25歳の春、軽やかに生きる“実験”へ
「あぁ、こうやって死んでいくのか」と絶望していた。
倒れるまで悩み抜いた日々。
そんな日々から一歩進みたいと思った。
確固たる決意があるわけじゃない。それでも――
現在勤めている会社を4月末で退職し、フリーランスのような働き方をすることになりました。
今後のお仕事は、ライター・ブランディング周りなど、ことばに関するものが多いですが、ご縁があれば何でもやりたいと思っています。
心地良い働き方を探るための、大きな、それでいて軽やかな実験。あたたかく見守っていただけると幸いです。
“実験”と書きました。
そう、僕はなにか明確な答えにたどり着いて、今回の決断をしたわけじゃありません。「どう社会とつながるのが心地良いのだろう」という問いを、自分なりに探求するための選択です。
どんな人と過ごすのか。どこに住むのか。どうやって働くのか。
理科の実験みたいに、変数をひとつひとつ変えてみる。そして、僕の心がどう反応するのかを観察する。そんな日々を過ごしたいと思っています。
正直、不安はあります。これで良かったのかな、と毎日悩んでいます。
それでも、まだ見ぬ自分を感じていたい、という想いの方が強かった。
明日の自分には何が起こるんだろう、来年の自分には何が起こるんだろう。
そんなワクワクを感じる人生にしたい。そう思っての“実験”です。
実験にあたって、大切にしたいものが2つあります。
それは“問い”と“想い”。
問い
僕は自他ともに認めるほど、人生悩みがちな人間です。「安久都って悩むのが趣味だよね」と友達に言われるくらい。いつか死ぬのになぜ生きるんだろう、と日々悩んでいます。
そこに答えがあるとは思っていない。けれど、答えのない問いを思考するプロセスは大切なんじゃないか、と考えています。
その思考は、その人らしさをあらわすから。
答えを欲しているわけじゃありません。その人らしさが発揮されるような、答えのない問い。それを大切にしていたいと思っています。
想い
人生悩んでいる僕ですが、そんな悩みがどうでもよくなる瞬間があります。それは、人の純粋な想いに触れる瞬間。
思えば、高校の文化祭や大学の部活など、人の強い想いが集結する場が大好きでした。
「これがやりたい」「あれを形にしたい」そんな想いに触れ続けていたい。
一緒に過ごす人の想いが結実する瞬間。そんな瞬間を、ひとつでも多く味わえる人生にしたいと思っています。
実験と表現しているよう、この選択がどう転ぶのかは分かりません。もしかしたら週5正社員に戻るかもしれないし、主夫になるかもしれないし、大学院に進んでいるかもしれない。
大切にしたい軸はハッキリしています。けれど、それらをどう扱えばいいのかは皆目見当もついていません。不安がないと言ったらウソになる。
それでも、不思議とワクワクもしています。25年生きてきたなかで、最も先が見えない選択をしたからかもしれません。
「こうやって死んでいくのか」と絶望していた自分。
「どうなって生きていくんだろう」とワクワクしている自分。
これからの僕の人生に、何が待っているのか。どんな出会いがあるのか。どんなご縁が広がるのか。
人生をかけて行う実験を、楽しみ尽くしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 あなたが感じたことを、他の人とも分かち合いたいと思ってくださったら、シェアいただけるととっても嬉しいです。 サポートは、新たな本との出会いに使わせていただきます。