ガラケー家族がスマホにしたら。スピリチュアル視点をまじえて語る【第1話 意識変化は物理的現象になる】

仕事のみならず、プライベートでも最近までガラケー(フィーチャーフォン)を使っていた。近年では、一度スマホにした人たちがあえてガラケーへ戻る流れもあると聞く。ガラケーの色々な意味でのシンプルさが適していることは多々ある。ただ、私はその「ガラケー戻り組」の一員ではない。単にこれまでスマホを一切使わずにきたのだ。

なにせパソコンに必ず向かう仕事で、仕事道具としてのパソコンは常に用意している。その上、古いタブレットも自宅にあって、ネットの作業で不自由することが何もなかった。
スマホを使用している彼氏と暮らしていた時期があるし、交友関係においてもスマホ利用者がほとんどだったから、私もスマホの使い勝手は知っていた。それでも、自分がほしいと感じることが皆無だった。

しかも、私の家族は全員ガラケーだったのである。離れて暮らしている間、家族間で連絡を取る機会はけっこうあったが、それで十分すぎるほどだった。仕事用に会社からスマホを持たされているメンバーもいたが、私生活では誰もガラケーに不満を持っていなかったのだ。
それよりか、自分たちの使っている機種が壊れてしまったら、次の選択肢に従来のガラケーの機種がなくなっていることを嘆いていたくらいだ。

そんな状況だったのだが、昨年、2019年は個人的に様々な決断をする機会が多く、その分野は多岐に渡った。心の変化は物理的現象としても表れる。
自分の意識の移行とそれに伴う決断は、目に見える形となって、諸々の現象として体験された。それが暮らしの道具にまつわる事象として起こることも多かったのである。

※この話は全3回を予定しています。各回の購入もできますが、「2020年1月後半のエッセイ」に全編を収録しますので、通しで読む方はマガジンでの購入もご検討ください。

環境や持ち物の変化は、あなたの意識から生まれる

あなたの内面の変化に伴って、愛用品や暮らしの環境なども変化することに気づいたことはあるだろうか。
内(あなたの意識)が外(現実の経験)に反映されているので、大きな変化に限らずとも、日常的なサイクルさえもが現象として表れる。物質世界は、内面世界を具現化したものだ。

何かを新調する、長年使っていたものが壊れる、これまでなかったものを手に入れる、家を直す、建て替える、引越す……など、様々な現象はあなたの内から生じる表現であり、発したエネルギーが形になったものだ。

夢と現実の仕組みは同じ。象徴を事象として見ている

夢(睡眠中にみる夢)をよく理解している人なら、これは当然のことに感じられる。物質として体験されるすべては「象徴」であり、あなたの心にある考えや定義といった概念が形を取ったものなのだ。
夢の世界と、私たちが現実と呼んでいる物質的な体験の違いは、その密度や具現化のスピードだけである。根本の仕組みは一緒だ。

だからもし、あなたの夢の意味を知るためにお仕着せの夢解釈に頼り、自分で読み解こうとせず、「○○はこういう意味だ」と信じるなら、自身の内面を理解することを投げ出しているに等しい。
物事がどのような意味を持つかは、それぞれの人ごとに異なるからだ。
一例を挙げると、ある人にとっては「火」は暖かく、安らぎを感じる象徴であるが、別の人にとっては「火」は恐ろしく、危険な脅威の象徴となる。
あるものが、あなた個人にとって何を象徴しているかを適切に理解することが大切だ。

ここから先は

1,099字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?