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続・シングルマザーのクッキー屋の話

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なぜクッキーなのか ①【続・シングルマザーのクッキー屋の話】

昨年末から一気に書いた「シングルマザーのクッキー屋の話」続編。 お店をはじめてもうすぐ5年になる今、ちょっとふりかえってみようと思ったのと、「クッキー屋をはじめるに至るまでの2年間、どうやって考えたのですか?」と聞かれることがあるのだけど、うまくお返事ができなかったので、あらためて考えてみた。 コーチングにおける「GRROW」というのがある。 Goals :目標の明確化 Reality :現状の把握 Resource :資源の発見 Options :選択肢の創造 Wil

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なぜクッキーなのか ②【続・シングルマザーのクッキー屋の話】

「クッキー屋をはじめるに至るまでの2年間、どうやって考えたのですか?」という問いにふりかえり、②目標の明確化で見えたのは、以下の4つだった。 ・生活費を稼ぐこと ・時間を自由につかえること ・あーちんといっしょに夏休みをとること ・あーちんに学校以外の居場所をつくること ③ Resource :資源の発見 目標を実現させるためにどうしたらいいか。方法を考える前に、まず「今の自分はなにができるか」を考えた。方法から入ると、自分にできないことで進んでしまったり(お金があればそ

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なぜクッキーなのか ③【続・シングルマザーのクッキー屋の話】

①、② ここまでで見えたものを整理すると、 ①現状の把握(ゆずれないものはなにか?) ②目標の明確化(で、どうしたいのか?) ③資源の発見(なにができてなにができないのか?) これでようやく仕事とつなげて考えはじめる。 ④ Options :選択肢の創造 ③でみつけた自分の持ちものを並べてみる。 【プラスの持ちもの】 ・お菓子業界での12年間の経験、人脈、傾向の知識があること。 ・年商5億円のお菓子屋さんの経営や運営の方法や、スタートからの流れをみてきたこと。 ・

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なぜクッキーなのか ④【続・シングルマザーのクッキー屋の話】

⑤ Will :意思の確認 計画の策定 お店屋さんをするときに決める大事なことはふたつある。 ◎ どこの、だれに、なにを、いくらぶん売るか ◎ それを、だれがよろこぶか ①から④の過程を経て「数人でお菓子屋さんをやる」ということだけ決まっているので、それに沿って具体的に考える。 実店舗をかまえるなら、立地を決める(どこの)。その場合、その地域のお客さま(だれに)を中心に求められる商品を考える(なにを)。ただ、お客さまがたくさんくる場所(どこに)に見合った家賃や、その分の

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なぜクッキーなのか ⑤【続・シングルマザーのクッキー屋の話】

⑤ Will :意思の確認 計画の策定(つづき)クッキーにしよう、と決めた。 それを、だれがよろこぶか。 ただ、どこの誰だかわからない(有名ではない)人が作ったクッキーを、誰が買うというのか。わたしなら買わない。 ここで、(どこの)(だれに)を考えて、実店舗をかまえるリスクと費用がこわかったので(お金もない)、オンラインショップで通販(どこの)にしようと決めた。いくらぶん作れるかわかっているのに、売り先がないというのはもったいないけれど、ネット上でならあとから売り先を

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