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SAC about YODAN

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2017年1月の記事一覧

ゆたんぽとバター飴の夜

冬の寒い夜に、お湯をたくさん沸かし、ゴム製のゆたんぽにお湯を入れ、ニットのカバーをつけ、つめたい布団のなかに仕込んでおくのがとてもすきだ。布団に入ったときに足にあたるじんわりとあたたかく柔らかいそれは、あーちんが小さかったころを思い出す。 和室に布団をふたつ並べて寝ていたのに、どうやってもわたしの布団に寄ってくる小さくてあったかくて柔らかいあーちん。ぺったりとくっついてきて、油断すると身体のうえに足を置かれたり、蹴られたりした。夜中に窮屈で、足でグイーと押したり転がした

「編集」に Stay tuned(コルクラボに参加した記録 ①)

突然だけど、コルクさんの新たな試み「コルクラボ」に参加することにした。先日、第1回目のワークショプがあり、そのときにかき混ぜられた頭の中を整理したいのと、なぜ編集に興味をもち、参加することになったのかをちょっと書いておこうと思う。 昨年、文章をかくようになって、はじめて「編集」という視点を知った。逆に言うと、それまでは知らずに来た。そして「編集」について考えるようになった。いったいなんなのだと。 少しわかってくると、「あれ、わたしもしてるな、編集」と思うようになってきた。

「一番のファッションは裸」by YOKO FUCHIGAMI(ロバート秋山)

あーちん(娘)と街を歩きながら話したこと。 わたしたちの前に、全身ピンク色で、フリルのついたミニスカートに、つばにレースのついたハットをかぶっている人が歩いていた。いわゆるロリータファッション的な装いだったのだけれど、足元だけ素足でつっかけのような汚れたサンダルを履いていた。素足の感じから、あれ、と思ってすれちがうときに見ると、すっぴんのおばあさんだった。あーちんはすこし動揺していた。 いろんなひとがいるねえ、と言って、街を歩いている人たちの服装をしばらくふたりで観察した