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Simple is best

別になにかあったというわけでもないのに気がつくと心も身体も疲れている。そういう時の原因ってなにかなーと思うと、「自分がなにも生み出せていない」と感じている時が多かったりします。

周囲の人はすっごくキラキラ✨して見えるのに、私最近なんかしたっけ?と考えても、別に生産性の欠片もない日々を送っているなぁとしか思えなかった時には「はぁ~。(-_-;)」と落ち込んだりすることが多いです。

ところが、そんな私の気持ちなどお構いなしに入ってくるのが、以前ここのnoteにも書いたぷかぷかのてらちゃんのメッセージです。

相変わらず彼女の日々は小さなキラキラで溢れています。
昆布と椎茸で出汁を取ったこと、お弁当箱をフロシキに包んだこと、ご飯をお茶碗に盛り付けて胡麻塩をふりかけたこと、ほうじ茶ラテを飲んだこと、そしてお決まりの「今日どこに行きましたか?」

そんなてらちゃんに誘われて5月にサンリオピューロランドに行きました。
正直どうなるのかしらとちょっとドキドキしながら行ったのですが、ものすごく意外だったのは「まるっきり気を使わなくていい!」ということ。

行きたいところに行って、見たいものを見て、純粋にそれを一緒に楽しもうということだけが原動力のてらちゃんを見ていたら、「あれ?普段の私ってそういう『ただ楽しむ』みたいなことできてるっけ?」という思いが首をもたげてきます。

日常ではやっぱり色々気を使って行動したり発言したりしていることが多くて(まぁ異論のある人もいるとは思いますがw)、それで失敗して落ち込んでみたいなことの繰り返しをしているような気がする中で、私がなにをしようとしまいと「石塚さん!」と声をかけてくれるてらちゃんを見ていると、無条件に受け入れてもらえることが人間って大事なんだなとすごく感じたわけです。

でも、世の中にはただ一緒にいるだけでそんなことを気がつかせてくれる存在を、「障害がある」というだけで排斥しようとする悲しい現実もあります。

てらちゃんが通っているNPO法人ぷかぷかの高崎さんが書かれた「ぷかぷかな物語」には、高崎さんがてらちゃんのような「ぷかぷかさん」に魅かれてNPO法人を設立し、大変な苦労をしてパン屋を軌道に乗せて、街に受け入れられるようになるまでの軌跡が余すところなく書かれています。

残念ながら偏見や差別はまだまだ世の中に溢れていますが、そういう空気の中で本当に消耗しているのは、自分を「普通」だと思っている私たちなのかもしれない。
そんな風に感じさせてくれる本です。
ぜひ皆様手に取ってみてください。
そして、ぷかぷかさんに会いに行ってみてください。

NPO法人ぷかぷかでは「子どもたちにオペラをプレゼントする」というクラウドファンディングを絶賛実施中です。
2019年7月5日が期限となっておりますので、こちらもよろしくお願いします!


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Sayaka Ishizuka
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