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言葉より、心の中のイメージに焦点を当ててみて。

こんにちは。

今日は
恋愛、友達、夫婦、親子関係など

主に
感情が絡み合う関係において
大切なコミュニケーションのヒントを

書いてみたいと思います。


同じ人と何度も言い争いになってしまう方、
人間関係にモヤモヤを抱えやすいと感じている方、
あるいは、特定の人に怒りを感じている方

などのヒントになればうれしいです。



わたくしごとですが
つい最近、こんなことがありました。

数日前に、夫の出張を兼ねた一泊旅行へ夫婦2人ででかけたときのことです。

旅先は、歴史ある建物が並ぶ街なので
夫は、私にもその街を見せたい、一緒に散策したいと思ってくれたようで
私も出張に同行することになったのでした。


しかし、出発したその日もその翌日も
とても暑い日で

車移動と、日差しの中での散策に
私はとても疲れてしまいました。


疲れた様子の私を見て夫は
もちろん気遣ってくれたのですが、それと同時に
私の体力のなさを不満に思っているようでした。


というのも彼は
趣味でトライアスロンレースに出ていた人で
今でも、毎日のトレーニングを欠かしません。


そんな人からすると、
私は体力がなさすぎるのですね。。


そんな夫の不満から、
「責められている、非難されている」と感じてしまった私。


来月に再度、夫の出張があるので
また一緒に行かないかと誘ってくれたのですが

「私の捉え方の問題だと思うけど、あなたの言葉で責められていると感じる。それが怖いから、一人で行ってきてほしい」
と、私が思っていることを伝えました。


そうすると、
しばらく考えた夫はこんなことを言ってくれたのです。


「俺は、奥さんと一緒に山登りをしたり、自転車で遠出したり、そういうことをしたいと前々から望んでたんだと思う。」
「だから、辛く当たってしまったのかもしれない。ごめんね。」と。



・・・「俺は、奥さんと一緒に山登りをしたり、自転車で遠出したり、そういうことをしたいと前々から望んでた」

これは、心の中のイメージです。

おそらく私も心のどこかでは
夫が共有してくれたこの ”心の中のイメージ” は、理解していたと思います。

ですが私は「責められた、非難された」ように聞こえる
”言葉じり”に焦点を当てていたのです。

多くの人は、この時の私のように
相手の”言葉じり”に焦点を当てて、その言葉を自分が好きなように解釈しています。

そして、その「自分の解釈」に傷ついて
思ってもないことを言ってしまったりするのです。

これが、世の中の多くの言い争いの正体です。



これを防止するにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、自分から先に
「自分の心の中のイメージ」を開示することです。

そして、それをやり続けることです。


自分の心の中のイメージを開示する…
といっても、どうすれば?と思われる方に
そのコツをお伝えしますね。


自分の感情を分解して、仮説を立ててみるのです。


例えば、怒りの感情…
それは、単体では発生しえない感情であると言われています。


つまり、怒りの根底には、悲しみ、怖れ、寂しさなどがあるのです。


ここで、怒りの感情の日常的な例を出してみますね。


スーパーの店員さんに、長時間にわたってクレームをつけているおじいさんがいるとします。クレームの理由は、「失礼な接客をされたから」。


こんな光景に、誰でも一度は遭遇したことがあるのではないでしょうか。

このおじいさんは、見た目は怒っているように見えても
本当は「悲しくて怖い」のです。


なぜ、悲しくて怖いのか。
それは、「自分の存在が軽々しく扱われたように感じて、そのことによって、自分に価値がない」と思ってしまった。
これを ”存在論的恐怖” といいます。


この存在論的恐怖とは、(本人にはその自覚はなくとも)
自分の存在そのものを(命をも)脅かされるような感覚です。


だから、相手を攻撃することによって自分を防御しようとする。
そして、謝罪などによって相手に「自分の価値を認めてほしい」のです。


おじいさんは、
「まるごと自分を受け入れて、そして、価値のある存在だと認めてほしい」という望みをもっているのです。

なんだか切なくないですか?可愛らしくも感じてきます。

そしてこの「困ったおじいさん」のような人は、誰の中にも存在します。


私の中にも、あなたの中にもです。


急にわいたように感じる「怒りの感情」は、どんな悲しみや恐怖から来ているのかな?
さらにその悲しみには、自分のどんな望みが隠れているのだろう?

最初は確証がなくても構いません。「こうかもしれない」という心の中のイメージを、相手に打ち明けてみましょう。
できるだけ素直に。


もしかしたら、「愛されたいけれど、愛されていないように感じて悲しい」から、あなたは怒っているのかもしれません。

「そのままを受け入れてほしいけれど、頑張っていないと”おまえなんかいらない”と言われそうで怖い」から、ぎりぎりの精神状態まで頑張りすぎていませんか。


自分の心の中のイメージを、掘り下げて、認めて
大切な人に共有してみてくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた次回にて。



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