新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。

【読書感想文】『精神看護』2020/7「新型コロナでどうなりましたか?」

画像1

昨日6月29日発売の、雑誌『精神看護』が届きました。

私がお世話になった知り合いの方が、特集執筆者の一人なので、どんなことが書いてあるか、興味が湧いて、ポチりました。

以下は、Amazon情報欄より。

出版社からのコメント
[この特集は……]
こんな世界になるなんて、誰が予想したでしょうか 。
人と人との交流、接触、対面での会話が「避けるべきもの」に変わり、数か月。
特に医療、看護、介護、福祉、心理といった、「身体」的な近さを前提にしてきた仕事では、自分たちのあり方自体が揺るがされる事態となりました。
この状態が一時のことなのかどうかはまだわかりません。
ですが、この未曽有の混乱期を記録しておく意味で、この特集では、6人の著者に問わせていただきました。
「新型コロナで、あなたはどうなりましたか?」と。
著者について
[緊急特集]の著者たち
小瀬古伸幸(精神科訪問看護ステーション)
訪問看護ステーションみのり・統括所長。

信田さよ子(カウンセラー)
原宿カウンセリングセンター所長/公認心理師・臨床心理士。

村瀨孝生(特別養護老人ホーム)
特別養護老人ホームよりあいの森・施設長。

金井聡(社会福祉)
社会福祉士/精神保健福祉士。1977年生まれ。2001年東京大学教育学部卒業。。ソーシャルワーカーとして 十数年、障害者の生活支援に携わった後、大学院に進学。現在、東京ボランティア・市民活動センターの相談員として NPOのサポートにかかわるほか、貧困を理由に住まいを失った LGBT当事者のハウジングファーストプロジェクトの事務局も務める。

木村純一、中島裕子(就労継続支援B型BaseCamp)
ソーシャルワーカーと生活支援員・看護師。

木田塔子(大学生)
看護師を目指して学ぶ日々。

社会福祉の金井さんは、私の中学・高校の部活で4つ上の先輩です。同業者であることがわかった時には、驚きましたが。

「新型コロナでどうなりましたか?」

私のいる福祉業界でも、介護・看護分野の方は特に、身体接触なしの支援は成り立ちません。そうでなくても、対面支援が原則です。会社の会議ならオンラインでも十分成立するでしょうが、福祉の対人支援だと、オンラインでは、相手の視線・表情・仕草などを読み取るのは、難しいです。無理とは言いませんが、これらに問題の本質が隠れていることもままあります。いや、そちらの方が多いかと思います。

現実問題として、医療崩壊を防ぐために、何かしらのトリアージ(患者の容態に応じた、治療の優先順位の振り分け)が必要で、トリアージの基準が国によってまちまちなのは、周知の通りです。そして、毎日のトリアージが、医療従事者の方の大きな心理的負担になっているのは、想像に難くありません。

社会福祉の現場でも、徹底した感染予防策が行われています。これらは極度の緊張を持続的に強いるものであり、率直に言って、支援そのものよりも、こちらの方が負担が大きいです。従事されている方が、バーンアウト(燃え尽き症候群)に見舞われないかが、とても心配です(私が知らないだけで、すでに発生しているのかも知れません)。

仕事の状況

を言えば、周りのフリーランスの方からは、研修等の仕事が尽く吹き飛んだという話をよく耳にします。フリーランス事業者にとって、事業構築とビジネスモデルの変換は避けられそうにありません。正直、私自身も頭が痛いどころではありません。
オンラインで、いくつものワークシートを記入・添削してやりとりするのは、非常に負担が重いです。Zoomには、ファイル送付機能があるとは言え、セッションそのものよりも、こちらのやりとりの方が、疲労します。

私自身は幸いにして、今のところ、大きくはメンタルを崩していません。コツは、毎朝1時間のウォーキング(田舎なので誰にも会わない)と、トランペットを吹くこと(古びた団地の一軒家ですが、クレームが来たことはありません)でしょうか。丸一日、同じ頭の使い方をすることを続けると、身体感覚がおかしくなります。

ちなみに、私は、テレビを見るのを、ほぼやめました。朝から晩まで、新型コロナの話題ばかりなので、テレビ大好きの私でも、さすがに疲弊します。
新聞は日経しか読まないので、一般紙がどれだけ新型コロナに紙面を割いているのかは知りません。いつまでこれが続くかわかりませんが、当分は、意図的に情報流入を制限することになりそうです。

メンタルヘルスの維持に役立つ情報

を、最後に本誌より。

1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行下における、
こころの健康維持のコツ
:先の見えない中であっても、日常の生活リズムには気をつけよう
(日本うつ病学会)

2)新型コロナウイルスと闘う医療従事者に敬意を
―日本看護倫理学会声明―
 

日常生活を規則的に送るための自己管理術(出典上記1)
・ 自宅待機や在宅勤務であっても、自分自身で毎日決まって行う日課を設定しましょう。そうすることで、あなたの体内時計は安定して働くようになります。
・ 毎日、同じ時刻に起きましょう。決まった時刻に起床することは、体内時計が安定して働くために最も大切です。
・ 毎日、一定時間を屋外で過ごすようにしましょう(訳注: 密閉・密集・密接の 3 密の状況を避け、一人でいられる場所で)。体内時計の時刻合わせには、朝の光が欠かせません。朝といっても、お昼近くよりは、午前中の早い時間帯が望ましいでしょう。
・ もし、あなたが外に出られないとしても、少なくとも 2 時間は窓際で過ごし、日の光を浴びながら、心の落ち着ける時間を持ちましょう。
・ 在宅での仕事や学習、友人との電話、料理など、毎日行ういくつかの活動はやる時間を決めましょう。そして、毎日、同じ時間に行いましょう。
・毎日、運動をしましょう。できれば、毎日、同じ時間帯で。
・ 毎日、同じ時間に食事をしましょう。食事の時間になっても、食べたくない時もあるかもしれませんが、それでも時間が来たら少量でも良いので何かを口にしましょう。
・ 人との交流は、たとえ社会的距離確保の期間中であっても大切です。リアルタイムに考えや気持ちを分かち合えるような人はいるでしょうか? テレビ電話か音声通話かはどちらでも結構ですので、可能そうな方とコミュニケーションの機会を持つようにしましょう。すぐに相手が思いつかなくとも、誰かいなかったかを思い出してみましょう。LINE のような文章だけの会話であっても、リアルタイムにメッセージが行き交うものであれば大丈夫です。そして、毎日、同じ時刻にそういった相手とコミュニケーションするスケジュールを持ちましょう。
・ 日中の昼寝(特に、午後遅くの昼寝は)は避けましょう。もし、どうしても昼寝が必要な方は最大でも 30 分以内に抑えましょう。昼寝は、夜の深い睡眠を妨げます。
・ 夜間に明るい光(特にブルーライト)を浴びるのは避けましょう。コンピューターやスマートフォンのディスプレイも含まれます。ブルーライトは、睡眠に不可欠なホルモンを減らしてしまうことがわかっているからです。
・ 自分自身に合った、起床と就寝の時間を決め、一貫してその睡眠リズムを保つようにしましょう。もし、あなたが夜型ならば、たとえ家族の人より少し遅く寝て、少し遅く起きることになったとしても大丈夫です。毎日、同じ時間に床につき、同じ時間に起きることがポイントです。

◇◇◇


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!励みになります!
8
精神科キャリアカウンセラー。メンタル疾患からの復職を目指す方の、キャリア構築支援をしています。精神保健福祉士、国家資格キャリアコンサルタント・CDA、認定オンラインカウンセラーなどのライセンスを保持。 サービス受付ページ→http://www.s-yam-gucci.jp
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。