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ポケモンバトルにおける生存戦略

 ポケットモンスター、縮めてポケモン

 赤・緑のゲームから始まり、今や国民的人気を誇る。そんなポケモンのゲームの対戦環境は面白い。全800種類のポケモンの中から6体選び、パーティに組み込んでターン制のバトルをする。当然800種類の中にも進化前とか最終進化形みたいな概念はあるし、基本的に進化前のポケモンよりも進化後のポケモンの方が強いため、全体的な使用率は強いポケモンに偏る。特に誰が使っても強いような癖の少ないひたすらに強い最終進化形のポケモン。

 じゃあ弱いポケモンは全然使われないのかといえばそうでもない。もちろん使用率は低いけど。で、弱いポケモンにも大きく分けて2種類ある。一つは、ステータスの偏りが激しすぎたり、アクの強い技ばかり覚えたりするなど、癖が強すぎて扱いづらいタイプ。もう一つは、最終進化形でもステータスがかなり低かったり、覚える技が貧弱すぎるなど、とにかく弱いタイプ。

 癖が強すぎるポケモンは、相手を上手く読んでハメて無双したい人に使われることが多い。使用率が低い、すなわちマイナーであるがゆえに相手から戦術を読まれることが少ない。そのため、相手には自分が何をしてくるかわからないというプレッシャーも与えることが出来る。マイナーである利点を生かして上手く相手を自分の戦術にハメていくスタイルだ。ハマればかなり強いというやつだ。とはいえ、メジャーなポケモンにゴリ押しされてしまうことも多々ある上に、運が絡むこともあるので、勝率は決して高くはない。でも、相手を読んで読んでハメて倒すのは非常に楽しい。快感だ。

 そしてもう一つ、とにかく弱いポケモン。ステータスがどうしようもなく低かったり、覚えられる技がものすごく限られていたり…。これも全く使われないかといえば意外とそうでもない。もちろん全体の使用率ではかなり低いが。なんで使われるのかというと、弱いからだ。勝つことを放棄しているわけではなく、ちゃんと勝ちを狙いにいったうえで弱いポケモンをわざと使う。先ほどの読んでハメて勝つポケモンのもっと難しいパターンだ。弱いポケモンを使って、誰が使っても強いポケモンに勝つのが楽しいというひねくれているような、面白い楽しみ方をしているようなという人が意外といる。YouTubeでポケモンの対戦実況をあげている人も多い。純粋に強いポケモンで強い戦術で勝つ動画も人気はあるが、ステータス上ではどう考えても弱いポケモンでバトルをする動画も非常に人気がある。弱いことに突きぬけたポケモンは一定の需要があるのだ。

 ここから何か一般化できるわけでもない、ただの雑多なひらめきだ。ただ、ステータスが極端に低い、使える技が救いようのないほど少ない。そんなポケモンも、あえてそのことをネタにすることで決して多くはないが一定の需要を生み出している。ただ単に強いやつが力で勝つ世界とは一線を画した世界でそのポケモンなりに生き延びている。勝負の世界はたった一つのフィールドだけではないようだ。

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生きることは辛く、美味しい。 そんなスタンスで思ったことをつらつらと書いています。 決して斬新な発想ではないかもしれない。でも、何か死に向かって突き進む我々の糧になれば。

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