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8月15日は完治の日?????

一昨日は8月15日だった、終戦記念日だとか、従妹の誕生日だったりとか、その日に関わることは色々有るけど、夕方嬉しい事が起きた。

○○の日ってのが沢山有って、何が自分にとって大切かで決まる、従妹にとっては、自分の誕生日の方が終戦記念日よりも大事だったりね。

一昨日は普段通りの一日で、次女は仕事に行って、私はツナ君と家でゆっくりしていた。

ツナ君は毎日3~4回目薬をしている。

数年前に長女が出て行って、人間3人と猫2匹の生活に、成ってからになる。

ツナ君の眼がおかしい事に気付いた。

のんびりツナ君

何がおかしいって言われると、今となっては何となく目ヤニが出るとか、見え難そうにしているとかしか言えない。

人間が見ていて、何だか変だなと感じる位には、おかしい状態だった。

「僕、お医者さんに連れて行くわ。」三女が言って、その日の内に連れて行った。

その頃はタクシーという考えも無く、20分ほどの道を歩いて動物病院に行かなければ為らない。

「大丈夫??」と三女に答える。

「僕よりツナ君の方が大変やもん、行ってくる。」そう言って病院に行った。

この判断が良かった、実はツナ君はヘルペスで、眼は片方が失明寸前だった。

家猫だから大丈夫でしょと言う勿れ、猫の眼が見えなくなると言うのは、寿命を縮める。

ランちゃんの今の姿

動物はどんな動物でもそれまで出来ていたことが出来なくなると、寿命は縮むそうだ。

そうなんや直さんと、と考えてツナ君の投薬も飲ませ、目薬は日に数回という生活を送っていた。

それでもツナ君の眼はなかなか良くならない、週一でお医者さんに行って、状況を聞いてきた三女が言った。

「何かね、簡単には治らないみたい。」この生活がずっと続くのか、ほんの少しの絶望が頭にもたげる。

ここまで頑張ってもちゃんと治らないって事は、治らないんとちゃうん。

子猫だったアグリの今の姿

「お医者さんの言う事には、薬でヘルペスは落ち着いているんやけど、眼にね黒いのが出来ていて、それが取れないと完治には成らないやしいんよ。」何やてとれんのか。

「どうもね、先生も知り合いの眼科専門(これは犬猫専門の方です)の人に聞いてみたら、黒いのが集まってきたら、ペロッと取ったら良いって事やったらしいんよ。」やってや、それやってや。

「それでツナ君の眼を見てみたんやけど、先生では出来ないみたい、やっぱり専門医じゃ無いとね。」溜息しか出ない。

「犬猫の眼の専門医が奈良にいて、そこなら手術も出来るし、見て貰えそうやけど。」車の無い我が家には奈良まではハードルが高い。

週一に行くってのもちょっと現実味薄い状態だよね。

そんな感じで、いつもの動物病院で週一で診て貰っていて、ツナ君の状態も落ち着いているようだった。

そんな時に、名古屋に犬猫専門の動物病院が出来たと、いつもの病院で聞いた。

『そこで手術したら直ぐに治るんじゃない??』

私の頭はその考えで一杯になった、だって手術して治るんだったらその方が良いでしょ、彼は保険も入って居るし。

名古屋には次女が連れて行く事になった、三女は公私ともに忙しい時期だったし、その頃我が家はアグリという子猫をお迎えして、大変な時期でもあったからだ。

次女が連れて行くと、もう気持ちは治ったツナ君を考えている、眼が気になるのかガリガリする事も無くなるだろう。

帰ってきた次女に聞いた。

「手術できるって??」

次女は首を横に振る、なんだなんだいけないって言うのか??

「先生に聞いたんやけど、ツナ君の病名って角膜黒色壊死症って言って、目の表面に黒いものが浮いているんやけど、手術も出来るけどこれって置いて於くと勝手に剥がれてくる時が有るんやって、小さい動物は出来るだけ手術しない方が良いし、このままにしても剥がれてくるかもしれないのやったら、このまま様子見た方が良いんじゃないかって話で。」

なる程、このままでも治る可能性があるのなら、手術は要らないのかも知れない。

それから、毎日3回以上の目薬(1度してから10分後又目薬をするのが1回)をして、一月に一度専門医に診せる生活。

三女は彼氏と住むために大阪に行って、ランちゃんとアグリちゃんは連れて行った。

数か月前にやっと、もう一寸で黒い所が剥がれて、その下の部分に綺麗な角膜が出来ていたら、後は数か月に一度の診察で良くなると言われた。

いつなん???いつなん???何でもせからしい私には、待つのが本当につらかった。

でもさ、自分では如何にも為らない、勿論ツナ君も何もできない、時間が過ぎて黒い所が落ちてくるのを待つのみだ。

その黒い所が一昨日の8月15日に落ちてきていた。

三回目の目薬をしようとしたら、眼の下の方に黒いものがある、あれっ、イザった??

目薬を点すと、外に出てきた、気持ちは飛び上がって喜んでいた、クララが立ったとハイジが叫んだくらいの喜びだ。

思わずLINEで次女に報告、何かスタンプが送られてきたが、気持ちは同じ喜ばしいのだ。

黒いのが有った所も綺麗そう、これで明日は名古屋のお医者さんに見て貰って、確認して貰えばきっと完治だ。

やったーという意味で、これからの8月15日は我が家では完治の日としよう。

これで完治じゃ無かったら泣くけどね。


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