見出し画像

プロフェッショナル社会人の学び直し実践方法、解説します。

今日の日経朝刊より。

池上彰の大岡山通信 若者たちへ
(248)働き続けるために(下) 学び直す力が人生支える

(有料記事)

昨今、いわゆる”リカレント教育”(生涯にわたり、教育と就労を交互に繰り返すことでスキルを高め続ける教育制度)の必要性が叫ばれています。
このコラムでは、社会人で働きながら、専門知識を深めていく上でのポイントを考えてみます。

「スキマ時間でも、本を開いて勉強せよ」との助言は、疑問です。

暗記勉強なら有効なやり方でしょうが、隙間時間に、頭の中を仕事脳から勉強脳にスイッチして、内容を理解・吸収するのは至難の技です(超高学歴の天才肌の人は別です)。しかも、想像以上に体力を消耗します。本業に影響が出てしまうかもしれません。ペースは人それぞれで良いので、1時間くらいはまとまった勉強時間を取った方が良いと、私は思います。

問題は、”勉強の仕方が分からない”という人が散見されることです。昨今、大学入試も、半分以上がAOや推薦によるものなので、いわゆる受験勉強をしたことのない若者が激増しています。
受験勉強の良し悪しはさて置き、勉強習慣が全くないと、社会人になった時に困ります。なぜなら、知識労働に就くなら、専門知識のアップデートは必要不可欠だからです。大学で学んだ内容が、一生使い回せるはずがありません。どの専門分野で勝負しようとするにせよ、卒業後も一生勉強漬けになります入社直後は、会社側も学習サポートをしてくれるところが多いので(そのレベルは玉石混淆ですが)、うまくそこで学習習慣をつけましょう。

「読書は最強の勉強法」

私は今、資格試験の勉強を並行しているため、読書量は相当落ちていますが、ざっと見まで含めれば、私も年間数十冊〜100冊くらい、読んでいる気がします(←数えたことない)。ただ、年間何百冊も読んでいると言うのは、「その時間で読み切れるような、中身の薄い本しか読んでいません」と宣言しているようなものなので、実は結構恥ずかしいものです(学者さんは別です)。
標題に異論はありませんが、一つ↓

良書を読むための条件は、悪書を読まないことである。

ショーペンハウアーの言葉ですが、言い得て妙ですな。

書店で気になった本も、実際に中身を見る事は勿論、Amazonのレビューも併せて見たりします。その時間があるなら、さっさと買って、速読してしまえば良いという発想もあるでしょうが、購入する本は、かなり吟味しています。なぜなら、無駄な本を読んでしまうと、他の有用な本を読む体力を奪ってしまうからです。人間の脳味噌は一度にインプットできる量に限度があります(これも、超高学歴の天才肌の人は別です)。読書体力のない状態で読んでも、全く記憶に残りません。チラ見して終わるような本は、図書館で借りて済ませます。

読む本のテーマを決めることも大事です。
私が読む本は、意思決定の専門書と経済学の解説本がほとんどです。闇雲に濫読する余裕は、社会人にはないと思います。でないと、その本が気になったということ自体を忘れてしまうからです。逆説的なことを言いますが、書店で「これは」と思った本は、片っ端から買うことにしています。

私は、じっくり読んだ本は、Amazonレビューにまとめることが多いです。そこまでしなくても、読書後に題名、1~2行の感想を手帳に書き込むくらいのことはしないと、内容は頭に残りません(これも、超高学歴の天才肌の人は別です)。

ちなみに、私は、電子書籍はほとんど買いません。それは理由があって、ワンクリックでどんどん中身をチラ見すると、1時間も経たないうちに1万円以上飛ぶという怖さもありますが、書影がないと、買った本の存在自体を忘れる可能性が高いからです。

日刊経済新聞は、読んでおいた方が良い

私は基本的に、一般紙は全くアテにしていないのですが、日経は一応読んでいます(経済以外の記事のクオリティが落ちるのは、目をつぶる)。なぜなら、社会人になった時に、新聞は読めと言われたから 苦笑(そこは言うことを聞いた方が、新社会人としては良いだろうと判断した)。

経営コンサルタントの小宮一慶氏が、「日経電子版活用セミナー」でこのようなことを言っておられました。

【”新聞の読み方”より】
記事全文ではなく、リード文だけでも良いので、2ヶ月は訳が分からなくても我慢して読み通す習慣をつける。そうすると、世の中の見え方が変わる。

2ヶ月ではその実感はありませんでしたが、年単位で考えると、少しはアンテナが高くなったかなと思います。毎日日経にアクセスしないと、感覚が鈍る気がするようにはなりました。

他にも、紹介されたTipsはあって、
1】1日に1つでも半行でもいいからメモする。
2】それを定期的に読み直す。いざという時に役に立つ。
3】新聞に書かれていない、”ない記事”に注目する。

私は、メモではなく、Excelへのコピペ↓ですが、言われてから随分過ぎました。自分がどういうところに引っ掛かったのかがストックできるので、お勧めです(本当は、手書きメモの方が良いそうなのですが)。

スクリーンショット 2020-10-05 10.40.51

学び直しの本丸・社会人大学院

個人的には、MBAはあまり学び直しにはならないと思っています。少し前までは、MBAを持っていることで査定が上がったりしたようですが、今はそのようなことはほとんどないようです。MBAに行くなら、海外トップクラスの大学でないと、ほとんどバリューがありません。
国内MBAだと、早慶一橋以外はキャリア上の価値はないと考えた方が良いようです。厳しいことを言いますが(私が出た京大にもMBAはありますが、評判は全然聞きません)。

MBA以外もことの本質は同じで、なぜなら、大学院は研究するところであって、勉強だけするところではないからです。研究というアウトプットをするには、勉強というインプットが必要ですが、インプットだけでは、学位論文は書けません(博士課程でないと一人前の研究者とは言えないと仰っている方がいましたが、はっきり言って、修士論文をナメすぎです)。ただ勉強したいだけなら、独学の方がコスパは圧倒的に良いです。

今、AIとかDXとかが持て囃されていますが、これらを専門職大学院で身に付けたとしても、数年で陳腐化します。
一番現実的なのは、社会人講座に参加することでしょう。
私の経験談は、ご参考までに。

オンライン記事を濫読する

また、オンラインという手もあります。
無料メルマガなんて糞食らえだと言われますが、私の個人的な感覚ですが、有料記事をサブスクリプションで買う価値のあるものは、稀だと思います。
私は、某経済ニュースサイトを一時期、有料登録していましたが、今は無料会員にしています。月額1400円では全然元が取れないとわかったからです。

一つの有料メディアを読み込むよりは、無料登録で良いので、濫読した方が効果的に思います。一番良いのは、気になった記事を単体で買うことなのですが、今は、どこもサブスクばかりなので、困りものです。

「教育とは麻薬のようなものだ」

アメリカの教育学者リチャード・E・ピーターソンの言葉で、”高い教育を受けている人ほど、さらに別の教育(教養)を欲する”という意味だそうです。

勉強は、とても楽しい。(某受験予備校の人気講師)

勉強が苦にならないようになれば、知識労働者のプロフェッショナリティーは確立できると言えるでしょう。人生しめたものだと思います。


【その他参考記事】

それではまた、次のコラムでお会いしましょう!

◇◇◇

お仕事の内容はこちらです。

【その他、ご相談等は、こちらからお願いいたします】

http://s-yam-gucci.jp/reservation


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!励みになります!
5
精神科キャリアコンサルタント。精神保健福祉士、国家資格キャリアコンサルタント・CDA、認定オンラインカウンセラーなどのライセンスを元に、メンタル疾患からの復職を目指す方の、キャリア構築支援をしています。 サービス受付ページ→http://www.s-yam-gucci.jp
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。