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寝不足と2度目の限界

新生児のお世話は大変だ大変だと聞いていたけれど、思ったよりは大変でなくて、でもやっぱり大変でした。

一度に2、3時間しか寝れない細切れ睡眠を続ける拷問を与えたら、人間はそのうち壊れると確信しているところです。

私はちょっと寂しがりやな友達から突然「今から会えない?」という誘いがあってもおおむね断るような人間ですが、我が子が何か困って泣いていたらなるはやで対応する。
どうしたの、と声をかける。

それが夜中の何時でも。

1度目の限界は退院して初の夜を越えた朝。
これは限界とカウントするには弱いけど、赤子とふたりっきりの家の中でワンワン泣いた。
というのも、夜中ぐずぐずと息子が寝てくれなくて、3時から7時まで眠ることができなかったのだ。
単純に寝不足で、まだ帝王切開後6日目とかで体も弱っていて、こんな日々が続くのかと思ったら簡単に涙の関が決壊した。

ただこれは、退院して環境が変わり息子も緊張していたからのようで、その後は割とお腹いっぱいになれば寝てくれ、一時的なものだと私も気がついた。
私自身の緊張も、伝わっていたのかもしれない。

2度目の限界は今朝。
2、3時間の細切れ睡眠生活を始めて1週間ちょっと。なるほどいい頃合いですね。
基本的によく寝てくれていた息子が、授乳後すぐには寝なくなった。
成長なのか、ミルクが足りないのか……母乳とミルクの混合で育てているのだが、ミルクの量の判断が難しい。
母乳の量を測れないからだ。
入院中は、母乳を与える前に赤子の体重を計り、母乳を飲ませた後の体重と比べて飲んだ量を計算していた。原始的だけど、なるほど、という方法だ。
でも自宅だとそれができないので、赤子の反応を見つつ、発達に合わせた必要量に達するように授乳後ミルクを与える。

ここ最近母乳の出も良くなってきた気がするのだが、ミルクがやや足りなかったのか、授乳後すぐには寝なくなって、泣き声も大きく力強くなり、結果的に夜の授乳でぐずられ睡眠不足に陥った。
それが2日くらい続いて、今朝私が限界を迎えた。

今回はワンワン泣きながら家の片付けをした。
怖い。ふらふらパジャマ姿の30女が声を上げて泣きながら荷物を片付けている様、異様過ぎる。
うっかりツイッターでつぶやいてしまったことも後で後悔した。こわいよ。
実は片付けは私なりのストレス解消法なのだが、片付けが壊滅的にできない夫の荷物をどうにかしたくて、でも本人不在では勝手に処分したり大きく動かすこともできず、あまりストレス解消にならなかった。

ただ、泣いて身体を動かしたことで、だいぶすっきりはした。
我ながらこわいと後から笑えたけれど、私なりのストレス対処法だったんだと思われる。

日中は母に来てもらって家事をお願いしているのだけれど、母といるとついお喋りしてしまって起きていてしまうんですよねぇ。
でも今日は流石に疲れていて、息子と私と母と3人揃って夕方まで寝てしまった。

おかげで今夜の授乳はがんばれるかな。

産褥期は赤ちゃんのお世話だけして身体を休めろ、と言われても、その赤ちゃんの世話がなかなかヘビー。
でも超絶可愛い我が子が呼んでいるのだからやるしかない。
なお、夫は頑張ってお金を稼いでくれているので夜は寝ていて欲しいと思っている。

うつらうつらした中でも、寝起きの赤子のしぐさは天使のようにかわいいし、乳を吸われるとなんとも幸せな、気持ち良い心地になったりもする。ただ泣き続けられるとちょっとしんどい。まだそれには慣れないなぁ。

新生児のお世話で奥さんが疲弊していたり病みかけてたり荒れていたりしたら、とりあえず表に出でいる面は何割か差っ引いて受け止めて、とにかく寝かせてあげてください。
すべては寝不足によるものです。ホルモンバランスの乱れとかどうしようもないので、とにかく寝かせてください。それに尽きます。

早く昼夜の別がついて、夜は寝るようになってほしいなぁ。

#エッセイ #コラム #育児 #赤ちゃん #子育て #女性 #授乳


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