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アベをヤジって、それから

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2019年7月、札幌市内で演説していたアベをヤジった人々は、警備の警察によって、ものすごい勢いで強制排除されてしまった。ヤジは別に違法行為でもなんでもないのに、なぜ? このマガジ… もっと読む
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#北海道

安倍批判を狙い撃ち!道警の組織的市民排除(ヤジ排除国賠第7回期日報告)

 2021年2月24日に、道警ヤジ排除問題をめぐる国賠訴訟の第7回期日が札幌地裁で開かれました。28席の傍聴席に対して、40名の希望者がいたため抽選になりました。傍聴に来てくださった方はありがとうございます。  次回の裁判期日は4月28日の15:00からです。  次回からついに証人尋問に関する手続きに進むと思われます!道警による永遠のような文書攻撃ともおさらばです。  傍聴を希望される方は、14:30までに札幌地裁へお越しください。 (札幌地裁) 「大声を上げて右手を前

【傍聴歓迎】次回のヤジ排除裁判は12月21日

 道警によるヤジ排除問題の次回裁判期日は、20202年12月21日(月)となります。14:00スタートですが、これまで同様に傍聴席をめぐって抽選がかかる可能性がありますので、13:30までに札幌地裁(大通西11丁目)の建物内にお集まりください。  この問題をめぐっては、ここ何ヶ月かで刑事事件として好ましくない動きが報道されていましたが(検察審査会による不起訴相当決議、付審判請求の棄却)、民事事件としてのヤジ排除裁判(国家賠償請求訴訟)は絶賛係争中です。今後の動きにご注目くだ

(無料配信中)「ヤジと民主主義 ~小さな自由が排除された先に~」(HBC)

 道警ヤジ排除問題にフォーカスして制作されたHBC(北海道放送)の「ヤジと民主主義」。今年2月に30分番組として全国で放送され、すぐれた民放番組を表彰するギャラクシー賞(月間賞)を受賞するなど話題になりましたが、今回1時間番組として再編集されました。  テレビでの放送は北海道地域のみで、しかも既に放送済みなのですが(2020年4月24日)、現在インターネット上で、公式に無料で公開されています。日本の民主主義の「現在地」を知るためにも、ぜひご覧になってください。 「ヤジと民

親切な方が看板を立ててくれました

 親切な方が、ヤジ排除問題に関するメッセージ看板を立ててくれました。住所は、札幌市東区北11東2。  地味にでかいです。  近くには東警察署もあるので、きっと道警の警察官もパトロールの際に目にしているのではないでしょうか。お近くへお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。

警視庁SPもヤジ排除に関与していたことが発覚(ヤジ排除国賠 第三回期日報告)

 2020年6月15日に、札幌地裁でヤジ排除問題国賠訴訟の第三回目が開かれました。今回も、これまで同様に傍聴希望者が多く、席をめぐって抽選が行われました。  今回は、期日前に道警側から準備書面が出されたほか、法廷ではこちら側の代理人、神保大地弁護士による意見陳述を行われました。  神保さんは、一年前のヤジポイデモの際、警察による違法撮影が行われていたことに猛抗議した弁護士でもあり、たいへん元気の良い方です。抽選が漏れて傍聴できなかった友人によると、法廷の外(廊下)まで声が響

ヤジ排除、二回目の不起訴処分→付審判請求と検察審査の申立へ

2020年6月26日 札幌地検が再度の不起訴処分を決定 道警ヤジ排除問題に関連して、札幌地検は再び不起訴処分を決定し、公表しました。  安倍首相の演説場面で「増税反対」「安倍やめろ」とヤジを飛ばした女性(桃井)を排除した警察官の行為について、本人の告訴(2020年4月)に基づいて札幌地検は捜査をしていましたが、再び「罪とならず」と判断し、不起訴処分を決めた。つまり、検察は警察の排除行為にあらためてお墨付きを与えた形になります。  札幌地検は捜査の詳細を明らかにしていません

ヤジ排除国賠 第二回口頭弁論期日意見陳述(桃井)

 2020年4月3日、札幌地裁で行われたヤジ排除国賠訴訟の第二回口頭弁論で、二人目の原告である桃井が述べた内容を、ここにも掲載しておきます。 以下、転載 ー ー ー ー ー ー ー ー ー 札幌駅前で  2019年7月15日、友人に誘われて自民党の選挙演説を見に行きました。時間に遅れたせいで友人たちと落ち合うことができず、ひとりで演説を聞いていました。気分が悪くなってきたので帰ろうかと思ったとき、友人の大杉さんの「安倍やめろ」という大声が聞こえました。驚いてそちらの方に

道警の言い訳にいちいち反論

 みなさん!!  2月26日の道警の言い訳!!読みましたか?すごかったですね~! ★「そもそもヤジ排除についてあんまりよく知らないよ」という方は、「当事者の手記まとめ」をどうぞ。動画では、HBCドキュメンタリーの「ヤジと民主主義~警察が排除するもの~」がコンパクトにまとまっていておすすめです。4/27まで公開されています。  北海道警察! こいつらは、7か月以上もかけて一体なにをやってるのかと思えば、一生懸命ウソを作っておったんですな。あきらかに違法な拘束・排除を、無理

衆院議員の藤野保史さんが現地視察に来札

 衆院議員の藤野保史さん(日本共産党)が、道警ヤジ排除問題への現地視察として、3/14に札幌へ来ました。ヤジポイ及び弁護団として、その対応をしたので、報告します(大杉)  藤野さんは、衆議院の法務委員会に所属しており、これまでも何度かこの問題について、警察庁や法務省の担当者に質問をしている人。  ちなみに、この問題を国会で取り上げているもうひとりの議員は、立憲民主党の有田芳生さん(参院議員)。言わずと知れた(?)反レイシズムのカウンター議員です。有田さんも、昨年10月のヤ

(2/27)ヤジ排除、2人目が国賠提訴

2020年2月27日 国賠訴訟に原告追加 この前日には、道警が「ヤジ排除は適法で問題なし」という、ふざけた見解を提示しましたが、道警のデタラメな主張なんてこちらの知ったことではありません。特に気にせず、国家賠償請求訴訟の第二弾を提起しました。  昨年の12月には第一弾として、排除された男性(大杉)が原告となって裁判を提起しましたが、同じ日に排除された一人である女性(桃井)も提訴を決めました。基本的な主張としては、「ヤジを飛ばしただけで排除するのは違法・違憲なので、損害賠償を

道警・検察がヤジ排除の見解示す「排除は適法で問題なし」(後編)

 前回の記事に引き続き、道警の主張について見ていきます。 (↑前回の記事。未読の方はこちらからどうぞ) 2020年2月26日 道警が排除の根拠を公式に答弁  これまで7ヶ月の沈黙を保ってきた北海道警察が、ついに公式に「ヤジ・プラカード排除」の根拠を述べる日が来ました。  午前中、北海道議会総務委員会で、道警トップの山岸直人(本部長)、原口淳(警備部長)、岡田昭広(警備部第2課長)らが答弁に立ちます。山岸以外の2人は、道警における警備・公安警察の管理者です。 ヤジ排除