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パートナーが大好きである。理由は多々あり。

こにゃにゃちは。
静香・ランドリーです。
九州の辺境にて、ギリギリで生きております。

パートナーはカメルーン人。
5歳年下ですが、良い関係を築いている・・・はず。
周囲からは、いまだに「なんで?」と聞かれます。

いや何でって・・・『愛』でしょ。

遅々として進まぬ手続きよ・・・

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今さらですが、筆者。まだ入籍できてないのよねー。
ほぼ事実婚の状態なのであります。
なぜって?めちゃくちゃ手続きが大変なのだよ。お役所やカメルーン大使館とやり取りを始めて2ヶ月以上。特に大使館の方はね、「何これ、いじめ?」ってぐらい面倒で手間が掛かります。もちろん、手続きにかかるお金も。何か申請するたびに請求されて、辟易してますわ。

これがもし、アメリカ人との結婚ならササッと終わったんだろうなぁーと思う。
しかし相手がカメルーン人ともなると、証明書類的なものを山のように要求されます。
日本の役所は怠慢だと言われることも多いですが、いやいやいやいや。

日本のお役所はちゃんとしてるよ。

カメルーン大使館は、毎週金曜日しか稼働していません。
メールで問い合わせても返信がない。電話も出ない。やっと繋がったと思ったら「ごめん、英語わかんないから日を改めておくれ」的なことをフランス語で言われ・・・。

「働けよマジで💢」な状態です。

しかも、筆者に関する書類は全てフランス語に翻訳する必要があります。
これね、自分でやっちゃダメなんですよ。ちゃんとした企業に依頼して、結構なお金を払って、『翻訳証明書』みたいなヤツも発行してもらわないとダメ。

運転免許証に戸籍謄本、その他にも色々と。手続きをしている途中で「あと〇〇が足りないから準備してね」とか追加してくるんです。頼むから箇条書きにしてくれないか、大使館。

今は、ひたすら『婚姻要件具備証明書』ってヤツに手こずっております。
これはパートナー側の書類なのですが、最初の申請から既にひと月以上経過。ついこの間「本国から独身証明書を取り寄せろ」とメールで指示がありました。

それさ、最初に言っといてくれない?丸ひと月、何も進展しない状態で放置してたってことじゃないのさ。

カメルーンの叔父さんに連絡して、書類を準備してくれるように頼んだものの。
叔父さんも割と田舎に住んでるのよね。都心の役所に行くまで大変なんだからね?

怠慢です。頑張りなさいよカメルーン大使館。
筆者、歯を食いしばりながら待ち続けております。

面倒を投げ出さないのは、愛しているからです。

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筆者が書類の準備でストレスを溜めていると、人は決まってこう聞きます。

「日本人と結婚すれば楽じゃない?」

君は何かい?生涯を共にするであろう相手を『手続きが楽』かどうかで選ぶのかい?と思えてなりません。

最初の結婚がね、割と大変だったのですよ。筆者なりに全力で頑張った10年間でした。故に、もともと再婚願望はなかったのですが。
彼と出会い、「あぁ、この人と老後を過ごせれば楽しいだろう」と思えたので、結婚を決心したのであります。

手続きが面倒なのは、始めから分かっていたこと。
・・・ぶっちゃけ、ここまで大変だとは思いませんでしたがねぇ。それでも「やぁ〜めた!」と投げ出すつもりはなーい。

だって愛してますもの。
だから負けませんのよ。あのレイジーでクレイジーなカメルーン大使館相手でも。

しかし、あれだよね。自分の力ではどうしようもないことが重なると、イラつくよね。

『好き』を数えればキリがなし

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筆者、今年で45歳になります。
離婚してから16年、倒産した勤め先は延べ3社。やっと辿り着いたホワイト企業で、「よっしゃ軌道修正じゃあ!」と頑張って働いていたら、重度の貧血と診断されて2年で退職。

正直、幸せだの何だのと考える余裕のない日々を送っております。

愚痴ばかりの筆者に対し。

彼はいつも明るい。とにかく前向きです。
怒る時は怒るけど、次の日にはケロッとしています。リセットボタンあるのかも知れない・・・。

どんな相手にもリスペクトを忘れない男。
「疲れた」「だるい」「嫌い」「嫌だ」と言わない男。
口癖が「Everything's going to be fine」の男。
我が父と、ロト6を買いに行くのが好きな男。
我が母を「Such an Amazing Super Woman!」と崇める男。
筆者を「MY queen」と呼ぶ男。

そして。

3年間壊れたまま放置された玄関のインターフォンを、秒で直した男。
ノコギリ1本で、庭の老木を伐採した男。
我が母のデタラメ設計図で、完璧な収納棚を作り上げた男。
納屋に山積みだった粗大ゴミを、3時間で解体し素材別に処分した男。

強くて、優しくて、明るいカメルニアン。

それが、我がパートナーなのであります。

多少英語が苦手でも、日本語が話せなくても。
彼は余りある愛情を持ち合わせております。それを惜しげもなく筆者とその家族に降り注ぐのです。

ちくしょー。意地でも今年中に入籍してやる!

負けんぞ!カメルーン大使館!



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