ぼくのかんがえたさいきょうの茅原実里河口湖サマーライブ

さとーめたるです。ぼくのかんがえたさいきょうの茅原実里河口湖サマーライブを持ってきました。

2021/08/07 Final Countdown Night

OPSE. Final Countdown (Europe)
1. Tomorrow's Chance
2. 灼熱PARADISE
--- MC---
3. Cynthia
4. Prism in the name of hope
5. あなたの声が聴きたくて
--- スペシャルコーナー:アコースティック ---
6. この世界は僕らを待っていた
7. TERMINATED~通し道歌
8. MOTEL (B'z)
--- MC ---
9. みちしるべ
10. PRECIOUS ONE
--- CMBのプログレインストタイム --
11. Lush March!!
12. 境界の彼方
13. NEO FANTASIA
--- MC ---
14. 蒼い孤島
15. Contact
16. Voyager Train
17. Paradise Lost
--- MC ---
18. Sunshine Flower
--- アンコール ---
19. 純白サンクチュアリィ
20. 美歌爛漫ノ宴ニテ
--- ダブルアンコール ---
21. 花束
22. 一等星

2021/08/08 We Are The Champions Night

OPSE. We Are The Champions (Queen)
1. Planet Patrol
2. ピーカンVACATION☆
--- MC---
3. Cynthia
4. Prism in the name of hope
5. あなたの声が聴きたくて
--- スペシャルコーナー:アコースティック ---
6. この世界は僕らを待っていた
7. TERMINATED~通し道歌
8. 卒業 (尾崎豊)
--- MC ---
9. みちしるべ
10. PRECIOUS ONE
--- CMBのプログレインストタイム --
11. Best Mark Smile
12. 境界の彼方
13. NEO FANTASIA
--- MC ---
14. 蒼い孤島
15. Contact
16. 詩人の旅
17. 君がくれたあの日
--- MC ---
18. Purest note~あたたかい音
--- アンコール ---
19. 純白サンクチュアリィ
20. 美歌爛漫ノ宴ニテ
--- ダブルアンコール ---
21. ステラステージ
22. 夏色華日

初日アホセットリストの解説

初日は「ファイナルまでのカウントダウン」なわけですよ。それなら、OPSEはこの曲しかないでしょう?

茅原実里全般に流れる北欧メタルの雰囲気にぴったりだね!!!優勝!!!!!

一曲目はともちゃん、これは迷わなかった。続く「灼熱PARADISE」、なぜか思い出に残ってるパターンが大好きなので踏襲。

MC明けのCynthia、これは「夏を忘れたら」や「Fairy tune」と同じ、久しぶりに聴いて客席がざわつくやつです。Cynthia、SANCTUARY武道館でも披露された名曲なんですよ。カッティングがキレイで爽やか。
そこから「Prism in the name of hope」「あなたの声が聴きたくて」とアルバム曲が続く。スペシャルコーナーの展開までの地ならしをする、明るめの佳作続き。

きっとみのりんが法被を着ている。もしかするとうちわかマイクを忘れてあたふたしているかもしれない。スペシャルコーナーは年に一度のバカ騒ぎにふさわしい予想外で面白い楽曲が聴ける。
そこに持ってきたのが「この世界は僕らを待っていた」。アコースティックで聴くと涼しい感じがしないか? きっとガンちゃんはいろんなパーカッションを持ってきてくれるよ。

さらに続くのが「TERMINATED~通し道歌」。これは例のクラスタシア「Unification 3」のアレンジが最高に熱くてクサいんだ。キーを落としての歌唱はただただ艶やか。ぜひCMBに生まれ変わらせてほしい。
音楽のためにも。

そしてもう一曲B'zの「MOTEL」である。

なぜこの曲か?それは、みのりんが、なぜか一番好きな曲と言い続けているからである。
茅原実里のB'z趣味はどこかぶっ飛んでいるのだ。「ミスサンシャイン」の第一回で「春」を流したのには参った。当時の女性ファンがみんなドン引きした、暗黒時代の問題作「The 7th Blues」が好きな女子を、私は、茅原実里以外知らない。マジで知らない。
最後のサマーライブなら、歌ってくれてもいいでしょう。きっと馬場ちゃんはいいギターを弾くよ。ケニーのオルガンは映えると思うよ。みのりんもハーモニカを持ってきてくれていい。

このやばい空気を吹き飛ばすのは、もう「神聖」と言い切っていいバラードたち。荒れ狂うブルースの後の沈黙から立ち上がってくる、あの歌い出し、「あなたの声がみちしるべ」。
続くはプレワン。当時の茅原実里にとっては挑戦だった曲で、10年後のために~みたいなことを見た記憶があった。あのCOUNTDOWN JAPANでも歌うほどの持ち曲となった、空気を変えてくれる楽曲だ。

すっと数秒の沈黙、ここからがベテランの時間。きっとCMBは最高のプログレを持ってきてくれるだろう。まあ三拍子か五拍子か7/8拍子だな。

ところで私はKANSASが大好きです。11枚組のボックスをつい買ってしまった身でもあります。奇をてらわないのに展開が面白く、オルガンとヴァイオリンの組み合わせが最高に気持ちいいプログレバンドです。編成的にも、なんとなくCMBに似てる。

閑話休題。

きっとみのりんは衣装替えして出てくることでしょう。ちょっとえっちな衣装かもしれません。まあ最後の夏ですから水着でもいいんじゃないかな?
たぶん客席側から出てくるんじゃないかなーと。そうなると旗を持ってるんじゃないかな。旗曲といったらアレじゃん? でも、今回は曲が終わるまでにステージに戻ってこない。1D後ろ、ちょうど関係者席後ろあたりのお立ち台で、四方をファンに囲まれながら、次の曲が始まる。

「孤独が頬を濡らす 濡らすけど……」

この頃には空も暗くなっているんじゃないか。青のサイリウムが一方向に集まる。そのまま、息を呑むような名曲「NEO FANTASIA」へとなだれこむ。この2曲はもしかすると、スタンディングマイクで歌っているかもしれない。稲葉浩志だったらそのまま振り回してそうだな。

ストリングスが消えてゆく。あたりを包み始めた夜に、無音。角の取れたエレピが響く。そして滝のようなシンセサウンドへ変わってゆく。蒼い孤島。これを北欧メタルといわず何と言うべきか。俊龍はメタル。

思えば茅原実里のファーストアルバム「Contact」は壮大な始まりを奏でていた。それはメロディックスピードメタルの金字塔、ANGRA「Unfinished Allegro~Carry On」や、生きる伝説、Judas Priest「The Hellion~Electric Eye」にも負けない輝きだった。ヘヴィメタルの伝統たる、壮大な2曲続きの展開を明示的に受け継いだ展開に俺のメタル魂は震えた。

「Contact」を聴くたびに「詩人の旅」が頭をよぎる。みのりんは時々ファンをもてあそぶのである。音楽の奴隷たる我々は「Voyager Train」に拉致されて、思わぬ感情の階段を下り、出会いと別れが待ち受ける我々の未来を現前に見る。

その終わりは誰もが予期しているよりも早く訪れてしまった。まさに楽園喪失、あの禁断のリンゴを口にした瞬間。
LOST THE PARADISE!!! 

エクスタシーの余韻残る中で流れてゆく、フォークソングにも近い「Sunshine Flower」がなんと心地よいことか。激情と情熱に満ちた、真夏の夜の夢は、一度幕を閉じる。ただ、まだ一度だ。

茅原実里の始まりの曲「純白サンクチュアリィ」は、どこにいてもそれぞれの輝きを放つ曲。ライブ始めで歌うと全体が引き締まり、中頃に歌うとそよ風のように場を和らげ、最後に歌うと、この歌を初めて聴いた頃の気持ちが戻ってくる。
ここではアンコールの一番最初に入れてみた。きっと、悲しみを振り切ろうとするファンの頭をなでてくれるような曲になるだろう。その次は「美歌爛漫ノ宴ニテ」。もう頭をからっぽにしてくれ、ということだ。
でもきっと、「美歌爛漫ノ宴ニテ」の前に、みのりんの気持ちが爆発してしまうんじゃないかな。馬場ちゃんが手持ちぶさたでみのりんを見てるんじゃないかな。

河口湖のダブルアンコールは、花火の予感を背に。どこまでも優しい曲を歌おう。「花束」はここだと思う。
最後は「一等星」。どこかで入れるならここだろう。

二日目アホセットリストの解説

(´-`).。oO( 日替わり多くね? と思ったが、河口湖だからしょうがないと思うよ)

ふつかめはファイナルだ! だけどここまできたみのりんもみんなもチャンピオンだね! WE ARE THE CHAMPIONだね!
という思いから、OPSEは「We Are The Champion」です。

ともちゃんもサンフラも、地味に河口湖だと一日披露が多い楽曲。ともちゃんだけ、サンフラだけなど、バリエーションが多い。フリドリもこのパターンなんだけど、今回は外してみた(正確には、入っていなかったことに今気がついた)。
で、私はあまのじゃくなので、あのロックアレンジ(どう聴いてもジャパメタアレンジ)でおなじみのPlanet Patrolを聴きたくなってくるのよ。
次の「ピーカンVACATION☆」はふわふわして気持ちいい曲なのでIN。

私はスペシャルコーナー初日にB'zが来ると賭けた。そうなると二日目は、当然尾崎豊だ。

あれ、そういえば、みのりん、TTOで弾き語りやってたよね???B'zだったら「ALONE」も聴きたいけど。

あ、ラシュマが入ったら翌日はベスマだよね(雑)

二日目のネオファンがステラシアターに響き渡る頃、Contact~Voyager Trainを聴かされたミノラーは期待してしまうのである。そしてそれは叶えられる。「詩人の旅」、果てしないオレンジ、あるいは緑のサイリウム!
この曲はPVが緑だったから緑のリウムだと思っていたが、時間がたつにつれてオレンジが強くなった印象。でも今は青だろうか?自粛期間中にこの辺の感覚を忘れてしまったぞ。

私はこの次に「君がくれたあの日」を期待する。品川ステラボールで俺に見せてくれたあの希望を、美しく儚く、頼りなげに鋭く輝く、ネオクラシカルメタルの輝きを、もう一度!

ウルトラオレンジに包まれた初期曲ラッシュが終わるころ、その手に握るものは何もない。その手が包むのは二日間の思い出、そしてステラシアターを包む空気、発する手拍子、それがあたたかい音、purest noteへと変化してゆく。

舞台はしっとりと終わるだろう。そしてまたしっとりと始まる。一番最後の、河口湖の、「純白サンクチュアリィ」の響きを想像してみよう。

最後に何か大事な発表があるかもしれない。それでも明日はやってくる。最後の贈り物二曲が「ステラステージ」「夏色華日」。みのりんは寂しい気持ちで俺たちを帰さないだろう。河口湖ステラシアターを忘れないように、楽曲たちと花火が、お土産になるだろう。

あとがき

泣くがいい。声をあげて泣くがいい。 その涙は新しい時代を呼ぶ水晶となって、 茅原実里の許に届くことだろう。

茅原実里を語る時には、なぜか、となりにメタルを置いてしまう。もうこれはヤバい性癖の何かなんじゃないかとも思ったりするけれど、美しさにおいて、茅原実里はメタルだと信じているのである。

あの歌が、あのメロディが、あのリフが、あのヴァイオリンが、あのギターが、あのシンセ、ベース、ドラムが……好きで好きでしょうがない。たぶん、当時X JAPANを聴いていた人たちも、同じように熱狂的に好きだったんじゃないか。だから絶望して死に至る人まで発生していたんじゃないか。

しかし私は学んでいる。hideが死に、Toshiが闇落ちしても、X JAPANはやがて復活することを。Helloweenの初代ギタリスト、カイ・ハンセンが33年ぶりに復帰し、マイケル・キスクが28年ぶりに戻ってきて、最強のトリプルボーカルとしてニューアルバムをリリースしたことを。

↑この映像は、ドイツで開催されている、世界最大のメタルフェス・Wacken Open Airのライブ映像。ちょうどそのころ日本では、河口湖ステラシアターで日本最高のロックフェス、Summer Championが開催されていた……。マジで毎年イベ被りしていたのだ。

要するに、希望を捨てなければ、いつか報われるのだ。
諦めてはいけない。今からやぞ!

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あとがき2

フリドリ入れ忘れました(小声)