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3連敗 このまま終わっていいのか 2022 J3リーグ第31節 カターレ富山 対 FC今治(2022/10/30(日))


1 ハイライト

試合のスタッツ

前節八戸に敗れて2連敗。
苦しい状況が続く中で連敗を止めたいところです。

2 スタメン

スタメンは、GK山田、DF大畑、今瀬、林堂、神山、MF佐々木陽次、安藤、松岡、柴田、FW高橋、吉平。
スタメンはこの日も大きく変わりました。
ディフェンスラインは、松本、髙山、鎌田に代わって、大畑、今瀬、神山が。
今瀬、神山は久しぶりのメンバー入りです。特に今瀬は7月以来のスタメン。
ボランチは碓井に代わり、柴田が。
アルトゥールシルバに代わって安藤が入りました。

ディフェンスラインは右から大畑、林堂、今瀬、神山、ボランチが佐々木陽次と柴田、2列目は右に松岡、左が吉平、真ん中の安藤がFWと2列目の間の位置。
ワントップで高橋駿太。

サブはGK西部、MF末木、川西、大山、椎名、アルトゥール シルバ、FWマテウス。
末木と大山がメンバーに入ってきました。
前節負傷した松本とガブリエルエンリケはメンバーから外れています。

3 先制されたが、今瀬のゴールから流れをつかむ

ちょっと富山がパスの精度を欠くのが気になりましたが、序盤はまずまず互角。
しかし、17分、前線のポストプレーで高橋駿太が出したパスを相手にカットされてカウンター。
相手のポストプレーから右サイドを駆け上がるインディオにパスを通され、そのままゴールを決められました。

ちょっと悪い流れになって今日も上手くいかないのかと思いましたが、久しぶりの出場だった男が流れを変えます。

30分過ぎにゴール前で奪ったフリーキックからつかんだコーナーキック。
34分、松岡が蹴ったボールを林堂が頭で落とし、そのこぼれ球を今瀬が左足で蹴り込みました。
久しぶりの出場だった今瀬が結果を残しました。

これで流れが変わります。
直後に安藤が今治のディフェンス安藤との競り合いでユニフォームが破れるアクシデントが。
これで少し試合が止まった後、フリーキックからの流れから、ペナルティエリアで松岡が蹴られて倒れます。
これでPKを獲得。
吉平がこれを冷静に決めて逆転を果たしました。

4 リードを守れず、前半終了間際に追いつかれる

前半のうちに逆転したので、このままリードを守っていきたいところでしたが、そうは行きませんでした。
直後に今治がつかんどコーナーキックのチャンス。

45分、今治のコーナーキックはグランダーのパスで中央へ流れ、それをミドルシュート。
そのシュートはディフェンスが阻みますが、こぼれ球をつながれ今治に決められました。

今治は同点に追いつき、再びいい流れで後半に臨むことになりました。
富山は前半リードで終えたかったところですが、2−2と互角の立場で後半を迎えます。

5 後半開始から流れをつかんだが

後半は開始早々から富山が流れをつかみます。
攻め込む場面が増え、ゴール前にボールを運ぶシーンが増えます。

51分には高橋駿太のクロスから柴田がヘディングシュート、さらに直後に安藤がシュート。
58分には神山がシュート。
その後も、何度もゴール前までボールを運びますが、決定的なシュートを放つまでには至りません。
ゴール前の大事なところでパスの精度を欠いていたように思います。

それでも、68分にこぼれ球を松岡が左足でシュート。
これは決定的でしたが、相手ディフェンスに防がれます。

70分過ぎまでずっと富山のペース。
攻め続けますが、相手ゴールを割ることはできません。

そのうち、今治にもチャンスが訪れます。
富山のゴール前でチャンスを作ってパスを回し、ミドルシュートのこぼれ球を中川が決めて今治がリードしました。
これが76分でした。

6 リードされてから選手交代

リードされた富山は80分、神山に代えて大山、高橋駿太に代えて椎名、吉平に代わってマテウスを入れます。
これでシステム上は、大山が右サイドバックに入り、大畑は左サイドバックに、マテウスは2列目の左サイド、椎名がトップに入った形でしょうか。
ただ、点を入れる前から選手は準備していましたが、なぜか入るのに時間がかかっていました。その間に点を入れられてしまったのは残念でした。

続いて84分には、佐々木陽次に代えて末木、柴田に代えて川西。
はっきりとは分かりませんでしたが、川西はトップに入り、椎名がボランチの位置に下がったでしょうか。
その後はほとんど富山がボールを支配しますが、なかなかシュートを打つ体勢まで持っていけません。
88分に林堂のクロスから椎名がヘディングしたのがその後唯一の1本だったでしょうか。

結局スコアは2−3で敗れました。
シュートは富山が10、今治が8でした。

7 チャンスはあったが決定的な場面は少なかった

この試合、後半はずっと押していて、この間に勝ち越し点を奪いたいところでしたが、得点は奪えませんでした。
ボールを支配していた割にはなかなかシュートまで行けなかった印象。
今治もきっちり守備をすればいいと織り込み済みだったのかもしれません。

終盤、リードされてからの攻撃にも今一つ迫力が足りませんでした。
慌てて選手を入れましたが、効果的な働きはできず。
大野がいない今、前線で脅威になりそうなのは川西ですが、その川西も脅威になるような活躍はできませんでした。
最後の切り札的な選手がいないのが現状で、それがこの3連敗にもつながっているのでしょう。

藤枝が引き分けたことで、J2昇格の可能性はゼロにはなりませんでした。
しかし、残っている可能性は、0.1%もないくらいでほぼ絶望です。
残り試合、藤枝、松本山雅が3連敗で、富山が大量得点で3連勝、そのほか、鹿児島、今治にも勝ち点を落としてもらう必要があります。
次の松本山雅戦で引き分け以下だと完全に可能性が消え、もし勝ったとしても藤枝が引き分け以上で(相手は今治)可能性は消えてしまいます。
おそらく松本山雅のサポーターが大挙押し寄せるであろう次節の様子を想像すると、どうせ可能性が消えるならこの試合で消えた方がよかったなとすら思います。

8 今のチームの軸はどこにあるのか

ここ2試合、負けていることもあってスタメンが毎試合かなり代わっています。
特にディフェンスラインもかなり代わっていてこのチームの軸がどこにあるのかという気にもなります。
逆にもう来季に向けて選手の見極めに入っているのかもしれません。

今年はいろいろな選手が使われたこともあり、来季に向けてはどの選手が残るのかちょっとわかりにくいです。
ただ逆に出場時間が長くても今の監督の構想には合わないという選手もいそうです。
最終節までちょっと重い気分になりそうです。

9 選手の出場状況

1 GK 山田 23試合連続スタメンフル出場
2 DF 鎌田 メンバー外
3 DF 大畑 2試合ぶりスタメンでフル出場
4 DF 髙山 メンバー外
5 DF 今瀬 14試合ぶりスタメンでフル出場、1得点
6 MF 碓井 メンバー外
7 MF 佐々木陽次 2試合連続スタメン
8 FW 高橋 2試合連続スタメン
9 FW 大野 メンバー外
10 FW マテウス 2試合連続サブから途中出場
11 MF ルイス・エンリケ メンバー外
13 MF 安藤 2試合ぶりスタメンでフル出場
14 FW 松岡 6試合連続スタメンで2試合連続フル出場
15 DF 濱 メンバー外
16 MF 末木 3試合ぶりサブから途中出場
17 MF 姫野 メンバー外
18 MF 川西 2試合連続途中出場
19 DF 柳下 メンバー外
20 MF 大山 7試合ぶりメンバー入りから途中出場
21 GK 西部 12試合連続サブ
22 MF 椎名 3試合連続途中出場
23 DF 林堂 31試合連続スタメンフル出場
24 MF 松本 メンバー外
25 MF 安光 メンバー外
26 MF 神山 6試合ぶりスタメン
27 FW 吉平 2試合連続スタメンで2試合連続得点
28 MF 柴田 2試合ぶりスタメン
29 MF 堀  メンバー外
30 MF アルトゥール・シルバ 2試合ぶりサブ
31 GK 齋藤 メンバー外
32 MF ガブリエル・エンリケ メンバー外
33 DF 鹿山 メンバー外
37 FW チェン・ビンビン メンバー外
41 GK 平尾 メンバー外

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