鳴り物入りでやってきた選手の成績
今年のカターレで一番の期待は何と言っても岐阜からやってきた昨年のJ3得点王、川西選手でしょう。
過去にもいろいろな選手が期待されてやってきましたが、さすがに得点王の経歴を引っ提げて来た選手はいませんでした。
J3以降でやってきたFWの選手を振り返ってみます。
2017年 パブロ 9試合453分0得点
(2016年 21試合7得点(琉球))
前年、琉球で7得点を挙げていたパブロが加入。
序盤は使われましたが、結果が出ないと使われなくなりました。
夏の中断を挟んだ後半戦、もう一度戦力として使おうとチャンスを与えましたが、それでも結果は出ず。
これが後半の失速につながった一つの要因になりました。
結局、シーズン通して無得点と全くの期待はずれに終わりました。
全体的にゆったりとした動きが多く、前年ゴールを挙げていた動きは見られませんでした。
2018年 遠藤敬佑 8試合424分2得点
(2017年 26試合12得点(藤枝))
この年は、チーム全体が調子が悪かったものの、序盤は使われていました。
5月に監督交代があって、安達監督の元での初スタメンで得点をあげましたが、その次の試合からメンバーを外れ、シーズン途中で藤枝に復帰することになりました。
以降は、藤枝でも活躍できず、昨季まで所属していたVONS市原も退団したようです。
2019年 田中智大 8試合363分4得点
(2018年 18試合6得点(秋田))
2017年には15得点、2018年にはハットトリックを決められた選手で、大きな期待がありました。
出場した時には頼りになる存在でしたが、怪我があったのか、17節以降は出場がありませんでした。
結局、翌年現役引退が発表されました。
2020年 武颯 30試合1,317分10得点
(2019年 32試合15得点(福島))
前年福島で15得点の武を獲得。
実力は間違いなかったですが、なぜかスタメンが少なかった。
そんな中でも10得点はさすがでした。
翌年もいて欲しかった選手でしたが、J2に昇格した秋田に引き抜かれてしまいました。
2021年 吉平翼 26試合1,535分3得点
(2020年 30試合11得点(藤枝))
前年、2桁ゴールの吉平がやってきたのは昨年。
豊富な運動量で前線からの守備で貢献しましたが、得点は3得点に留まりました。
ここに書いた中では、唯一、契約更新した選手であり、今年はもっと得点面で貢献してほしいところです。
こうしてみると、前年と比べると成績を落としてしまうのが、カターレの負の歴史。
これを川西は変えてくれるのか。
期待は大きいです。