見出し画像

始皇帝の不老不死の薬とは?

皆さん、こんにちは!

今回は「茶人」の一人として健康増進の一助に役立てて頂きたく記事を掲載します。

現代の病を予防する術「過去の歴史・叡智」の中にも存在するはずです。

そもそも、お茶の発祥地は中国南西の雲南省あたりの山地と言われています。

紀元前2700年頃の 書物「食経」「茶を飲めば力が出て気分がよくなる」との記述があります。

「神農草本」 という書物にも、「神農は百草を味わい、一日七十二の毒にあい、茶を得てこれを解毒する」お茶の薬用を説いた一説があります。

画像2

神農帝君は古代の伝説上の神です(大地や薬を司りました)。

太古のお茶は、今以上に貴重な医薬品でした。

画像4


1191年(鎌倉時代)に宋から帰国した栄西禅師は、臨済宗を伝えると共にお茶の種子を平戸の地に蒔き、抹茶のルーツとなる製茶方法やお茶のたて方を人々に伝授しました。 

鎌倉幕府3代将軍・源実朝に献上した有名な「喫茶養生記」の冒頭は、
「茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり」は、現代にも 通じるお茶についての名言です。

秦の始皇帝の頃から求められてきた不老不死の薬は、 実は抹茶だったという説もあります。 

始皇帝1


当時は「皇帝」や王といった位の高い貴族しか飲めませんでした。

現代ではその薬効は変わりませんが、手軽に飲用できるようになりました。

本当にいい時代になったものです。

また近年、抹茶が海外でスーパーフードとして扱われています。

その理由は、豊富な栄養素にあるとされています。

「カテキン、テアニン、カフェイン、フッ素、γ-アミノ酪酸(GABA)、ビタミン(ビタミンC、B2、葉酸、βカロテン、ビタミンEなど)、ミネラル(カリウム、カルシウム、リン、マンガンなど)、サポニン、クロロフィル」

など、実に多くの成分が含まれています。

◆抹茶に含まれる主な成分と働き
・カテキン…抗酸化作用、アンチエイジング効果
・テアニン…リラックス効果、睡眠の質改善
・カフェイン…大脳の働きを活発にし、疲労感や眠気を除去する、
 脂肪燃焼効果
・フッ素…虫歯予防、口中消毒効果
・γ-アミノ酪酸(GABA)…リラックス効果、血圧低下作用
・サポニン…抗インフルエンザ効果
・クロロフィル…デトックス効果
・食物繊維…便秘改善、ダイエット効果


抹茶は他のお茶とは異なり、茶葉をまるごとすりつぶして粉にするため、これらの良質な栄養素を余すことなく口にすることができます。

まさに古今東西の「万能薬」と言えるでしょう。

抹茶でなくても市販されている粉末緑茶はスーパーなどで手軽に手に入ります。

ご自分で濃度を調整し、服用するとペットボトルを購入するより安価で、継続できます。

混沌とした時代にこそ古人の叡智を謙虚に受け止め、難局を乗り切りたいものです。

→ 下記の「茶道MAP」を詳しくお知りになりたい方は「こちら」から

画像3


さらに詳しいお茶の「薬効」をご覧になりたい方は、運営する

→ こちらのWebサイトをご覧になってください。

茶道三谷流四ツ谷会 代表 宮崎貴博

サポートして下さった方と定期的なネット勉強会・懇親会により素敵な交流を企画して参りたいと思います。混沌する世の中を協力して乗り切っていきましょう!