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仕事と妊活や不妊治療 〜自分のタイミングで妊活しよう〜


 わたしの仕事は小学校教諭です。今年度で10年目になりました。

 わたしは大学を卒業してからすぐに小学校教諭になったので、他の仕事をしたことがありません。なので、他の仕事をされている方がどのように妊活や不妊治療をしているかはわかりませんが、教員をしている者として経験した妊活のことや不妊治療のことについて書いていこうと思います。


 わたしが結婚をしたのは、2016年3月。その時わたしは5年生の担任をしていました。修了式の日が大安だったので、午後から婚姻届を提出しに行く予定だったのですが、帰る直前にわたしのクラスの子が怪我をしてしまい、病院に行くまでずっと付き添うことになり、夫に待っていてもらったのは忘れられない思い出です(笑)


 最近では、1年毎に担任が変わることが多いようですが、その時勤めていた学校では、『5年生を担任したら、6年生まで担任して卒業させる』という感じの学校だったため、わたしも5年生の担任をすると決まった時から、この子達を卒業させるんだと思っていました。

 『6年生の担任をお願いしたい』と校長から言われた時、わたしは『はい』と即答しました。その後校長から『わかってるとは思うけど、担任している間に担任が変わる…ってことは…』と言われました。わたしは咄嗟に『卒業させるまで頑張ります』と答えました。校長ははっきりとは言わなかったけど、産休・育休をとるとなれば代わりを探すのが大変だから避妊してくれと伝えたかったんだと思います。今思えばマタハラですね。

 その時のわたしは、自分が不妊治療をすることになるとは思ってもいなかったし、6年生の担任をしている半年経ったぐらいから妊活をすれば、来年度の1学期頃には産休に入れると思っていました…


 実際に6年生の担任をし始めて半年程経った頃から妊活を始めました。
 でも、6年生の担任の仕事量がとても多く、毎日帰りが20時や21時頃、精神的にも疲れている中、妊活がうまくことはありませんでした。ストレスが妊活によくないとよく見聞きしますが、ストレスがない生活なんて絶対できないので、お先真っ暗でした。

 不妊治療をしている教員が多いと聞いたことがありますが、そりゃそうでしょと思います。


 小学校教諭で担任をしていると、朝から子ども達が帰るまでは、給食中も含め休む間もなく授業や何かしらの対応をしています。子ども達が帰ってからは、明日の授業準備や今後の行事の準備、打ち合わせや会議等があり、さらには電話対応や保護者対応等もすることもあると、気づいたら毎日定時の17時を回っています。一応休憩時間は放課後に設定されていますが、実質休憩時間なんてありません。こんな状況じゃストレスを感じずに仕事をするなんてわたしには無理です。

 わたしは新しい学校に転勤した1年目に不妊治療を始めました。以前書いた記事にも書きましたが、不妊治療をしていることを管理職に話しましたが、あまりいい顔はされませんでした。それは、わたしがもし治療で休んだり時間休暇を取ったりすると、他の先生を代わりにクラスに配置するのが大変で、できればしたくないというのが正直なところだと思います。でもわたしは、急に休むよりは事前に知らせておくほうが良いと考え、言うことに決めました。


 担任をしていると、どうしても妊娠をするタイミングを考えがちです。1番良いだろうというのは、4月から産休・育休パターン。それか2学期や3学期から産休・育休パターン。キリが良いタイミングで産休・育休に入れたほうが良いと思ってしまします。

 でもなかなかそんなうまくいかないものです…
 中にはタイミング良く授かれている先生もいますが…

 

 教員が足りない状況の今、産休代行の講師がなかなか見つからないそうです。今勤めている学校も昨年度3学期から産休に入られた先生がいましたが、結局講師が見つからず、他の業務をしている先生が代わる代わる担任をしていました。保護者にしたらそれは不安要素なのかな…?



 わたしが妊活や不妊治療をしてから強く思うのは、自分の人生なんだから、職場の周りの人にどう思われようが、自分のタイミングで妊活すればいいし、不妊治療もしたらいい!ということです。

 職場でマタハラをされようが、不妊治療をしていて嫌な顔をされようが、わたしの1番の味方が周りにいてくれる限り、自分の人生のタイミングを優先していいと思います!


 教員で妊活のタイミングで悩んでいる人は、自分のタイミングを優先してほしい。担任をしていたら、最後までみたいと思うけど、授かれるだけでもすごいことだから、それまでに信頼関係を築いていれば、子ども達も保護者もわかってくれるはず。

 妊娠・出産を素直に喜べる子ども達になってほしい。
 妊娠・出産を素直に喜んで快く送り出してくれる職場になってほしい。




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