saaamoyan

ホントのキモチ。 いつだって素直でありたい。 私も、あなたも。

saaamoyan

ホントのキモチ。 いつだって素直でありたい。 私も、あなたも。

最近の記事

平等

全ての人が平等に生きる そんな方法は絶対にない。 誰かが幸せになれば 必ず誰かは不幸になる しかし、全ての人が消えれば みな平等になることができる。 私たちは平等に生きるために消えるのだ。

    • 手放す

      心が燃えている 凍えている 溺れている そんな人を見て多くの人は手を差し伸べる しかし その手の熱さに 冷たさに 遠さに 人々は手を放す その希望を掴ませてくれないのなら 最初から握らない方がいい 私はこのまま独り 燃えて 凍えて 溺れよう

      • 此処と其処

        旅立って逝った人々よ 其処はどんな場所なのだろうか。 苦しみはあるのだろうか 幸せはあるのだろうか 心から笑えるのだろうか ――此処より良い所なのだろうか。 私は未練があるのではなく その場所に逝っても 苦しみから逃れられないかもしれないことが 堪らなく怖いのだ。 もしかたら解放されるのかもしれないという 微かな希望がある今のままの方が まだ楽なのではないだろうか。 其処へ逝ってしまったらそれ以上は何も無く もう二度と戻ることもできないのだから。

        • 紙一重

          絶望に直面した時、 闇に堕ち、全てを呪うか、 光を抱き、希望を願うか。 誰もがどちらともに成り得る可能性を持っている。 ほんの些細なきっかけで、ほんと小さな出来事で、 運命は変わる。 もしあの時、あの言葉が、あの行動があれば、 もしあの時、あの言葉が、あの行動がなかったら、 私と君は違う立場になっていたのかもしれない。

          星に願いを

          もし、願いが一つだけ叶うなら、 どうか―― 「なあ、知ってるか、今夜、数千年に一度しかない流星群が降るらしいぜ」 机で寝たフリをしていた私の隣の席で、何人かが集まって話をしているのが耳に入った。 「なんか特別な星に願い事をするとそれが叶うらしいよ」 「特別?それってどんなの?」 「形が違うとか?」 「いや、形なんてわかんないでしょ」 「じゃあ色が違うとか」 「なんか嘘くさいな」 「ただの迷信でしょ」 そんな会話を心を無にしながら聞いていた。 ふと、誰かのいつもとは違

          星に願いを

          本当は

          いつも優しいあの人、 でも本当は余裕なんてない。 いつも何かを譲るあの子、 でも本当は手離したくない。 いつも大丈夫と言う君、 でも本当は助けて欲しい。 いつも笑顔な私。 でも本当は―――。 隠すのが上手いのではなくて、 本当のことが言えないだけ。 口にしようとするけど、 言葉が出てこない。 だけど、だからこそ、 私だけは貴方の味方になれる。

          深海の恒星

          深く、深く、深く、沈んでゆく。 音も、感覚もなく、光さえも届かない場所。 足掻けば足掻くほど自分の在処が分からなくなり、 藻掻けば藻掻くほど自分の存在が分からなくなる。 それでも手を伸ばし、足掻き、藻掻き続ける。 その姿は酷く醜く、滑稽で、不格好で、 そして、――何よりも美しい。 光の届かない場所で、輝く星となる。

          深海の恒星

          永遠の雨

          雨が降り続けている。 決して止むことのない雨が。 壊れかけの傘を差して、一人歩いて行く。 破れたビニールの隙間から入り込む雨粒、 歩く度に飛び散る水溜まり、 他者から掛けられる泥水、 胸の奥底から零れ落ちる雫。 誰かの差し伸べる手さえ、 霧の中の幻と思い込み、振り払う。 冷たい、冷たい、冷たい、冷たい、冷たい―― それでも歩みは止めない。 いつか"楽になれる日"に辿り着くために。

          永遠の雨