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伊丹と気配(2020.2.21)

牛さんがやってるユニット「フクロウ会議」の展示を仕事帰りにみにいく。牛隆佑、八上桐子、櫻井周太の三人のユニットで、伊丹のギャラリーきとうでやってる、「アルデバランを踏まないように」という展示です。職場から伊丹、地図で見ると全然遠くないのに、3回も乗り換えせなあかんということがちょっとおもしろい。

ギャラリーに着いたらめっちゃにぎわってた。まさか会えると思ってなかった人が来ててびっくり。え?歌会します?!と思ったけど、帰る時間が決まってるようで残念。とはいいつつ、ぎりぎりまでなんやかんや短歌の話ができてよかったな。

展示は森がテーマになってて、落ち葉が散りばめてあったり、木がぶら下がってたりして良い雰囲気。木の後ろにフクロウの絵があったり、足元にクロッキーのクワガタがおったり、あと針金の人に光があたって影がええ感じにあらわれて、背後に気配がある感じ。秦さんの絵、Twitterで見てても素敵やけど、やっぱ原画やと獣感が増していいな。

川柳は木に吊るされた小瓶のなかに入ってて、読もうと思うとめっちゃ見上げて角度を探らなあかんけど、その感じが森の中で太陽の光が差すのを見上げてるみたい。詩は額に入っていてちょっと特別感があって、森を調査している気分。机に置いてあったりもするので、木陰で読書してるみたいでもあるな。短歌については作ってるところを知ってるから、ええ感じになってよかったなぁという気持ちが先行してまうけど、森の中の気配に紛れてたものとふいに出会う感じになってた。

夜やったし、最後電気を消してランタンで作品を照らしながら鑑賞してんけど、これがめちゃくちゃよかった。他の人が移動するのにあわせて光がもわもわ揺れるし、作品にランタンを近づけると文字が浮かんだり影が濃くなったりして、作品に遭遇した感じがあるし。針金と影の相性最高。ランタンの角度によって、自分で一番良い影を作り出せて楽しい。

展示は2/24まで。
フクロウ会議
http://a-parliament-of-owls.mystrikingly.com/#_5

短歌の展示については、前に櫻井さんと多賀さんのお菓子の展示のとき(九条とお菓子)でも考えたけど、やっぱ自分が展示するとしたら……って考えるけど具体的に思い描くのは難しいな。空間やから、本を作るのとは全然違う。しかし展示見るたびにこれを考えちゃうってことは、自分でもやれる可能性がゼロではないから考えちゃうんやろな。なんか希望出てきた。

#日記

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