台湾には美味しいものが、あふれていた|台北グルメ備忘録
わたしが小学生の頃、
新宿から転校してきた同級生のRちゃんは、
台湾人のお母さんと日本人のお父さんのハーフで、
とっても綺麗な顔立ちをしていた。
Rちゃんは、台湾に住んでいたということもあって、
台湾の言葉も日本の言葉も、どちらも話せるバイリンガルだった。
そして、とにかく頭の良い女の子だった。
小学生のわたしは、
まだ一度も日本から出たことはなかったけれど、
夕方にNHKで放送されている海外ドラマが大好きで。
日本ではない、他の国へ強い憧れを抱いていたこともあり、
Rちゃんと仲良くなってからは台湾への憧れが強くなっていた。
日本から飛行機で3時間ほどでいける台湾。
大人になったら、初めての海外旅行は台湾へ行こうと決めていたのに
結局始めて台湾を訪れたのは、
昨年の10月の29歳になってからだった。
⌘
台湾には美味しいご飯があふれている
台湾の旅は、新婚旅行も兼ねていたので、
5泊6日の長旅スケジュールにした。
私にとっては初めての台湾だけれど、
夫にとっては何度も訪れている台湾。
仕事で台湾に行けるだなんて、羨ましい限りだなーなんて
出張の旅に、いつもぶー垂れていた。
ちなみに夫は、かなりのグルメマニアである。
スマホではいつもラーメンやらお寿司のコラムばかりみているし、
テレビをつけてもグルメ番組しか見ない。
孤独のグルメは、一番お気に入りのドラマだと思う。
もちろん台湾の食事に関しても、ほとんどを夫にまかせてた。
そう、夫にまかせたのは、大正解だった。
どのお店で食べても最高に美味しくて、私たちは1日5食ほど食べ続けた。
もちろん、私が行きたいと思っていた
カフェやパン屋さんもおしゃれで、美味しかった。
けれど、夫が選んだ台湾料理を食べることができるお店は、
正直おしゃれさは全くないけれど、単純に美味しいものばかりだった。
台湾には美味しいものがあふれていた。
⌘
台北にある三元號の魚肉飯(ルーローハン)
見た目はただの具が乗ったご飯。いや、実際そうなのだけれども、
具に絡まる油と、甘辛い味付けが絶妙においしい。
お茶碗サイズのルーローハンそれだけが出てくるところも、
日本と違って台湾らしさを感じられる。
そして何よりも、安い。
ちなみに私はこのメニューの中では、
白飯、魚肉飯、拝肉湯しかわからない。
⌘
台北でガチョウを食べる店、阿城鶏肉
何この肉、うまい!
と、マンダリンオリエンタル台北のホテルディナーで
生まれて初めてガチョウを食べた次の日、
ガチョウの肉が忘れられなくて、地元でも通名なガチョウ専門店に行った。
シンプルに、ガチョウとライスのセット。
味付けはお好みで調味料を用意し、ガチョウと調味料を絡めていただく。
柔らかいハムのような、しっかりとしたガチョウの肉。
程よい脂身があり、ぱさつかないし、油で胃もたれも心配ない。
それでかつ、ジューシーなのだから、いくらでも食べれてしまう。
衝撃的な美味しさだった。
美味しすぎるガチョウを食べていてふと、周りを見渡すと
お昼過ぎの時間にお店を訪れたのにもかかわらず、
周りのお客さんはスーツ姿の会社員の人ばかり。
そして皆、ビールや濃いお酒を飲み交わしていた。
お昼過ぎから、同僚たちと乾杯かーいいなー。
日本ではみられない風景だなあと、私たちもビールをいただいた。
うん、うんまい!
⌘
プリプリしじみのにんにく醤油漬けは、欣葉
「さちぽは、食べられないかも。」
と、注文するときに夫が言っていた、しじみとニンニクの醤油漬け。
大ぶりなしじみを使った、台湾の家庭料理だそう。
確かに私は、しじみやあさりなどの貝類があまり得意ではないけれど、
絶対に食べられないというほどではない。
それなのに、「食べられない」とは、どうゆうことなのだろうか?
と、疑問に思っていたところに、
料理が運ばれてきてすぐに理解した。
ニンニクと一緒に、独特な香辛料のような香り、そしてお酒の匂い。
なんと言い表したら良いのか、わからないけれども、
生まれて初めての香りに、「これは確かに好みが分かれそうだ」と瞬時に思った。
ただ、この料理、
夫にとっては大好物なようで、
似たような料理は日本にもあるけど、
こんなにしじみに火を通さず、プリプリしていることはないそうだ。
おいしそうに食べる夫をみて、私もひとつ、いただく。
んー!なにこれー!うまーい!
大ぶりなしじみがプリプリ!
口に入れた瞬間、アルコールがグッと鼻の中を通り過ぎていく感じも
酒好きな私にはたまらなく美味しい。
夫は、貝類があまり得意ではない私が
こんなに食べるとは思っていなかったようで
嬉しい気持ちと複雑な気持ち(どんどん私が食べたので)が
混ざっているように見えた。
ちなみに、ワタリガニのおこわも、絶対にもう一度食べたい一品。
なんてったって、見た目からしてインパクトが大きい。
そして蟹味噌と、おこわの味付けが絶品!
屋台などで食べる台湾料理も美味しいけれど、
レストランで食べる台湾料理も、もう一度食べに行きたい。
⌘
台湾ビールと台湾茶
屋台でも、路面店でも、レストランでも、
ひたすら食べて食べて食べまくりだった台湾の旅。
一度に書き切れないほど、たくさん食べて、たくさん感動した。
どこで食べても、何を食べても
全てが美味しくて、まだまだ食べ飽きない台湾。
そして何より、台湾ビールが旅を楽しく美味しくしてくれていた。
この旅行でどのくらいビールを飲んだのかは計り知れないけれど、
お茶を買うよ売りも安いビールに、楽しませてもらった。
帰国してから、お土産で買った台湾茶に激ハマりして、
今では台湾茶葉がストックされるようになった。
また台湾へ行った時には、
たくさんの台湾茶をお土産に買ってこよう。
いただいたサポートは、今後の活動費として使用させていただきます。もし良ければ、よろしくお願いいたします。