協会の「年間購読契約」の実施に際して

 先日、広報ブログで「年間購読契約の募集について」という表題で、表題通りの内容の記事を書いた。本協会は来年より新たに年間購読契約という形で、年間の負担金を前納してもらい、頒布物が出来次第事前に登録されていた住所に直接郵送で送り付けるというなんともありがた迷惑なシステムを始める。
 背景も書いた通りで、つまるところ「この状況では今までのように漫然と在庫を抱えていても資金繰り面で今まで以上に厳しくなる」のに加え、「在庫も長いこと抱えていられないうえしばらくの間自分が即売会に直接出向けなくなった」というのがあり、本来であれば直接頒布物を手渡ししたいところ、仕方なく前述のような形をとって頒布にかえたいというぼくのわがままがもとである。なので、応じられる人は応じてもらって、難しいという人はそのまま静観していただければ、それでいい。今後対面の即売会は(少なくとも再来年くらいまでは、長ければ10年単位で)不可能な状況で、かつ委託型の即売会も(同様の事情を抱えた書き手などがそれなりにいるであろうことから考えると)以前と比べて非常に参加しにくい状況にあるわけで、この「年間購読」に実質的に協会の命運もかかってきているのは当然である。さらにいえば、膨大になってしまった在庫をこれ以上抱えておくことが困難になってきていることなどから、今後の発行部数は以前の規模に比べて非常に縮小する見込みである。もっとはっきり言ってしまうと、年間購読の分のみ所与として、それ以上の発行をほぼ見込まずに端数丸めの分のみ余部として残るという計算にしようと考えている。さらに、そういった背景から、発行部数を減らしての頒布となる関係で1部あたりの原価を引き上げざるを得ず、ただでさえ決して低廉とは言えない頒価ではあるが、今後より一層その水準を引き上げざるを得ないと判断している。

 何が言いたいかというと、今後もぼくの発行するものを手に取りたい場合は、この際申し込んでいただいたほうが「圧倒的に」お得である、ということなのだ。

 これがいまひとつ伝わっていないような気がするのでわざわざこちらで重ねての告知を書いてしまった。
 はっきり書いたついでに書くと、実のところぼくが直面している現状はみなさんが思い描いているよりもずっと厳しい。上記の制約は精神的なもの以上に物理的・経済的な制約が非常に厳しく、こちらの努力だけでどうにかなるものではない。そこをなんとか「自主制作を続けていけるぎりぎりのところ」を踏ん張るための方策、というのが今回の年間購読というしくみなのである。どうにかぼくのわがままを通すためにご検討いただければ幸いである。
 また、この記事を出したことでいくつか反響もいただき、個人的なご連絡もいただいた。それについては個別に回答しているところである。結局のところ個人的な事情とぼやかす以外に書きようがないのだが、そのところはある程度斟酌をくんでいただきたい。


 ちなみに、今後の予定としては春頃に「驟雨、あとを濁さず」の刊行を予定している。ごく少部数の刊行となると思われる。ご期待いただければ幸いだ。

おすしを~~~~~よこせ!!!!!!!!おすしをよこせ!!!!!!!よこせ~~~~~~!!!!!!!おすしを~~~~~~~~~!!!!!!!!!!よこせ~~~~!