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「ぼくは自分のこと大好きだよ!自分を大切にすることは大事だよね」

sachi です。

今回は、わが家の、多動の傾向がある長男(年長)がたまに発する、「ぐっとくる言葉」シリーズ。

私が大事にしたい言葉の記録です。

いつも突然はじまる「大好き」ゲーム

「❍❍のこと、こーんなに大好き!」を競い合うゲームは、いつも突然始まります。「大好きだよ!」「こーんぐらい好き」から、いつしか「お月さまに行くぐらい好き」「お月さまに行って帰ってくるぐらい好き」と、好きな絵本のセリフをつぶやいて、そのあと、「地球全部ぐらい好き」「ぼくはお空全部ぐらい好き」「大気圏突入して宇宙に行っちゃうぐらい好き」「ぼくなんか、銀河まで行く」「おひさまも回っちゃう」「天の川まで行くよ」「宇宙の終わりまで!」と、愛が宇宙規模にまで広がる幸せなゲームです。

そんなゲームの最中、長男がしばらく黙り込んだ…と思ったら、突然、

ぼくは、自分のことも大好きだよ!」と言い出しました。


「お母さんも、❍❍(長男)のこと大好きだよ! ❍❍が自分のことも好きで、とっっても嬉しい!」と応じたところ、

長男
「うん、自分を大切にすることは大事だよね


「え!! 自分を大切にすることは大事って! 保育園の先生が言ってたの?? それ、とっても素敵な考え方だね」

長男
「うーん、ちがうよ。ぼく、自分で考えたんだよ。家族のこと大好きだし、大事だな〜って。だから、大切にするよね。ぼくも家族でしょ。だから、自分も大切にしたらいいかなって」

長男なりの論理展開で、「自分も大切にする」ということに行き着いたようでした。

そんなことを話している横で、次男(3歳)もまた「ぼくもお兄ちゃんが好きだよ♪」と言い、兄弟でハグしていました。(癒やされる・・・)

「自分に価値がある」と思えるときにだけ…

今まで(今もですが)、手を焼くことが多かった長男。行き過ぎ、そしてダイナミックな言動に、つい、親の口調が強くなることもしばしば。
「愛情がきちんと伝わっているか、心配だ」と思った時期もありました・・・が!

自分が大好き」という言葉は、自分が愛されていることをちゃんと感じているという解釈でよいですよね。そう思い、ほっとしたのでした。

長男の言葉を聞いて、アルフレッド・アドラーの言葉を思い出しました。

「自分に価値がある」と思えるときにだけ勇気をもつことができる

「自分が大好き」という言葉を聞いて、ちょっと目頭が熱くなったのは、「ああ、この子は、ちゃんと、自分の足で、勇気をもって前へ進んでいける芽が出てきているんだな」とも思ったから。
確実に、そして急激に、成長しています。

そういえばここ最近、「もっとゆっくり成長してくれてもいいのに〜」と言う機会が増えています。
保育園や近所で、「❍❍くん、急に背が高くなったよね」「❍❍くん、急にお兄ちゃんになったみたい!」と言われるたびに、
「ほんとにそうなの!もっとゆっくり成長してくれてもいいのにね」。

少し前までは、つらく感じる時期もあったのに、
最近は、長男を頼りにすることが増えました。
「ありがとう」「助かった!」「〜してくれてうれしい」「❍❍がいてくれて幸せ」「大好き」という言葉を重ねるたびに、子どもはみるみる成長していきます。

うれしいような、さみしいような・・・

だから、こんな、とっても個人的な宝物をつづれて、記憶をとっておけるnoteが、ありがたかったりもしています。

最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、他のクリエイターさんへのサポート及び、息子たちとの”寄り道アイス”に使いたいです。