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サチコのことわざウナ27「釈迦に説法、タナカカツキさんにサ道」

こんにちは。

サウナのサチコです。4日ぶりの復活です。2日前にも番外編を投稿したから、大してご無沙汰しておりませんが。 数少ない、おそらく日本に5人くらい存在している(ちょっと増えました)サチコファンに、ご挨拶申し上げます。

お待たせいたしました!


復活記念日のことわざウナは、「釈迦に説法、タナカカツキさんにサ道」です。え? 最初の画像? タナカカツキさんに決まってるじゃないですか。「マンガで読むサウナ道 サ道」をもちろんご存じですよね? あの作者の、あのサウナを広めた神と言われるタナカカツキさんを、とうとうサチコは粘土人形にしてしまったのです!!なんて恐れ多い。

しかし私よりもっと恐れ多いことをする男がいました。よりによってあのタナカカツキさんに、よりによってあの「サ道」を説く不届き者が!!

コイツ↓

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「サウナでととのうには、3セット必要なんです。3セットって分かります? サウナと水風呂と外気浴です」 


やってしまいましたね。サウナの神の肩に手なんか置いちゃって、上からかなり偉そうに言ってしまいました。あ〜恥ずかしい。それに対してタナカさんの懐の大きいこと。お釈迦様のような穏やかな表情で聞いていらっしゃいます。

前後しましたが、「釈迦に説法」とは「その道のことを知り尽くしている人に、それを教えようとする愚かさのたとえ」です。要するにおせっかいなんです。でも皆さんだって、一度くらいはこういう経験ありませんか?

私はあります。おせっかいですから。


あれは確か(始まったよ)、

一年浪人して臨んだ大学受験の日のこと。私は高3の時に自分の学力より偏差値の高い大学ばかり受けて、すべて落ちていました。バカです。2年目はさすがに私も、自分の学力と同じところと、それより上と、それより下を受けることにしました。その、「それより上」の大学を受けた日のこと。後ろの席の女の子が、私に話しかけてきたんです。

「私、田舎の高校から来たから、東京のこと何もわからなくて。緊張してるんです」

その言葉は私の「おせっかい」魂に火をつけました。見ると彼女は制服を着ています。現役生か・・・。私も緊張していましたが、一応2回目ですから勝手は心得ております(全部落ちたくせに)。

私は早速彼女にこの後の試験の流れや、わからない問題があったらこうするといいだの、あれこれ教えてあげました。その子はウンウンと頷きながら、身を乗り出すようにして私の話を聞いてくれました。

で、

もうおわかりですね。


合格発表の日。掲示板に私の番号はなく、その後ろの彼女の番号がバッチリ書いてありました。あとで調べてみると、彼女が通っていた田舎の学校というのは、東北の有名進学校。現役合格当たり前。はい、これが

釈迦に説法

です。違うかな。まあ、似たようなものです。

それから私は、人から求められない限り、自分から何かを教えようとするのはやめようと思いました。思いましたが、未だに同じようなことを繰り返し、教えてあげたはずの人の方がその道に長けていたり、私より才能のあることが後でわかって、「穴があったら入りたい」状態になります。「釈迦に説法」ということわざには必ず、「穴があったら入りたい」という慣用句がセットで付いてくると覚えましょう。

でも、得た知識は誰かに説明した方が忘れない、しっかり身につくとも言いますよね。タナカカツキさんという師匠にサ道を説いてしまった彼も、のちにはサ道を極め、マイスターになるかもしれません。そして今度は逆に初心者のサウナ雑学を聞いて苦笑いすることになるかも。人生はわかりません。

ただ、

私は何も極めてないけどね。


「サチコのことわざウナ」今日はこの辺で。明日もありますよ(笑)

今日も一日、皆さんがととのいますように。


サウナのサチコより

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