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カフェメニューはいずこ

次女がお料理をしている、ビックリする程の意味は無く、彼女は鬱で休んでいるので、その間に好きな時間を過ごしているのだ。

実は我が家はカフェをするという野望がある、カフェと言えばコーヒーとかスイーツだとかが周流だと思うが、我が家はご飯も提供して、中食分野にも攻め入ろうと思っている。

次女は現在の休みを利用して、カフェメニューの開発に入っている、今日はキンパの様だ。

キンパ?それってカフェのメニューの?????????????????

こちらの思いとは裏腹にちょっと前にはヤンニョムチキン?それは韓国料理屋でしょう、カフェでは無い筈。

次女の作ったヤンニョムチキン

幾ら推しが韓国アイドルとは言え、元々のカフェはアメリカンスタイルで行くんじゃ無かったのかい。

プルドホークやらプルドチキンやらの試作をしていたじゃ無いですかい、その旨を言ってみると。

「だって食べたかったんだもん。」

まあ食べたい物作るよね、惣菜も売るのであれば選択肢ありと判断して、どのくらいの単価で作れるのか確認している。

野菜は時期によって値段が跳ね上がるし、肉もこれからは高くなるだろう、穀物が高くなれば飼料の上がるからね。

人件費はちゃんと計算に入れたい、居酒屋に居て思ったのは、人件費よりも売れる値段を付ける。

材料の三倍くらいで良いんじゃない?

大体そうなのだけど、それだと人件費が算入されにくい、だから居酒屋ってブラックだったりするのです。

「でもさ、家で作ると安いよね、何作っても安い。」次女が解かりみが深ーいとばかりに言ってくる。

そうだよ、だから君たちが小さい頃は頑張って作って、朝ご飯、お弁当、夕ご飯を6人分作ってたんじゃないか。

時間的にも余り恵まれて無かったから、基本時間のかからない料理をしていたのだが、ある日の事。

買い物に行く時間も無い、お金も少ない、家にはミンチと根野菜しかないと来た。

ドライカレー?コロッケ?少ない選択肢の中からコロッケに決定、ミンチと玉ねぎを炒めて、蒸して潰したジャガイモにイン、形を整えて小麦粉、卵、パン粉を付けて揚げるだけ。

野菜が居るので冷蔵庫に有った葉野菜を添えて、ケチャップとウスターソースを混ぜて温めて掛ける。

これとホワイトソースを作った時の三女の「お母さんスゴイ。」が忘れられなくて、お節も作ったし、保存食も作ってきた。

人は褒めれれるといい気になる、じゃなくてやる気になる、褒めてくれる娘がいて良かったな。

次女の料理を見て思っている。



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