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『結婚⇒幸せ』ではない。

私は昨年結婚し、とても幸せです。
でもそれは、私が大人になってからずっと
『幸せ脳』でいるためにトレーニングし、自分の人生を自立して生きようと努めてきたからだと思っています。

この考え方をベースとして、
まずはこの記事を書く原動力となってくれたエピソードから書き始めたいと思います。

- 親戚からの祝福

私が昨年結婚したとき、私の両親も含めた親戚より「おめでとう」の祝福とともに、「これで幸せになれる」というお言葉を頂戴しました(驚)。

わかっています。悪意がないことは。

でも私の頭の中は「きょとん」でいっぱい。
あのぉ、私は独身の頃も十分幸せだったのです。(とは言わなかった。出たのは苦笑い。)

この「きょとん感」を例えるなら。

ずっと絵を描き続けてきた人がたまたま、描く対象物を山から海に変えたとします。
そうすると一部の人から、『あなたはいい絵を描くようになったね』と言われた。
でも本人からすれば、技法も、絵を描く楽しさも何も変わっていないから、『へ?』と思う。

『わたしは山だろうが海だろうが、ただ、わたしの絵を描くだけ。』なのです。


- 『結婚⇒幸せ』ではない。

noteを読む層に、結婚さえすれば幸せになれるという神話を信じている方がいらっしゃるか甚だ疑問ではありますが、『結婚→幸せ』というベクトルは正しくありません。

結婚は、人を幸せにしてくれるスーパーアイテムではない。
というかそもそも、人はアイテム(=have)で幸せを感じ続けることはできません。
もともと幸せ(=be/幸せなあり方)な人が、幸せな結婚生活を送ることができる可能性があるというだけのこと。

それに。
運よくパートナーと添い遂げられたとしても、人は必ず最期に一人になる。

一人でも幸せでいられる人だけが、いつも、毎日、最期まで、幸せでいられます。

- それでも、結婚して幸福感が増大する理由とは

結婚によって幸福感が増大するとすると、
その理由としてまず最初に挙げられるのが、マズローの欲求5段階でいう生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求までの4つが、パートナーと一緒の方が満たされやすい。という点にあると思います。

ですがこれらは、それをお互いに満たせる相性と自律性があることが前提条件ですし、そもそも結婚しなければ手に入らない代物ではありません。

拡張家族、という概念を提唱して共同生活をしている方々もいらっしゃいますし、ゲイカップルが養子を迎えることもあります。法整備が追い付いていない事実はあるものの、夫婦や家族の定義は多種多様です。

また、私が夫との生活で幸せでいられる理由として、
『motivating potential score』というものに当てはめて考えてみたいと思います。
このスコアでは、やる気と満足度に影響を及ぼす仕事の要素として下記5点が挙げられています。出典→やる気の出る仕事と出ない仕事は、何が違うのか

①技能多様性(求められるスキルの多様さ)
②タスク完結性(部分ではなく全体を把握できるかどうか)
③タスク重要性(他者に影響を与えるかどうか)
④自律性(仕事の進め方への関与)
⑤フィードバック(自身の実践の効果に関する評価)


私は家庭内での役割を、夫とコミュニケーションを図りながら上記の要素5つを満たした形で円滑に遂行できていると感じています。

特に感じているのは「タスク重要性」と「フィードバック」による自己効力感です。お互いに仕事の相談をするにしても、相手のために何かしてあげるにしても、私たちは影響を与え合い、感謝しあって暮らしています。

逆に言えば、これらがないならば(一方的に求めたり、依存したり。あるいは一方的に与えるだけの場合)は、1人でいる時よりも孤独感が強いのかもしれません。


参考になったかどうかわかりませんが、
次回の記事で、理想の人と出会う方法について書いてみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
また次回に!


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