いじめを生み出すのもコミュニケーションだから、コミュニケーションパターンに注意しよう!
下記の文章は、「やる気を創る心の技術」の第9章でお伝えしたことです。
コミュニケーションの影響を軽視してはいけません。アメリカ合衆国の文化人類学・精神医学などの研究者であったグレゴリー・ベイトソン氏は、家族内でのコミュニケーションのパターンが「ダブルバインド」だと、そのコミュニケーションの環境下、状況下に置かれている者が、統合失調症に似た症状を示すようになるという指摘を発表しています。
コミュニケーションによって、精神が乱れる場合があることは、誰でもわかることだと思います。コミュニケーションは、伝達手段の1つですが、何を、どう伝達するかによって、結果を創ってしまいます。
相手が喜ぶ結果、極端に言えば殺される、又は殺す結果、ハラスメント、暴力、どれもコミュニケーションという伝達の結果、起こるのです。
よく、いじめるほうが悪いとか、いじめられる方にも問題があるとか、言っている人もいますが、これはいじめるという行為そのものは、100%加害者が悪いのです。それとは区別した問題として、いじめられる側に、いじめる側を反応させた何かがある場合があるのです。
広い意味で言えば、「いじめ」も「コミュニケーション」です。「いじめ」という相手を傷つける何か(言語や非言語等)を伝達しているのですから、いじめはコミュニケーションでもあるのです。
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