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コロナとICT

コロナウイルスに関係する休校要請を受けて、オンラインでの学びを提供する事業が続々とでてきた。
https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/

"EdTech"を推進する教育産業室がすばやく情報提供している。「#学びを止めない未来の教室」というハッシュタグが生まれるほどのポジティブさで、この状況から新しい学びの選択肢を取り入れる学校が増える流れができたらいいな。

と思う反面、違和感を感じる部分がある。「全国の学校の臨時休業が進むだろうけど、そんなときこそEdTechがその力を発揮します。(上記リンク)」ICTって、「そんなとき」のためのものなのか?

確かに急遽休校要請が出て、学びたくても学べない生徒・学ばせたくても学ばせられない先生にとってオンラインでの学習機会は大いに効果を発するはず。今まで「そこまでやらなくてもな...」と、環境や雰囲気から一歩踏み出せなかった先生にしてみれば千載一遇のチャンスだろう。FacebookやTwitterといったSNSを見てみても、休校措置対応のサービスがタイムラインにどんどん流れてくる。「アンテナが低くて知りませんでした。」という言い訳を許さないぐらいだ。溢れかえっている。

どれを使えばいいのか、はめたことのない指輪を川から探すような状況になっては元も子もないけれど。

ICTは、根本的には生活に根差していて、生徒(学習者)は好きなように手段を選んで学習するという目的があるはず。コロナ以前に発表されたGIGAスクール構想も、これを推し進めるための思い切ったものだった。ICTは、日本の幼き学習者の生活と学習を結びつけるハブだ。「オフラインがダメになったから、そんなときだから。」で入れた後、ICTの導入や人の意識はどうなるのだろう。

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永続的に利用可能という訳ではなく、1か月無料が多い。始めたものの4月からは使えないとなると生徒がかわいそうだ。オンラインで授業をするのも、複数のアプリを使う必要が出たり教室でのやりとりとは違った注意が必要になる。授業動画配信も、YouTubeの1分広告でさえうざったいのに20〜30分の長い動画をクラス全員が見るはずもない。ひと口に「オンライン授業」と言っても、クリアせねばならないハードルは少なくないのだ。

そして何よりオフラインの代替として捉えられてしまうと、オフライン復活後(4月以降)、ICT本質的導入の精神的な壁が増えてしまうのではないか。

それでなくても、「困ったときの」という枕言葉がついてしまいがちなICTだ。困ったらメールで連絡すればいいとか、困ったらclassroomで流せばいいとか。コミュニケーションがあってのICTであるのに、生徒も教員もCがよく抜け落ちる。夜遅く連絡や質問をしてしまったりして、22時、23時、24時をまわってから家庭や教員に通知が来るなんてこともある。

どのようにICTを本質的な意味で根付かせていくか、生徒・教員・保護者に対して4月以降にどうアプローチしていくか、4月以降を見越して今どう動くか。この3点が今後のICT導入に大きく影響しそうだと、「そんなときこそ」を考えてしまう。

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青二才なりの出藍

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