初めてのオンライン面接で失敗しないために
採用活動でも導入する会社が増えているオンライン面接。
既に商談などでオンラインミーティングを活用している場合には、そこまで抵抗がないかもしれませんが、そうではない人や苦手意識がある人も少なくないです。
これから初めてオンライン面接をする採用担当者さんも上司からオンライン面接を導入するように指示された人事労務の担当者さんもオンライン面接で失敗しないための方法を考えていきましょう。
┃オンライン面接で使うツールは?
新型コロナウイルス感染症の影響で在宅勤務やテレワークが普及したことによりオンラインミーティングで活用できるツールが増えました。
無料で使えるものから有料なもの、大容量のファイルを共有できるようなハイスペックなものまで様々です。
オンライン面接では、動画を流したりスライドを見せたりすることもあるかもしれませんが基本的には会話をすることが主な目的ですので、そこまでハイスペックなものでなくてもよいでしょう。
具体的な例を挙げるとすれば、zoomやGoogle Meetなど無料または安価に使用できるもので十分対応できます。
┃オンライン面接で準備することは?
オンライン面接を実施するときに準備しておきたいことは、先に伝えたオンラインミーティングのツールを選定して、必要であればアカウントを取得しておくことです。
その他には、
〇面接のための原稿や資料
〇服装
〇オンライン面接をするための部屋、周囲の環境
〇webカメラやヘッドセット(イヤホンマイク)、照明
このようなことも準備をしておくとよいでしょう。
┃オンライン面接では丁寧なアイスブレイクを
対面の面接であれば、求職者は、
①会社に到着
②受付から控え室に通される
③少しの待機時間
④面接室に呼ばれる
⑤ノックして部屋に入る
⑥簡単な質問と自己紹介
このような流れの中で気持ちを落ち着かせたり会社の雰囲気を感じたりしながら面接に入っていくわけですが、オンライン面接の場合、この①から⑥を飛ばしていきなり面接に入ることになります。
面接官の方から自己紹介をしたり、回線トラブル発生時の復旧方法についての対処方法を伝えたり、アイスブレイクと言われる導入部分については、対面の面談よりも丁寧に時間をかけて行うようにしましょう。
┃その他のオンライン面接出の注意点
採用選考の面接にかかわらず、オンラインミーティングでは気を付けた方がよいことがあります。
〇目線に気を付ける
つい、画面に映っている相手の顔を見て話をしたくなりますが、それだと視線が合いません。
オンラインミーティングの際に相手と視線を合わせようと思ったら、カメラの方を見て話す必要があります。
〇映り方に気を付ける
当然のことながらこちらからも相手からもカメラに映っている画面の中のことしかわかりません。
身振り手振りはいつもよりも大げさに、しかもカメラの前で画面に映るようにすることで相手にもより伝わりやすくなります。
カメラに映っている画面の中のことしかわからない、という側面があるのは事実ですが、カメラに映っていないと思って手元で別の作業をしているとそれはそれで別のことをやっていることは伝わってしまうので注意が必要です。
〇レコーディングは相手に承諾を得る
レコーディングをすると「レコーディング中」などと表示されて相手にもわかってしまうことがあります。
何も言わずにレコーディングをされるとあまり良い気分はしないでしょう。
レコーディングをする場合には「後で社長とも共有したい」「後で見返して選考の参考にしたい」などと理由を伝えて必ず承諾を得るようにしましょう。
〇リハーサル、事前準備は忘れずに
ツールの使い方の確認はもちろん、自分がどのように映っているかなど、他の人にも確認してもらいましょう。
回線トラブル発生時の復旧方法を確認したり、画面共有をしたりする場合には操作方法も確認しておきましょう。
┃オンライン面接で求職者のスキルチェック
既に商談などでオンラインミーティングを活用している、または、今後活用していきたいと考えている会社の場合、採用選考の場でオンライン面接を導入することで求職者のスキルチェックも可能です。
例え不慣れだったとしてもどのような準備をして面接に臨んでいるかが大切です。
会社側と同じとまでは言えないまでも同程度の準備ができていれば、面接に臨む姿勢としては合格点です。
┃まとめ
今、オンライン面接を導入する会社は確実に増えていますし、ビジネスの場、商談の場でも今後、導入は進んでいきます。
オンライン面接、オンラインミーティングを導入することで新しい側面が見えたり新しい発見があったりするかもしれません。
ぜひ、苦手意識を克服してオンライン面接に取り組んでみてほしいと考えています。
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