職先の幅が一気に広がります。また手当が出る企業も珍しくありません。勤め先の業種が限定されない点も、日商簿記の大きな魅力と言えるでしょう。
日商簿記の試験は、1級~3級と初級の4段階に分けられています。1級を取得すると税理士試験の受験資格を得ることができ、税理士試験の登竜門としても知られています。 

★の数「17個」

① 受験資格の難易 ★★★★★ あり
特になし

② 期待できる収入 ★★☆☆☆
勤め先によって大きく異なります。就職先、転職先の幅が一気に広がります。

③ 取得までに要する時間 ★★★★☆
半年~1年です。

④ 試験の難易度 ★★★★☆
難易度は級ごとに異なりますが、1級取得に必要な勉強時間は500時間~600時間と言われています。1級は少し難易度が高いですが、取得すれば確実にキャリアアップにつながるでしょう。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★☆☆☆
簿記は、行政書士といった士業と違って、独立開業をして仕事をするのではなく一般企業内で活躍できる資格であると言えます。企業に雇われて働くよりも自分でビジネスを立ち上げたい!という希望がある場合は、簿記の資格を取り自分のビジネスにつなげると成功に役立つと思います。

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9、税理士


税理士は、企業や個人から依頼を受けて、所得税や法人税、相続税、固定資産税、事業税などの税務業務を代行し、各種書類の作成や税に関する相談を受け付けます。高収入・安定した収入を狙いやすい職業として広く知られています。税理士事務所へ就職するだけでも収入アップには繋がりますし、スキルを磨けば将来的に独立することもできるでしょう。
また、「学識・資格・職歴・認定」のうち、いずれか1つの受験資格を満たさなければなりません。
取得が非常に難しい資格です。もっとも、収入面だけではなく、社会的にステータスが高い職業なので、自信のある方は積極的に狙ってみましょう。 

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★の数「13個」
① 受験資格の難易 ★★★☆☆ あり
「学識・資格・職歴・認定」のうち、1つを満たす必要があります。

② 期待できる収入 ★★★★☆
勤め先によって異なりますが、独立をすれば1,000万円以上の年収も夢ではありません。もっとも、資格取得直後の駆け出し税理士として税理士事務所や会計事務所に勤務している間は、さほど大きな収入は望めません。

③ 取得までに要する時間 ★☆☆☆☆
大体5年前後かかります。専門大学院を活用し、科目免除を活用する受験生も少なくありません。1年に1~2科目の合格を目指し、5科目全ての合格を目指すのがオーソドックスです。司法試験と異なり、一度、科目合格をすると永年その科目は免除されるのが救いです。

④ 試験の難易度 ★★☆☆☆
税理士は難関国家資格であり、国内の資格の中でも非常に難易度が高いと言われています。短い人で2,500時間、中には5,000時間以上かけて勉強する人も見られるほどです。試験では、「簿記論」と「財務諸表論」の必須2科目、「所得税法」または「法人税法」から選択した1科目、「相続税法」「消費税法または酒税法」「国税徴収法」「住民税または事業税」「固定資産税」のうちから選択した2科目、計5科目で試験が実施されます。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★★☆☆
税理士業界は後継者不足で困っている事務所が多いといわれています。AI導入で無くなる資格などと言われていますが、中小企業であるクライアントのIT化を進めていくのが先という状況です。まだまだ仕事はたくさんありますし、企業の方と直接触れ合って一緒にその会社を盛り立てていくという面白みもあります。

10、弁護士(司法試験)


公認会計士と並んで、弁護士も特に高収入を狙いやすい職業です。平均年収は公認会計士とほぼ同じであり、弁護士も将来的に独立を狙えます。独立を果たせば、1,000万円以上の年収も夢ではありません。
しかし、弁護士になるためには司法試験に合格することが必須であり、この司法試験の難易度は全資格の中でもトップクラスです。一般的に必要な勉強時間は8,000時間~10,000時間とされており、法律に関するあらゆる知識を身につける必要があります。
また、2020年現在、大学卒業後、法科大学院課程を修了していない方は、予備試験に合格しなければ、そもそも受験資格を得られません。 
司法試験合格により、公認会計士試験の1次試験が免除され、2次の論文式試験も一部の科目が免除されることから、ダブルライセンス取得により差別化を図る方も増えてきました。

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★の数「11個」

① 受験資格の難易 ★☆☆☆☆ あり(2020年現在)
・法科大学院の課程を修了し、5年間に受験回数制限(5回)の範囲内である者
・司法試験予備試験に合格した者

② 期待できる収入 ★★★★☆ 
勤め先によって異なりますが、大体700万円~1,000万円以上と言われています。独立をすれば1,000万円以上の年収も夢ではありません。ただし、弁護士は、民間の弁護士事務所に勤務する場合、最初は見習いの状態からキャリアを始めなければなりませんので、収入の面では苦労が伴うでしょう。また、独立後は、弁護士としての能力だけでなく、経営手腕を発揮できなければ成功は難しいと思います。「労働時間が単純に長い」ことと比例する収入との見方もあります。

③ 取得までに要する時間 ★☆☆☆☆
大体3年から10年かかります。20年かけても合格に至らない場合も珍しくはありません。5年間の受験回数制限内に受からなかった5振(以前は3振)者が、再度、受験資格を得るために法科大学院に進学する、予備試験合格を目指す例も少なくありません。

④ 試験の難易度 ★☆☆☆☆
資格試験のなかでも最難関として名高い司法試験です。司法制度改革の一環で、法曹界の人手不足を招いているとして試験内容および試験方式が変更されました。そのこともあり、現在では旧司法試験よりも敷居がかなり下がっています。また、旧司法試験に比べて、新司法試験出身の法曹の質まで下がっていると主張する識者もおります。とはいえ、いまだ国内では難関試験であることには変わりはありません。

⑤ 士業者(取得者)の実際の声 ★★★★☆
知識をもとにして、提示された事例を分析し、問題点を解決する能力が求められています。そのため、物事に対する分析力や判断力、理解力が必須であり、柔軟な発想力も持ち合わせていなければ問題に対処することはできないでしょう。仕事は、多様かつ複雑であり、専門的な知識だけでなく、案件ごとに専門外の知識も必要になってきますので、とてもやりがいのある仕事です。

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■分析
前記を基にトップ10を集計しました。特に差がついたのは「受験資格の有無」です。
宅建士、行政書士のように誰でも受験できる資格は★(順位)があがりました。一方、司法試験のように法科大学院や予備試験合格が受験要件の資格は★(順位)が下がりました。
次に「取得までに要する時間」と「試験の難易度」で明暗を分けました。特に「取得までに要する時間」では公認会計士、司法書士、税理士、弁護士は長期間の学習を要し、★(順位)が下がりました。
以下の通り、資格試験としての「お勧め度」はコストパフォーマンスの観点から下記の通りとなりました。

◆お勧めランキング
お勧め順位  資格名    ★の数(最大25個)
1位    中小企業診断士   18個
2位    日商簿記1級     17個
3位    宅地建物取引士    16個
3位    弁理士        16個
5位    行政書士       15個
5位    公認会計士      15個
7位    社会保険労務士    14個
8位    司法書士       13個
8位    税理士        13個
10位    弁護士(司法試験)  11個

※本ランキングは、筆者の表現の自由(憲法第21条1項)に基づく「独断と偏見」になります。苦情は一切受け付けておりません。実際にお会いした機会に、やんわりと仰って頂きたいと思います。

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資格コンサル
宮﨑 貴博



サポートして下さった方と定期的なネット勉強会・懇親会により素敵な交流を企画して参りたいと思います。混沌する世の中を協力して乗り切っていきましょう!