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第2話 健康ランド武蔵野で、私とあなたが「整う」まで

こんばんは。サウナのサチコです。

今日も読んでくださってありがとうございます。

今回はJR武蔵野線、南浦和駅東口から無料送迎バスで15分ほどのところにある、「健康ランド武蔵野」に行ってまいりました。

ここはまず外観に驚きます。真っ白いお城なんです。デカい。

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そして中も、とっても広い!

吹き抜けにシャンデリア、まるでホテルのようです。キッズコーナーやゲームセンターもあるので、家族向きの健康ランドといったところでしょうか。でも私が訪れたのは平日の昼だったので、高齢の方しかいませんでした。

ここはすべての水、お湯にナノ水を使っているのがウリでして、保湿美肌効果を謳っています。ロッカー室も広い!お風呂も広い!そこに数人しかお客さんがいなかったので、ほとんど貸切状態でした。


私がまず気に入ったのは、洗い場のシャワーが強いこと。そしてジェットバスが大きく、水流が強いこと。手すりにつかまっていないと吹き飛ばされそうになります。さらに炭酸風呂が熱めだったこと。大きな泡があっという間に身体につき、お湯から腕を出した途端、泡がプチプチと弾けていくのが分かります。こんなに素敵な炭酸風呂なのに、なぜか隅っこの暗めの場所にありました。

そして炭酸風呂の反対側に位置しているのが、アカスリコーナー。

これが結構、あからさまに見えます(笑) 炭酸風呂からは距離があるのでお客さんの顔まではもちろん見えませんが・・・。髪をまとめた短パンのお姉さんが、全身を使ってお客さんの体の隅々まで洗い上げていきます。

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なんかいやらしい写真になってしまいました。再現するのは難しい。


さて、肝心のサウナです。

やはりサウナも広くて気持ちがいい。明るい。しかも温度が低めで(「サウナイキタイ」には90度とありますが、もっと低く感じました)、私でもゆっくり入っていられます。10分弱くらいでようやく汗が出てくる感じ。私は冷え性で代謝がかなり悪いので、他の方より発汗するのが遅いのかもしれませんが。

時計が1周するのを見て(12分)、外に出ました。苦しさは一切なく、心地よい感じ。そのまま水風呂に入ってみようとして、足が止まりました。まだ身体が十分温まっていないことに気がついたのです。もう一回サウナに入った方がいいのかな。いや、長時間入るより、短い時間を繰り返した方がいいと聞いたこともあります。一体どうしたらいいんだろう。サウナに入ったり出たりしてみる私。途中から、こんなに迷っていて整うわけがないと諦め、ロッカールームに戻りました。館内着に着替えながら思いました。もしかして私が整わないのは、単に意気地が無いから・・・?


お腹がすいてきました。もう14時です。今日は何を食べようかな。和食、焼肉、中華の3つのお店があります。

思いきってコレにしようかと考えましたが、

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やめました。なぜ南浦和でスカイツリーなのか。そしてなぜ天丼なのか。

ここはやっぱり無難な中華、タンメンにしました。ニンニクが入っているようで、タンメンにしてはこってりしていておいしかったです。今日はビールは無し。


端っこの方の席で、向かい合って静かに話している二人がいました。私は人の話を盗み聞きするのが趣味なのでよーく聞いていると、どうやら面接をしているようでした。そういえばスタッフ募集の貼り紙があったっけ。東京にあるようなおしゃれなスパなら若い人もたくさん働いていますが、私が行くような健康ランドで働く人たちは、ほとんど50代、60代に見えます。おそらく見た目より重労働でしょう。さらに24時間営業のところも多いですから、シフト制かもしれません。

のんきにタンメンを食べて清潔なサウナに入っている私は、こうして採用された人たちに支えられているんだなと思いました。


この日も結局整えずに、健康ランド武蔵野をあとにしました。

帰りの無料バスは満席。補助席まで出ました。若い人なら喉が渇けばペットボトルを取り出し、ごくごくと飲むところですが、お婆ちゃん達はそろってアメを取り出します。あちこちでアメをしゃぶる音を聴きながら、窓の外をぼんやり眺める私。ずいぶん日が長くなったなぁ。


おまけ

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仰向けバージョン。


滞在時間 4時間

料金   入館料  1250円(レディースデイ)

     タンメン 825円

     合計   2075円


次回、第3話は「杉戸天然温泉 雅楽(うた)の湯」です。

埼玉県東武動物公園駅でお待ちしています。


サウナのサチコより

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