理不尽とは真正面から闘わなければならないのか

マミートラックを走ること早一年。

嫌気がさして、ゆるゆると転職活動中。
ほんとにゆるくしか活動していないのに、今はちょっと疲れてもう今の会社でいいのでは、みたいな気分になっている。揺り戻しってやつだなぁ。

さて、エージェントさんにも、面接でもよく聞かれるのが転職理由。
「実は東京勤務で初めての育休取得者で、復帰したらマミートラックに陥ってしまい、先が見えない。自分としてはもっとやりがいのある仕事をし、長期的にはキャリアアップも目指したい」と言うと大体納得していただける。

ところが先日雑談の中で「第一人者なら、本当は、闘うのがいいんじゃないかなぁ」と言われたのが、どうも心に残っている。

仰ることは、ごもっともだと思う。

でもなぁ。

正直に言えば、闘うほどの愛社精神がなくなってしまった、というのが本音だ。
もちろん、今与えられている仕事には、きちんと取り組んでおりますよ。それとこれは別というか、仕事だからね。

それに闘ったところで、労力に釣り合うほどのリターンがあるとは思えない。

組合に現状は伝えたが、当の私は時間外の組合活動に参加できないし、他の人からしたらどうしたって他人事だ。

相談窓口もなく、人事部も無ければ専門の人事担当者もいない。

人事異動は役員が決めているので、そこと闘うか、役員の顔ぶれが変わるのを待つほかない。

そんな感じの中小企業なので、なんというか、闘いにくいよね、と思う。


東京では初の育休・時短勤務取得者だけれど、他の支社等では既に何人も子持ち女性がいて、時短でも元の仕事でちゃんと働いている。

だから私がたまたまイレギュラーだったのであって、他部署の人ならこんな事態にはならないんじゃないかな、とも思う。

育休中に組織改編があったりもしたからなぁ。

かつて『孫氏の兵法』を手に取った時、冒頭がいきなり「なるべく戦うな」で肩透かしを食らったような気持ちになった。

でも、年を経るにつれて、いやぁその通りだなぁと考えが変わった。

戦うと、多かれ少なかれ双方に損害が出る。戦った相手と将来手を組む場面が出てくることもあるかもしれない。なるべく無益に傷つけあわないことが肝要。

また雑草は、実は生命力が強いのではなく、森林では他の植物との生存競争に勝てないから、人間の側の、他の植物がいないところを選び生き延びているのだという。

真っ向からぶつからないで、さらりと場所を変える闘い方だって、あってもいいと思うんだけどなぁ。

ここまで書いて、読む人によっては、ただの言い訳と感じるだろうな。所詮今仕事がある人の言い分だし、嫌味にとられるだろうか。時短なんて迷惑と、気に食わない人もいるだろうな、と考えましたが、せっかく書いたので上げちゃいます。

置かれた場所で咲くのもなかなか難しい。

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