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47年間地元に愛され続けたお店を残したい! ~未経験の私が、洋菓子店をオープンさせようと思った理由~ 【前編】


はじめまして!
横浜の相鉄線沿線にある小さな駅、希望ヶ丘の商店街にある
『アマンデン洋菓子店』
新オーナーのSACHIEです!

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みなさんは、地元の商店街に愛着がありますか?
子どもの頃から慣れ親しんだ、想い出いっぱいのお店が、ある日突然閉まってしまい、胸がキューっとなった悲しい経験はないでしょうか?

私もそんな一人です。

でも、私は、大好きだったそのお店が永遠になくなってしまうことを、がまんできませんでした。

47年間地元に愛され続けたお店を残したい!
他のお店では買えない美味しい洋菓子を守りたい!


そんな思いから、自分に何ができるかを考えて出した結論が、私自身がオーナーを引き継がせていただくことでした。

お料理やケーキづくりは大好きですが、腕は素人です。
20歳すぎから営業職や研修講師として働いてきましたが、お店を経営したこともありません。

そんな私が

「未経験で地元で洋菓子店を経営する!」

と決めるまでのストーリーを書いてみようと思います。


2020年5月末、47年間地元の人々に愛され続けたケーキ屋さん『アマンデン洋菓子店』が惜しまれながら閉店しました。
閉店理由は、オーナーパティシエである青井建治さんの体力の限界でした。

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『アマンデン洋菓子店』は、青井さんご夫婦が二人で営んできた、街の小さなケーキ屋さんです。


ご主人の青井さんは早朝からお店いっぱいのケーキや焼き菓子を創り続け、奥様の純子さんは夜9時まで笑顔でお店を切り盛りしていました。

すべてはお客様の笑顔のためです。

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閉店が間近に迫った5月、街の小さなケーキ屋さんには連日人が押し寄せ、最後の1週間は開店前から行列ができるほどでした。

遠方からも電話注文が入るなど、さばききれないほどの注文に青井さんご夫婦はビックリ! 

地元のケーブルテレビにも取り上げられ、まさに『アマンデン』旋風が起こっていました。

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「もう、モカロールとショコラが食べられないなんて!!」
「親子三代で食べていたプリン、これから子どものおやつどうしよう?」
「アマンデンがなくなって寂しい」
「これからお誕生日ケーキはどうしたらいいの?」
「自治会の会合のお茶菓子どうしよう?」
「これさえあれば間違いなかった手土産のクッキーがなくなるなんて!」
「なんとか続けることはできないの?」

存続を願うお客様の声声声!

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元オーナーの青井さんご夫婦も、ここまで愛してくださっていた事に感激するやら申しないやらで複雑な様子でしたが、感謝の気持ちで最後の1か月をフル回転で過ごされました。




〇『アマンデン洋菓子店』と私


希望が丘に生まれ、希望が丘で育った私。

子どものころから、家族の誕生日やクリスマスには必ずアマンデンのケーキがありました。お祝い事や特別な日には、アマンデンのクッキーが並んでいたことも覚えています。

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子ども会のおやつも、小学校の謝恩会で出たケーキアマンデンです。高校生になると毎日アマンデンの前を通って学校に通いました。


しばらく地元を離れていた私が実家に戻り、子どもが生まれてからは、手をつないでプリンやケーキを買いに行きました。


45歳で独立し、近所に事務所を構えてからは、手土産はいつもアマンデンの洋菓子でした。私とアマンデンのクッキーを「セットで」覚えてくださるお客様もいたほどです。(笑)


そうそう、息子の「はじめてのおつかい」もアマンデンでした。
「4人分のケーキを買ってきて」とドキドキしながらお店に送り出しました。心配したおじいちゃんが後ろからそっとついていくと、ショーケースにたくさん並んだケースを前にして、いつまでも悩んで決められない様子。

そんな息子に、純子さんは、「ママはこれが好きなんじゃない? おじいちゃんはきっとこれだよ。」と優しくアドバイスしてくれました。
さすが、純子さん。うちの家族の好みを知り尽くしている!
首からお金をぶら下げて、息子が一生懸命悩んで買ってきてくれたケーキは、ひときわ美味しく感じました!

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今思えば、私の人生はアマンデンのお菓子とともにありました。スィーツを手作りするのが趣味だった私は、青井さんにコツを聴いたり、お店に行っては、純子さんによく話を聴いてもらいました

地元で商売するって、こういう事なんですね。


そんな中、アマンデンが閉店するという話を聴きました。
その時は「そうなんだ~。」くらいにしか思わず、「だって、あれだけ美味しくて愛されているお店だし、きっと誰かがやるでしょ。」という気持ちでいたのです。




〇未経験のシングルマザーが洋菓子店経営を決断する!


閉店を決断してからの数年、青井夫婦は何もしていなかったわけではありません。


味を守ってくれる後継者を探していたのですが、良い話が出ては消え、いいところまでいっても実現はせず……の繰り返しでした。
加えて、閉店時期がコロナショックと重なり、最後の頼み綱だった方が、「こんな時期だから……。」と断りの申し出をされてきたそうです。


そりゃそうですね。
この時期に新規オープンなんて、普通はなかなかできないですよ……。

この時は、まさか自分がやることになるなどとは思わず、
純子さんの話を聴きながら「大変ですね~。」なんて話してました。

そして、いよいよ閉店が迫った2020年4月。
いつものように、知人への手土産を買いに行くと、意気消沈し、もはや諦めムードの純子さんがいました。

その時、なぜかわかりませんが、私の中に

「絶対、このお店つぶしたダメだ。このお店残したい。」

という気持ちがふつふつと湧いてきたのです。そして、

「私、やろうかな。」

という言葉が口をついて出ていました。

「え?本当に?いや嬉しいけどさ。お店やるって大変だよ。よく考えて。」
と純子さんに言われ、その場は世間話程度に終わったのですが、そのあとも、なぜかわかないけれど私の中ではずっと火が消えません。

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「モカとショコラとプリン、このレシピはここで終わらせちゃだめでしょ。」

「このレシピは後世に残さなきゃだめでしょ。スゴイレシピだよこれ!」

「地域に愛されてきたお店をここで終わらせちゃダメでしょ。」

「え?でも誰がやるの?私?いやいや、仕事がこんなに忙しいし無理でしょ。」

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と、脳内リフレイン状態でした(笑)


その後、「私、ちょっと本気かも。」という話をしたときに、別の方が、5月初旬に「お店をやりたい」と名乗り出たと聞き、残念だけどホッとした複雑な気持ちでいました。

純子さんには、
「今回は私の役目じゃなかったのかもね。もし私のお役目だったら最後にお鉢が回ってくると思うので、流れに任せようと思います。まだ熱はあるから何かあったらいつでも言ってください。」
と伝えていました。(私と純子さんはスピリチュアル仲間です)

「あ~よかった。これでお店が残せる。」

と思った矢先!

その話がポシャって、話が振出しになりました。
(青井さんご夫婦は、こんなことをこの何年も繰り返してきたのですから、大変だったと思います。)

とにかく、いよいよ閉店が迫る5月中旬、もう一度私にお鉢が回ってきたのです!

ぼんやり考えていたことがいきなり現実になりました! ここで回ってきたのが、私にとってチャンスなのか、苦難なのかもわかりません。

ただ、目の前にポンと置かれた話です。
その先にまだ道はありません

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純子さんには、「5月中には返事をするので待ってください。」と伝え、自分ととことん向き合うフェーズに突入しました。


「お菓子を作るのは大好き!」
「お菓子屋さんに、ワクワクする!」
「でも、私にできるのか?」
「今でさえ、いくつも仕事を抱えパラレルワーク真っ最中のシングルマザー。」
「資金もない。てか、まったくない!」
「そもそも、社会に出てから30年間、仕入れは知識と情報で自分が商品の仕事しかしたことない。」
「店舗経営未経験!固定費、人件費、仕入れがある仕事なんてしたことない。」
「現在の仕事、フルコミ営業、コーチング、研修講師をやりながらどうやってやるのか?」
「失敗したらどうしよう・・。コワイ・・こわいーー!」

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「本当はどうしたいの?」

「やるの?やらないの?」


ワクワクが8割。

怖れが2割。


私は、プロコーチでカウンセラーです! 
数日間、自分の顕在意識と潜在意識との対話を続け、自分の中にある恐れとも向き合い

覚悟を決めました!


いくら考えても、怖れはなくならない。
青井さん夫婦も助けてくれる。
ワクワクを信じて、こわいまま行こう!


閉店ギリギリの5月27日

「やります!」

と報告しに行った時の純子さんの表情は忘れられません。


後編に続きます・・

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後編では、アマンデンのこれまでとこれからについて書いています。
後編はこちら→https://note.com/sachie317/n/nc65a883cd251





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後半の人生は「やりたいことを節操なくやる」と決めたら、パラレルワークがすごいことに(笑)Cocoro Sales LAB.代表/Fasting&Coaching代表/保険募集人/202007現在、地元に洋菓子店をオープンさせるため奔走中

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