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ウチの会社にキャッシュレス決済が使えるかどうか考えてみるワークショップ

100億円キャンペーンももうずいぶん前のお話。永遠に続くかと思われたキャッシュレス・ポイント還元事業も無事に先月末で終了しましたね。このキャッシュレス決済、のぼりも色あせるくらいの時間が経ちましたので、1度は体験したことがある人も多いのではないでしょうか。ちなみに、還元事業おわっても、キャッシュレス決済って使い続けます?

ちなみに、「ポイント還元事業終了後、これまで(ポイント還元実施期間中)よりもキャッシュレス支払いを利用したい」人は全体で約83%だそうです。

では、この体験からどんなことが考えられるのか。テクノロジーの進化を自分たちの仕事に引き付けて、どんな組み合わせ、アイデアがあるか考えてみると、けっこうおもしろかったりします。

DXだ!といってダウンタウンを思い浮かべるくらいなら、こうした身近なものをテーマにすれば、世界を近く感じられるかもしれません。そのためにはちょっとだけ、テクノロジーについて知り、想像をしてみる必要があります。さあ、「キャッシュレス決済×●●」をたくさん考えてみましょう。

■事前課題① 次の写真から、QRコード決済の表示を探してください。

qrコード

■事前課題② QRカード決済の他に、「かざして決済」タイプ、つまりスイカなど交通カードでの決済もあります。これ、「読み取って金額入力して決済」のQRコード決済よりもずっとずっとずっと便利です。なのに、なのに、なのに、①の写真ではQRコード決済を採用しています。その理由を簡単に答えてください。

■事前課題③ かざして決済、読み取って決済の違いを踏まえ、身近な仕事に応用ができそうなところがないか、考えてみましょう。

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■回答の方向性と自社取り組みの展開

①お賽銭箱の手前に、ペイペイのシールが貼ってありますね。これ、2020年のお正月、私が実際にお参りしたところです。もちろん現金じゃなくてQRコードで「ペイペイ♪」やってみました。新体験。5円玉探さなくていいなんて。笑

②これ、たとえばコンビニレジだと違いがわからないんですよね。この神社の写真だからこそわかる違いとは、「設置者側(この場合は神社)に、電源の準備が不要」ということです。「かざして決済」タイプは、どうしても読み取りに電源+機械を必要とします。一方でQRコードは紙一枚でどこでもいける。たとえば山の頂上とか、こうしたシーンをいくつか体験することで、活用の制約や利点が見えてきますね。

③たとえば、現金をそろえて運びたくない、しかも電源のない場所ってのをたくさんあげてみましょう。たとえばお客さん先に訪問する場合、移動キッチンカー、店舗であっても個人経営の店舗など、現金の計算や警備にお金はらいたくないところ。「集金」という形式は、QRの方がよさそうですねえ。
「お金=情報」と拡大してみると、外部からの情報共有を写真ですませる、みたいな展開も見えてきます。今、アプリ上で本人確認をするとき、「運転免許証の裏表を写真撮影する」タイプの形式が広がっています。こうしたものも、なにか仕事の範囲に使えるかもしれませんね。

キャッシュレス決済みたいに、もうテクノロジーってのは身の回りにあふれてるんですよね。ただ気づいてないだけ。裏側をイメージしていないだけ、です。

でじたるとらんすふぉーめーしょん!みたいにかけ声すると、「知らないことを知ろう、難しそう」みたいに思っちゃいますが、もう知ってることを少しだけ立ち止まってみるのも十分にテクノロジー感度があがるわけです。こうした会話が職場であるかどうか。新しいことを面白がって、展開先を発想してみる時間がとれるかどうか。社内の「デジタルカルチャー」を向上させることって、けっこう大事だと思うんですよね。

みなさんはどうでしょうか。みなさんの職場はどうでしょうか。ぜひぜひ、考えてみてください~

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