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サチコのことわざウナ21「サ室の隅をつつく」

おはようございます。今朝も埼玉はいい天気。

サウナのサチコです。

昨晩初めてラインのビデオ電話機能を使って、友だちと話しました。あんなに嫌だと言っていたのに、とうとうやってしまった・・・(笑)。初めは電話で普通に話していたのですが、途中から急にカメラにしようという展開になり、お風呂上がりで化粧もしないまま参加しました。でもラインだと、自分の髪型をリーゼントにしたり、おかっぱにしたり、いろいろ変装できるんですね。うん、これなら恥ずかしくない。いや、そっちの方がいい年して恥ずかしいのかもしれませんが。

久しぶりに友達の顔を見て、いつもの笑顔と動く姿も見ることができて、ホッとしました。でもやっぱり私は、対面の居酒屋飲みの方が好きですけど。

近頃私は、スマホかパソコンをいじってばかり。昨日など一日中パソコンの前で仕事をし、noteの記事を書いていました。ネットに繋げたままなので、自然に1行ニュースも目に入ってきます。「自粛中なのに家族で外出する人」「未だに店を開けている人」「政治家がこんなことを言った」などなど。そしてそれらのニュースには必ず、大衆の反応もくっついてきます。驚くような強い言葉で他人を攻撃し、非難する人がとても多い。皆、正義を振りかざし、ここぞとばかり叩き合っています。

今日はそういった風潮に対して、こんな「ことわざウナ」を考えました。

サ室の隅をつつく


元のことわざは「重箱の隅をつつく」です。「細かいこと、どうでもよいことにわざわざ注目し、難癖をつけること」ですね。これをサウナでは「サ室の隅をつつく」と言います。

つまり ↓

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さ、今日も投稿するぞ。

「サウナの温度、低すぎませんか。客のマナーもなってないし。従業員の愛想も悪くてがっかりしました」


ほとんどのサウナーは、良かったことしか書き込みません。でもたまにこういう投稿も見かけます。なんでわざわざそんなことを書くの?という人が僅かながらいるんです。これらの指摘がすべて「どうでもよいこと」だとは言いませんが、読んでいて気持ちのよいものではありません。知りたい情報でもありません。だってサウナーはサウナが好きなんですから。

自分は正しい、みんなのために言っている。勝手な正義感が物事の見方を歪ませたり、一方向からしか見ないようにしてしまう。顔の見えないネットの恐ろしさです。おそらくこの子は、直接会って話すととてもいい子だと思います。決して目の前にいる人をむやみに攻撃するような子じゃないはず。それがパソコンの前に座ると、人が変わってしまうんです。

今は相手の顔が見えないとき。自分の言葉や行動が、パソコンの向こうに確かに存在している相手にどんな印象を与えるのか、いつも以上に想像しないと危険だと思いました。こうやってネットに書き込む女の子を偉そうに非難している私も、同じ穴のむじなになりかねません。気を付けなくては。

なんか説教くさい、暗い話になってしまった・・・。


では、一つ明るい話を。

先日、紙粘土が残り少ないことに気がつき、いつもの100円ショップに行こうとしたのですが休業中でした。それじゃあネットで買おうかと思って検索すると、安い紙粘土はすべて売り切れているではありませんか。

夏休みでもないのに、紙粘土が売り切れている・・・!!


とうとう粘土の買い占めまで始まったのかと青くなりました(んな訳ないのに)。粘土が買えないなんて、サウナのサチコにとって死活問題です。かと言ってこれまで一つ100円の紙粘土で済ませていた私が、一つ500円もする粘土をネットで買うのはちょっと・・・。そうだ、少し遠くなるけど、ホームセンターの中にも100円ショップがあったはず。今日はそっちに行ってみようと、散歩がてら足をのばすことにしました。

広い。商品が豊富。入り口には「一つのグループ、一つの家族に、お一人だけの入店をお願いします」という立て看板があります。一応一人で来たけど、これは紙粘土だけ買って早々に退散しなければと思いました。しかし慣れない売り場に戸惑い、ウロウロしてしまう私。ふと前方に店員さんの姿が見えます。私は2メートル離れて声をかけました。「あの、紙粘土はどこにありますか?」

振り返った店員さんは、

直球ど真ん中、私の「どストライク」でした。


それだけです。

明るい話です(私にとって)。


紙粘土はたっぷり売ってました。無事に買えてよかった。

でも、この私の行動だってネットで拡散されたら、叩かれるに違いありません。「紙粘土? 不要不急でしょ」「せめてゴールデンウィークを外して買いに行くこと出来なかったの?」「ネットの記事に慌ててすぐに行動するなんて、バカな大人」「どストライクって何。不謹慎。しかも死語だし」

・・・正しい。どれも反論できません。これらのご指摘に関しては「サ室の隅のこと」とは言えません。私は紙粘土人形で食べているわけではないし、数日記事を書けなくても誰にも迷惑をかけることもありません。店員さんがイケメンだったなどと言って、喜んでいる場合じゃない。私のような人間がいるから、店が混むのです。深く反省しています。

罪悪感と安心感。二つの感情に苛まれながら今日も私は、買ったばかりの紙粘土をこねるのでしょう。そして明日も明後日も「サチコのことわざウナ」は続いていくのです。身勝手なこの私の記事を、最後まで読んでくださってありがとうございました。このまま明日も読んでくださいねとはすごく言いにくいんですけど、読んでください。お願い・・・。

明日も「サチコのことわざウナ」であなたをお待ちしています。


深くこうべを垂れる、サウナのサチコより。


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