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色っぽい小説が書きたい

 こんにちは、亀山真一です。
 『喪失記念日』前後編をアップいたしました。先日セルフ反省会の記事を書いた時に挙げた、がっつり濡れ場のある小説の1つです。公開するか悩むと書くことで逆に踏ん切りをつけました。


 妄想と幻想と願望に溢れたこの作品を書き上げた時、僕は大学文藝部の同期後輩(男女問わず)とベッドシーンについて謎の討論をしました。基本的に下ネタは苦手なはずなのに、題材がフィクションになった途端えげつないことを言う。

 具体的な発言はあまり覚えてませんが、当時の僕が書きたかったテーマの1つが処女喪失への憧れだったのは間違いありません。最終的に後輩にこんなことまで言ってました。

「言うてウチら未経験なんだよね。経験者から率直な意見を伺いたいよね」

 完全にセクハラじゃねえか!

 そして現実の僕を知っている相手からこんなことも言われる。

「たぶんだけど知らなくていい亀山さんの情報が入ってきたわ」

 それな。中学時代は地味に吹奏楽部だったとか、東京の繁華街に対する僕のイメージくらいならいいけど「あれ」は生々しかったよね。ごめん。

 しかし今読み返すと本当にどうやって書いたのか謎です。最近その手の話は書いてませんし、書き方を忘れている疑惑。
 先日27歳がなんだって話も書きましたが、きっと年をとって一番困るのはどんどんこじらせてしまうってことなんですよね。恋愛なんてファンタジーだと、僕は何歳まで嘯けるだろうか。

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