30歳になる前の転職時に受けたキャリアカウンセリングで感じたこと
私は10年前に一度転職活動をしました。今、人が「はたらく」ということについて考えているので、その時に感じたことを整理して書いておこうと思います。
私は新卒で入社した会社から今の会社に転職する時に、転職エージェントを利用しました。
そちらで、アドバイザーの方からのキャリアカウンセリングを受けることになったのですが、その担当の方がここまでやっていただけるのか、というぐらい、自分自身のこれまでやってきたことや強みなどを整理していただいたり、アドバイスいただいたりして、本当によかったと今でも感謝しています。
■転職のきっかけとキャリアカウンセリング
元いた会社はすごく好きで、愛社精神もあったし、まわりの人たちも好きだったけど、先を考えた時にこのままではいけないとも感じていて、30歳になる前に転職しようと思ったことが転職のきっかけでした。
いざ転職すると決めたものの、今まで会社の中での世界でしか評価されていなかったし、それが長く続き、外の世界では通用しない、自分にはスキルも強みもないように感じていました。とにかく自信がなかった・・
30歳になる前の女性を受け入れてくれる会社なんてあるのか・・
そんな風に思っていました。
キャリアカウンセリングを定期的に受ける中で、自分自身のこれまでの振り返りだけでなく、面接対策、書類のチェック、メールでのやりとりなど面談以外の時間も含め親身になって伴走していただいたのを今でも覚えています。
本当にありがたかった。自分一人ではきっと転職活動はできなかったですね・・
過去のメールを見返したら、私の書いている内容がまぁひどいもんですが(笑)、、よくぞ私を面接できる状態にまで引き上げてくれたなと思います。
いろんな会社の面接を受け、書類選考、面接も順調に進んでいきました。
けれど、しっくりくる会社がなく、自分がここだ!と思える会社に出会えずにいました。とりあえず受けてみる、そんな感じでした。
そんな状態だから、面接で落ちるところもありました。そりゃそうです。
「次のステップへ進むことができませんでした」ってゆうメールにほっとした感覚にすらなっていました。
アドバイザーの方には申し訳なく思いつつも、別のエージェントでも紹介をお願いしました。
そちらでも、同じようにキャリアカウンセリングを受けましたが、思うような会社と出会えず、とりあえず受けてみる状態が続きました。
けれど、絶対的に違ったのは同じカウンセリングでも、最初にお願いしたエージェントのアドバイザーの方の方が圧倒的に一人ひとりに丁寧に接してくれていると感じたことです。
その方のミッションは私と企業をつなぐことだと思いますが、そんなことを感じさせないような人でした。
こんな仕事がしたい!と思い、そのままその会社の面接を受けさせてください!とお願いしたほど。。笑
私は人材業界出身ではないけれど、今思うとそのころから、今私がやりたいって思っていることを考えていたんだなぁ~と思う。
私の転職活動は最後の1週間でドタバタでした。いろんな会社から内定をいただき、最後には自分でもどうするか迷うほど、こっちの返事をしなきゃいけないのに、もう1社これから最終面接で、どうしよう~みたいな感じ。
結果、私は、業務内容などが決め手ではなく、この人たちと一緒に働きたい!と心を動かされた会社に就職しました。
それは、もう一方のエージェントから紹介された会社からでした。
3か月間お世話になったのに、この決断になったことを申し訳なく思い、アドバイザーの方からの電話にも出れず、最後メールでお詫びと就職決定先を送りました。そんな対応なのに、これからも私の進む道を励ましてくださり、今でも心残りになっていることの一つです。
■転職活動で感じたことと今後それをどう生かすか
今こうして振り返ってみて、感じることは3つ。
1つは、「あなたにお願いしたい」と思ってもらえる仕事をしていきたいということ。別のエージェントを通して転職先を決めましたが、かなうのなら最初から親身に伴走してくれたアドバイザーの方にお願いしたかった。その方を通して紹介してもらえるならそうしたかったと思えます。
私も今後、そんな風に自分のクライアントに伴走して「あなたにお願いしたい」「あなたにお願いしてよかった」と思っていただけるような仕事をつくっていきたいと思います。
2つ目は、会社探しからスタートするのではなく、自分がどうありたいかをしっかり描くことが大事だということ。会社探しからスタートすると、その会社を選ぶ理由に、辻褄をあわせなくてはならなくなるから、しんどくなる。自分がどうありたいかという軸があれば、会社から選ばれるのではなく、自分が会社を選ぶというスタンスで転職活動ができる。
コーチングでありたい姿をみつけるサポートをしながら、転職なのか、今の会社でのあらたな目標をみつけるのか、副業なのか、起業なのか、、いろんな選択肢の中から、それぞれの幸せな働き方が実現できるよう走っていきたいです。
3つ目は、自信をなくていしている人の背中を押してあげたいということ。
私も自信がとにかくなかったけれど、動いてみて、そして自信をつけていき、結果未経験の職種に就くことができました。
自分になんて強みはない、本当はやりたいけれどチャレンジできない、なんて思っている人がいたら、背中を押してあげたい。
そして自分のこれまでの山あり谷ありの経験も伝えてあげて、一人でも多くの女性を勇気づけてあげられるよう頑張っていきます。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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