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今日モドコカノ、知ラナイ誰カト

どこにも、居場所なんてない
家でも学校でも会社でも…なんて思うことは、30過ぎたこの頃でも時々ある

ちょっと一息ついて安堵したのもつかの間、状況が変わればここにいても良いのかと急にビクビクしたりもする
永久に安心した場所を見つけるのは、なかなか至難の技だ

否定されるかも、拒否されるかも
「でもいいや」と思って開き直って振る舞うか、極力琴線に触れない範囲で接しようと思ってしまうものだ

そんな私にとっては、インターネットの世界は、居心地がよい

膨大な情報の中にまみれて、自由に動き回れる
無限に広くなった次元の中で、いつでも修復できて、どこでもやり直せる楽さがある

もう「じぶん」である必要すらない
空間に漂う人体の殻を魂が斜めから見下ろしていても生きていけるくらいだ

自粛によって、初めはよりオンラインの世界に浸かっていられるこの心地よさに満足していたが
その分どこか時空が歪んでしまって、リアルな世界が一層生きにくくなったよう感じる

半年、1ヶ月どころか、明日落ち着ける場所もないのかもしれないと思うと
なんだか震えて泣けてくるような、寄る辺ない日々を過ごしている

特に何があったというわけじゃない
ただ、身近なものが時々なぜか怖くなり、今日もどこかの知らない誰かと
なんのあたりさわりもないことを話している方が、少しだけ気が紛れるような気がしているんだ

図解でコミュニケーションを変えることをミッションにここ3年くらい活動