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しごとの話_コトブキッチン①

2017年12月3日にオープンさせたのは『コトブキッチン』。
事務所として使っていた場所の隣の空き店舗でした。
正式名称『お食事とお持ち帰りのデリカテッセン コトブキッチン』です。

きっかけ

私たちの生活って、自由な時間ってどうしても夜になってしまいませんか?
さあ仕事を終えて、晩ご飯を買って帰ろう!とすると、デパートは閉店時間、スーパーでは茶色いお惣菜(いわゆる揚げ物)が半額で残って、コンビニのサラダは売り切れていることがあります。
疲れた身体は美味しいものを求めているのだけど、午前中のデパ地下のように、食欲を刺激するような色とりどりのお惣菜は、“幻”の時間帯なのです。

お店のつくりかた

5席のワインバーを1年半経営していただけの私にとって、店舗面積が倍となり、飲食店になるのは、富士山級の山登りのようなもの。
そこで店舗設計については、前年に商店街内の物件で賞を受賞した盟友に、足りないメニューづくりの部分にはフードコーディネーターを迎えるという体制をつくりました。

設計:タムタムデザイン(http://tamtamdesign.net/

コンセプト

苦労したのがコンセプト部分です。
世の中美味しいものはどこにでも溢れています。商店街の奥まった立地と相まって、どこにでもあるようなお惣菜屋さんではわざわざ来てくれる理由にはならないだろう、そう考えました。
“身体に良い”、“気分が上がる”というキーワードをもとに、フードコーディネーターと一緒に悩みに悩んでいたとき、降りてきたのが『カラフル』という言葉でした。
野菜は、自然のままで『カラフル』です。その『カラフル』は野菜そのものが持つ栄養素の色。その野菜の『カラフル』をベースに、基本となる4色の栄養別に種類と色分けをし、簡単に自分の身体が今必要なものを手に取れるようにしました。

という理由から、ショーケースに並ぶお惣菜は、
赤(お肉とかお魚)2,3種
緑(お野菜)4種
黄色(卵やチーズ)2種
黒(きのこやごま)1種
という10種類くらいの構成になっています。

そして、夜23時までお惣菜を購入できるのです。

▶もしご興味がありましたら
コトブキッチン
株式会社三角形

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