見出し画像

バイクと車とヘルメット

昨日、心療内科の先生に会う日だったので、バイクで行こうと思って楽しみにしていたけれど、朝からどんよりした天気。そのうち、しとしとと雨が降ってきました。

雨だけど、霧雨。空は明るく白い。

「今日は乗る」と決めていたので、乗りたい。でも、バイクを濡らすのは、ちょっとなぁ。(納車時、あんなに濡らして帰ってきたのに。笑)

どうしよう。乗るか乗らないか。。。

考えている間に、時間が無くなり、車で行くことになってしまいました。


車のフロントガラスには、あまり雨粒が落ちて来ない。やっぱり、バイクに乗れたんじゃない?

早くも後悔しながら、でもせっかくだから、車の運転も楽しむことに。

私の車は、夫の祖母から譲り受けたのでミッション車なのです。(「オートマは勝手に動き出すから怖い…」という祖母は、82歳まで車を運転し、家族の説得で免許を返納しました)

その車に乗って、ギアを替えながら(車でもやっぱりシフトチェンジが好き!笑)街中を走っていると、バイクとは視界の広さが違うことに気づきました。

ヘルメットのせいと、安心感からです。

フルフェイスのメットは単純に横が見えにくい。(いちいち首を回して振り向かないと、横が見えません)それと、見る情報量がバイクは多くて、忙しすぎて周りがゆっくり見られないのが、視界が狭くなる原因のようです。

車に乗っていて一番安心だったのは、路面の心配をしなくて良いこと。バイクは、何か踏んだら転びそう…と思ってしまって、常に路面まで確認してるから、そのせいで周りがゆっくり見られないんだなと思いました。車は何か踏んでも、そうは転ばないから路面はそれほど見てないんですね。

モノが落ちていたら避けないと、バイクで轢くのは相当勇気が要るし、シカとぶつかってバイクを廃車にした人を知っているから、犬とか猫だって飛び出してきたら大変。油がこぼれていたら、踏んだら滑るし(その後、そのせいで転びやすくなるから、絶対踏みたくない)、濡れたマンホールや金属の継ぎ目はバイクを立てないと、倒してる=傾けていると転んじゃう。(雨のカーブでマンホール踏んで走ってる人がいるけど、知らないって凄いって、いつも思います)

そんな心配が車は要らないから、周りの景色をゆっくり見られて、それはそれで楽しいんだなと、バイクに乗ったことで新しい発見がありました。ラジオや音楽が聴けるのも、車だしね。(まだ、バイクで聴いたことはない)

そんなことを考えながらラジオを聞いていたら、真鶴町の職員さんの話が聞こえてきました。大学時代に真鶴町の取り組みに賛同して、卒業後、移住!?して真鶴町の職員になったという話。美の条例というまちの決まりごとがあり、住み良いまち作りに打ち込んでいる話を聞いたら、「真鶴町に行ってみたいな!」と、ふと思ったのでした。(いつか行くリストに入れておこう!)


心療内科の先生に会いながら、今月、気持ちが急降下していたこと、死が近くて生きている意味がわからなくなっていたこと、ピアノが弾けなくなってしまっていたこと、でもバイクが来たら元気になってきたこと、今は元気なことを話しながら、「バイクを手に入れて、本当に良かった!」としみじみ思っていました。


こんなことを書くと、怒る人もいるかもしれないけど、バイクは、実は私にとって《青酸カリ》のような存在で、これがあればいつでも死ねるって思うお守りみたいなもの。その一方で、かけがえのない《生きがい》で、乗っている間は、死なないように万全の注意を払って運転をしているもの。という矛盾した2つの役目を持つ、大切な存在です。

バイクに乗っている時が、一番、外の世界と直に触れ合っている感覚が際立って感じられて、「生きてるんだ!!」って身体中で感じられる。「これが、バイクなんだよな」って、私は思うのです。

だから、あんまりにも死が近づいてきてる時は(うつ病が進むと、死がひたひたと身近に感じられて、死ぬことしか考えられなくなるのです)、バイクには乗らない方がいいのかもしれないと、自分のことを自己分析しながら、先生に近況を話していました。


診察の帰りは、なんと、雨が止んでいます。路面が乾いているところもあり、「バイクで来れたよな」と、何だか残念で、また後悔していました。その後、せっかく車で出たので、注文していたヘルメットをもらいに、バイク用品店へ向かいました。

お気に入りのヘルメット。名前しか聞いたことのない選手のレプリカメットだったので、私のバイクのメーカーと全然関係のない選手だったら恥ずかしいなと密かに思っていたけれど(レースに興味のない人には、何のことかわからないと思うのですが。笑)ちょうど同じメーカーの選手だったことがわかり、一安心。(何なら、その選手の大ファンかな?と勘違いされるほど、ビンゴなメットとバイクの組み合わせみたいで、逆に恥ずかしい…)

いつか、その選手の応援に、サーキットにまた足を運ぶのも悪くないなと思ったのでした。


ヘルメットは、クリアシールドの方に、曇り止めのシールドをプラスしてつけてもらって、雨の日はこれでOK!!(このメットで納車から帰ってきたかった…)今は、セミスモークのシールドをつけてもらって帰ってきました。

それにしても、メットの進化していること!!昔はシールド交換は左右にシールドを持ち上げて、バキッと外していたのに…今、そんなことしたら、全部壊れてしまうくらい精密で、色んな脱着ボタンがついていました。時の流れは凄いですね。


ヘルメットを無事に持ち帰り、息子が楽しみにしていたので「開ける?」とリビングに箱ごと置いておいたところ、夫が「開けていいかな?」といそいそと箱を開け始め…

ふと気づくと、かぶってる???
えっ?????

「まだ、私も一度もかぶってないのに、なんで先にかぶってるの?バカじゃないの?💢」

普段、あまり声を荒げるタイプではないのですが、あまりの驚きに大声でバカ呼ばわりしてしまいました。あぁ。。。

夫と息子は、気にせず大笑い。
そして気にせず、ヘルメットの部品の色んなところをポチポチ動かし始め…

「ごめん。なんか戻らなくなっちゃった…」と息子。

ホントに、揃ってバカなの?
(あぁ。またバカと言ってしまって、ごめんなさい)

昔はついていなかった部品もあり、整流効果なのか?ダウンホースでも得るのか?

色んな謎が多いヘルメットでした。
効果を検証したいけど、走りながらいじる余裕はとても無く、しばらく宝の持ち腐れになりそうです。笑


とにかく、雨で走れなかったので、明日の天気を確認。曇りで雨は降らなそうなので、朝、娘の登校前に走りに行くことに決めました。

「明日の朝、娘を起こしてね!」と夫に頼むと、「明日、釣りに行くかも」と夫。

父母ともに、育児放棄か!?
無事に登校前に帰って来られるのか。。。

乞うご期待ください。


追記 : 本当は、慣らし2回目の報告をするつもりで書き始めたのに、その前でこんなに長くなってしまったので、タイトルを変え、慣らしは次の記事で書くことにします。

読んでくださった方、ありがとうございます。よかったら、また次をお楽しみに♪




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?