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センター国語の現代文って有用なのかもしれない話

 最近のツイッターで度々見る人、日本語の読めない人。識字率とかそういうのじゃなくて、そんなこと文面から判断つかないでしょって思うようなリプを飛ばす人。バズったツイートのリプ欄を、我ながら悪趣味だなあ~と思いつつも見てしまう。

 レンタルなんもしない人の別居の話は特に面白かった。件のツイートはこちらだ。

 事情を何も話していないのに、勝手に不仲とか家庭が壊れたとか妄想してリプを送る人がそこそこいる始末。そんなこと書いてねーじゃん。でもまあ一般的な別居といえばその可能性は高いとは思うので、まあまだその気持ちはわかる。

 真にわからないのはこれ。

 この人がアンチだと仮定すれば、別居して住むところがなくなったというのを「家を追い出された」と表現するのはまあ理解の範囲内だ。うん、まだわかるよ大丈夫大丈夫。しかし、そのリプ欄がセンター現代文得点率3%だった。

 レンタルされている間はなんもしなかったと思う。でもプライベートで、家庭内でなにもしなかったってのはどこから読み取れるのでしょう。もしかしたら自分が見落としているだけでレンタルなんもしない人が家でもなんもしていないというのを呟いているのを見たのかもしれませんね。真相は謎です。とはいえ、「元奥さんには別れることができて」というどこで読み取ったのその情報。

 ?????亭主関白?????高すぎる論理性の前に私のHPは0です。

 ここで、レンタルなんもしない人の配偶者のコメントを見てみましょう。

 「ぴっぴろぷ~」だそうです。「ぴっぴろぷ~」は「ぴっぴろぷ~」としか読み取れませんね。ここから亭主関白だの別れただのを読み取るのは不可能だと思います。少なくとも私が持っている論理性では。

 どうしてそんなにも文にないことを読み取ってしまうのだろうか。って考えてもおそらく無駄なので、私はここで一つろくでもない建設的な提案をしたい。日本語の読めない各位はセンター国語の現代文、時間のない人は評論だけでいいから10年分勉強してみてはいかがだろうか。センター国語を解くだけでなく、勉強してほしい。

 センター国語で出題される文章は、割と結論も過程も明確に記してあるうえに文章そのものも長くない。非常に手軽に読める論理的文章だ。そして、その文章の一部に傍線が引かれており、そこが設問の対象となっている。設問内容は「(傍線部に関して)これはどういうことか」「(傍線部に関して)なぜそういえるのか」が主で、6択くらいの選択肢式だ。

 このセンター国語とかいうクイズゲーム、日本語読み取りの訓練にはもってこいだと個人的には思う。本文は読みやすいし、問題はシンプルだし、解答は選択肢式だし、思ったよりフィーリングでは上手くいかないからだ。国語なんてフィーリングで余裕だから勉強いらないと思う人は大体点数取れない気がする。フィーリングだけで安定して高得点とれる人はもはやそれは才能というべきである。大体の場合、論理的思考が必要であるからだ。

 国語は答えが目の前に書いてあると言われることが多いが、全く以てその通りである。ちゃんと本文中に書いてある。だが、国語の厄介なところはそれを正確に読み取らなければ正解にたどり着けないというところだ。文章を誇張して読み取ってしまえば正解にはたどり着けないし、内容を見落としても正解ができない。本当に正確に丁寧に読まないと得点できないようになっている。

 具体的にセンター国語ってどんな感じなのか。たとえば「私は冷やし中華にマヨネーズをかけなかったことはない。」という文に傍線が引かれていて、「これはどういうことか。」と問われていたとする。その場合、どんな選択肢になるのか思いついただけ挙げてみる。

①「私はこれまで必ずマヨネーズを冷やし中華にかけてきた」
②「私は冷やし中華にマヨネーズしかかけない」
③「私は冷やし中華にからしもかける」
④「私は冷やし中華にマヨネーズをかけない人は人間とは認めない」

 実際はもっとそれぞれの選択肢が紛らわしくなっていたり、選択肢の数が多かったり、そもそももっと傍線部も選択肢の文章も長くなるのだが。それとこれは個人的な思いなんですけど、冷やし中華にマヨネーズをかけないやつは人間とは認めていません。

 これの答えはどう考えてもただ言い換えているだけの①ですよね。②の「マヨネーズしか」なんてどこにも書いていないから違う。③のように「からしもかける」なんてどこにも書いていないから違う。④のようなそんな過激な話もどこにも書いていないから違う。実際の設問はもうちょっと複雑だけど、やっていることは全く同じです。

 こんな感じのクイズゲームだから日本語の読めない各位には一度センターの現代文を勉強していただきたい。一度解いて、答え合わせをして、解説読んでみてください。間違えたところは、ちゃんとどこで間違えたか、何をどう読み取り間違えたかを理解してください。そして正解したところも、自分の考えた論理と同じもしくは近い論理で正解しているかを確認してください。たまに、思考過程は間違っているんだけど、選択肢としては合っているみたいなこともたまにありますので。それを10年分くらいやればある程度文章の読み取り方が分かってくると思います。

 そういう話をすると、本当の作者の意図とは違うことがあるんだ!作者の意図なんて選択肢で読み取れるわけがない!問題を作成した人が勝手にそう読み取っているだけだ!という反論がくる。多分。そういう場合、往々にして作者の背景だとか取り上げられている文の外で論じられていること、描かれていることを理解する必要が出てくる。もちろんそこを踏まえた上での解答ならばそうすべきなのかもしれない。しかし目の前で問題文として取り上げられているのは本文として記載されているその部分のみに過ぎない。問題文として記載されている部分のみを読み取って設問に答えてくださいというのがテストだ。

 偏った意見を取り上げるのかよとか言われそうですね。テストの問題文なんてただ目の前の情報を正確に読み取るだけのゲームです。問題文の中身とか正直どうでもいいです。

 なんなら、「捉え方に気をつけろ」じゃなかったのかよ。矛盾してんじゃねーかよ。とか絡まれる気もしています。これは結構難しいところです。確かに本来の筆者の意図や心情を読み取れるように出題者が気を付けなければいけないのは確かである。でもその本来の意図や心情がどうしても切り取った部分のみでは見出せないとしたら?行間をめっちゃ読んだ結果にたどり着く意図や心情だったとしたら?そうすれば今度はテストとしての公平性が担保できません。国語というテストである以上は、目の前に提示された文だけを読み取って、客観的に論理的に読み取れるであろうものを正解としなければいけない。もしも隠された意図とかがあったとしたらそれは読み取るに値しない。そうじゃなきゃ全国の受験生の人生が狂いますから。テストで出題されるのは、あくまでも目の前の情報だけです。そうやって勉強することによって目の前の情報が正確に論理的に読むことができれば、クソリプを飛ばすことなんて恥ずかしくてできなくなると思います。

 主張したいことはおおかた主張したので、脇道にそれます。不思議なことにセンター国語の現代文って消去法でできるようになっているんですよ。正解以外の選択肢は明らかに本文からは読み取れなくなっています。少なくとも99%は間違いだと言えるようになっているんですよ。100%じゃない理由は、そこまで強く保証できないからです。だって全部のセンター国語解いたわけじゃないし。受験生時代に、センター国語の復習方法としてこんなことをしていました。もう一度本文を読んで設問の選択肢から、間違った選択肢のどこが間違いなのかを指摘するって方法です。本文の内容と食い違う箇所を指摘するんです。すると、嫌でも正解の選択肢にたどり着きます。もちろんはっきりと食い違っているという選択肢もありますが、そこまでは本文からは読み取れないから誤りという選択肢もあります。是非日本語が読めない各位にはこの勉強方法で国語の偏差値をグングン上げていただきたいです。

 このように、正解に至るまでの論理を自分の中に落とし込むのと、誤った選択肢が誤りである論理を落とし込むだけで現代文はほぼ満点間違いないと思います。古文漢文はこれに加えて読むための知識が必要ですが、その知識もしっかり自分の中に落とし込めていれば全体で90%くらいの得点は可能であると思います。あとは、二次試験で国語の記述がある場合、センターの問題を記述で解いてみるのも非常に有効でした。センターの問題って捻くれた内容が少ないんですよ。基本的にスタンダードに、基礎を大事に作られています。そこを固めておくのは二次試験においても大きな武器となりえます。

 なんか段々国語の受験指導みたいになってきたのでこの辺でやめておきます。ここまでダラダラと語っておいてセンターの点数クソだったら面白いですね。安心してください。センター国語、古文漢文も合わせて90%とってます。

 長々と語ってしまいすみませんでした。途中柄にもなく煽ってしまいすみませんでした。

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生きることは辛く、美味しい。 そんなスタンスで思ったことをつらつらと書いています。 決して斬新な発想ではないかもしれない。でも、何か死に向かって突き進む我々の糧になれば。

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