見出し画像

私と2021/11/1

2021年11月1日

あなたは何をしていましたか?

私はパソコンの前にかじりついていました。

それは何故か

V6のラストコンサートの配信を見るためです。

コンサートの感想は元より説明するつもりはありません。

何せ全く覚えていないのだから。

こういうと、その程度だったのかと思われるかもしれません。

確かに私は熱狂的なファンではありません。しかし覚えていないのは色々思うことがあったからです。

まずコンサートの内容が気に入らなかったわけではありません。

ただ「最後」という想いが溢れすぎて記憶する余裕が無かっただけなのだと思います。

私が彼らのファンになったのは2006年頃です。

それまで正直なところ、ジャニーズを食わず嫌いしていました。

歌番組などで素肌をさらけ出しながら、衣装の前を開いて歌って踊るのが何故か苦手だったのです。

どこかひねくれた視線で眺めていた記憶があります。

そんな私が何故ファンになったかといえば、多分時代の流れなのでしょう。元より年齢の高いメンバーがいるV6が落ち着いた衣装になってきたのです。

キラキラはしているけれど比較的シックでシンプルというか。

まずここで見た目問題はクリアしたと言えるでしょう。

加えてV6といえば「バラエティ」番組の経験豊かなグループでもあります。冠番組である「学校へ行こう」では数々の体を張った彼らの勇姿が見られます。

歌って踊ればかっこいい、バラエティでは面白い。

気づけば私は彼らのファンになっていました。

雑誌や出演番組を漁り、過去に出た雑誌を探し求めて古書店街などをさ迷い歩いたのも良い思い出です。

しかし最後まで私は彼らのライブに参戦したことはありません。

応募はしたことはあるのですがいずれも惨敗に終わりました。

ファンクラブにも入りませんでした。いやそれぐらい入れよ、と思われるでしょうが恐らくまだファンになりきることに多少の抵抗があったのでしょう。

そんなこんなでドはまりしたり、ちょっと離れたりを繰り返しながら彼らを好きでいました。

あれはちょっと離れていた時期だったので正しい日にちはわかりません。

V6の解散が発表されました。

私はそのニュースを聞いたとき、不思議と落ち着いていました。それこそ「へぇ」としか言わなかったと思います。

あぁ、解散か。まぁもうアイドルとして長年やってたしなぁ…

薄情と思われるでしょう。

しかし本当にそのくらいしか頭に浮かばなかったのです。

その後、解散の日が近くなりつつあったある日突然火がつきました。

私は着火すると走り出す仕掛け花火よろしく彼らを再び追い始めました。

最後に出演した歌番組では涙を流していました。

そして迎えた11月1日。

私はラストコンサートの終幕を告げる画面を眺めながらしばらく呆然としていました。

終わっちゃったんだなぁ…

…?

終わったのか?

その後、私はトニセン(V6の年長組)のファンクラブに入会しました。

なんだこの流れ、と思うでしょう。

ですがこれが私の偽らざるファンとしての経歴です。

古参のファンの方からしてみればいけすかない部分もあるかもしれませんがそこはご容赦下さい。

私はこれから彼らを追いかけます。

てゆうか本当に解散したのか?

V6!