敗れて見えた現在地 浦和レッズ 対 カターレ富山

2年ぶりのJ1チームとの対戦となる天皇杯の浦和レッズ戦。

スタメンはGK西部、DF戸根、柳下、鈴木、MF碓井、佐々木陽次、姫野、音泉、田中、FW大野、吉平。サブはGK齋藤、DF林堂、MF花井、安藤、末木、椎名、FW高橋。

スタメンを見た時に、週末の熊本戦も見据えたスタメンだなと感じた。
戦えるメンバーを残しながら、現在の攻撃の中心である高橋、花井、椎名、そして左サイドの安藤をサブに置いた。

試合は序盤から浦和にボールを持たれていたが、いつもどおり前線から果敢にプレッシャーに行っていた。
前線の大野は、浦和のトーマス・デンとよく競り合っていたとお思う。

ボールは支配されたが、決定的なピンチもGK西部を中心に守り抜いた。

後半開始時に吉平に代えて高橋を投入。
その後も、鈴木に代えて林堂、碓井に代えて椎名と本気モードのメンバーを次々に投入していく。

相手も焦ってきたのか、76分に切り札の興梠を投入してきた。
これでボールがますます収まるようになってきたと思うや否やの80分だった。

カターレの右サイドで姫野がボールを奪いに行ったところをかわされ、そこから大久保が突破。
前線のユンカーへパスを出される。
ユンカーの鮮やかなトラップとボール捌きでフリーな状況を作られ、ついに先制を許す。

結局、これが決勝点となり、浦和を追い詰めることはできなかった。

いつもの自分なら、上のカテゴリーとやるカップ戦に重きを置いているのだが、今はリーグ戦のこともあり、そこまで悔しさはない。
少し負傷したように見えた音泉が心配だが、それ以外は主力選手を休ませながらいい調整ができたのではないかと思う。

次の熊本戦はもう10年以上勝利がない強敵だが、久しぶりの勝利をホームで掴んでほしい。

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