もし私が〇〇の担当者だったら。

新型肺炎のニュースが連日届いています。日本にいながらニュースに接しているなかで、自分ごとになったのはどのタイミングでしょうか?私は少し時間があきましたが、親せきが人込みへの外出を控えたりするやりとりをして、少し身近に感じました。さて、あなたの職場がもし、オリエンタルランドだったら?という視点で以下のニュースを見てみましょう。

やはりインバウンド関連の企業においては、ニュースを自分ゴトにキャッチアップするタイミングは早かったでしょう。このリリースの前にはもちろん、社内での情報収集、意思決定の流れがあったはずです。その意思決定は、よいイメージトレーニングになりそうです。

このニュースをみての私の初めの感想は、「感染拡大の予防と、行動の自由のバランスだと、自由の制限はかなりキツイものだし妥当かな」でした。中国の旅行制限のニュースもありましたので。

でもこれって「お客さん」の視点でしか見てないんですよね。ロジカルシンキングの常とう手段、MECEでいうところの「ヌケあり」状態です。では他にはどんな関係者がいるでしょうか?

社内に目を転じれば、お客さんと最前線で接するであろうアルバイトスタッフ、パーク内の社員がまっさきに思い浮かびますね。この人達への影響はどう考えればいいでしょうか。安心して働けるための工夫はもちろん必要でしょう。

社外でも、お客さんの他に、協力会社の人が納品に来るでしょうし、物流系の方も出入りがあるでしょう。舞浜近辺の店やホテルで働く人、住人の方、JRやバスの乗務員や駅員のみなさん、舞浜を通過する電車に乗っている乗客さえも関係者ですね。もっと他でいえば、上海はじめ国外のディズニーリゾートもそうでしょう。

このニュースを見ても、いざ自分に関連する事柄における有事の際、多様な関係者をさらさらとあげられるようになる、いいトレーニングになるのではないでしょうか。

おまけ:言葉にこだわること
-----以下引用-----
27日午前、東京ディズニーリゾートの最寄駅であるJR舞浜駅には、来園者とみられる多くの人がマスクを着用する姿があった。
駅構内には、中国から来日したとみられる団体観光客もいた。
-----

「来日したとみられる」→推測ですね。事実と推測の区別もロジカルシンキングには必要です。記者が現地に行っているのであれば、声をかけて確認すべきだろうなあとは思います。ちょっと「ニュース」としては、イマイチだなあという印象がありました。もったいないですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?