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『ヴィンランド・サガ』のアシェラッドとビョルンが気になって仕方がない

喧嘩、殺し愛に萌える性癖を持っている。

あくまで二次元、漫画・アニメ・映画の話。

例えば「セックス」を肉体的に刺激し合うこと、挿入、生殖行為ではなく、「最も濃密な魂と魂の交流」とみるならば、真剣そのものな喧嘩、魂がひとつになる合奏、スポーツの試合、共闘、そして殺し合いだってセックスだ。

自らの魂を剥き出しにし、全神経を相手に集中させ、交わる。

そんな刹那を重ねているのだからそれはもうセックスと呼んで良いだろう。

そんなわけで、過去には、18年間一緒にいた幼馴染と初めて喧嘩したシーンや、庇護し庇護される関係から「対等になりたい」と喧嘩をふっかけた話、拗らせた感情をぶつける殺し屋同士の死闘などに萌えてきた。

そんな私が今、『ヴィンランド・サガ』のアニメにハマっている。

ヴァイキングを描いた物語で、略奪・暴力描写も多い。頻繁に人の手足首が飛び、これまで一体何人死んだのか数えることもできない。
だが、骨太なストーリーに知略の駆け引き、ヴァイキング達の思想、宗教、歴史、生存戦略などあらゆる要素が絡み合い、とても刺激的だ。面白くて癒しすら感じる。
(以下アニメ19話「共闘」までのネタバレを含みます)


▲アニメPV

その中に登場する「アシェラッド」という人物に私はとても惹かれている。

▲アシェラッドPV  本編はこの5億倍かっこいい

彼は100人のヴァイキング達からなる兵団の首領。飄々とし、本音が読みにくいタイプであるが、大勢の荒くれ者どもをまとめ上げる

・カリスマ性
・圧倒的強さ
・知性

を兼ね備えたおっさんだ。
彼は「人の目をみればその人の人となりがわかる」という特技を持っている。

そしてその部下にビョルンという男がいる。彼はアシェラッドと最も付き合いが長く、兵団のNo.2、アシェラッドの補佐的な立ち位置だ。

アシェラッドの指示に部下たちが戸惑う時などは「今までアシェラッドの言うことに間違いはなかっただろ」と声をかけ、アシェラッドと部下たちのつなぎ役にもなっている。
ときにはアシェラッドに進言することもある。

2人の間には、他にはない信頼関係があるように、見える。

しかし、しかしだ。

アシェラッドはその出自にまつわる大きな野望を抱いている。そして密かに歩みを重ねている。

そのこと、ビョルンには語っていない。

つまりこの2人は、長く共に時を過ごし、死線をくぐり抜け、互いに特別な存在と認め合いながらも、情報の非対称性があり、アシェラッドはビョルンに完全に心を開いている訳ではないのである。

あぁなんということだろう。

その上アシェラッドは、デーン人達を束ねる首領でありながら、「俺はデーン人は嫌いなんだ」と、言う。

ビョルンもまたデーン人である。

この発言に私はたいそう衝撃を受けた。
そして仄暗く心の奥底で萌え震えた。

折しも、アシェラッドが外国語を操ることに「話せるなんて知らなかった」とビョルンが不信感を覚えはじめ、知略に長けたアシェラッドの読みが外れることが続き、兵団が追い詰められ、内部分裂まで起きかけている、そんな折だった。

アシェラッドとビョルンの関係は、いつか来る「破綻」と「衝突」を予感させる。

そのとき、2人はどうなるのだろう。

そのとき、何が起こるのだろう。

破滅か、再生か、死か。この2人が真正面からぶつかったら無傷という訳にはいかないだろう。
アシェラッドはビョルンに手の内全てを晒していないとはいえ、ある程度の信頼を置いていることは確からしく感じられる。
その時、アシェラッドは、ビョルンはどんな顔をするのだろう?どんな声で、何を語るのだろう。

あぁ、みたい。その瞬間を。この2人が、ぶつかり合うさまを。余すところなく、すべて。

その欲望に引っ張られて私は視聴を続けている。(ただそれを除いてもめちゃくちゃ面白い。)

現在、アシェラッドとビョルンは衝突するどころかそもそも内部分裂および敵の襲来による生命の危機に瀕しており、月曜の通勤電車で『ヴィンランド・サガ』を見ることを楽しみに生きている私は「えっ えっ」「ちょ」「ビョ ビョ」「まだアシェラッド生きてる…」「ビョルン生きてる…?」「ごめん、私が思ってるよりアシェラッドとビョルンの信頼関係強かった……」「えっトルフィンえっ???」「アシェラッド姫なの…!?!?!?」と息も絶え絶えになりながら視聴する楽しい日々を送っている。

クヌート殿下が覚醒し、何とか今回の死亡フラグは回避した模様だが、むしろアシェラッドとビョルンの衝突の機運はさらに高まっているのではないだろうか。

私自身「首領」としてのアシェラッドが好きな部分もあるので、新たな「主」を見つけたアシェラッドに少し戸惑っている。
わたし同様、ビョルンもそんなアシェラッドを受け入れられるのか、アシェラッドは今後どうなるのか、そもそもビョルンがアシェラッドの真意を知る機会は訪れるのか。

気になることばかり。

それにしてもアシェラッドもトルケルも、野蛮で怖いが、彼等なりの「誇り」や「義の通し方」があって、そういう面は惚れ惚れする。

「本当の戦士」とは何か、「愛」とは何か、というテーマがクヌート殿下の覚醒を機にさらに交錯してきて、本当に面白い。

ヴァイキング達の思想、歴史、宗教観、アシェラッドのバックボーンについて調べたいけれどネタバレは踏みたくない、と日々薄氷を履む思いで情報を集めている。

原作を読んでいながらネタバレせず、私の狂乱ぶりを見守ってくれている友人達には本当に感謝だ。

私の求めるビョルンとアシェラッドの衝突の時は来るのか、来ないのか。

いずれにしても、今後の展開が楽しみでならない。

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