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エーテルを廃して時空を捻じ曲げるから統一しない

 多分、高校でフェルマー(最小時間)の原理を習うと思うのだけど、
これを力学にも適応させたのが最小作用原理、どちらも停留値になる作用を求めるのだけど、

 ラグランジュ方程式もそれから導出できるし、すべての理論はそこにつながるのでファインマンは、その高校の勉強がきっかけになり、経路積分とか発案されたと言われています。

「最小時間の原理(フェルマーの原理)」と「最小作用の原理」
http://tsuyu.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_c095.html

もっというと、慣性系自体もその停留値作用の結果ともいえ、等方的に光速が一定な静止系が形成されるのね。

  それを、質点、座標ありきで時空を捻じ曲げるから統一しない。

なぜなら,量子重力場はオペレータであるから,時空計量ではありえない.また基礎理論である量子重力理論に,何の根拠もない背景時空を設定するのは極めて不合理である.http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/math-phys/mathphys-7-1.pdf

 ベルの不等式のベルも、

ベル さあ、実際のところ私にはわからないのです。私にとって、それは、解答をハイと出せるようなものではないのです。私にとってそれはジレンマです。それは深いジレンマだと思いますが、それを解くのは容易ではありません。おそらく、我々のものの見方をかなり変えないといけないでしょう。しかし、安易な解決法は、相対論をアインシュタイン以前に戻すようなことです。ローレンツやポアンカレのような人々は、エーテル、つまり、基準座標系があると思ってました。そこで、我々の測定器は運動によってひずむわけですが、そのひずみ方はエーテルの中の運動を検出できないように起こるのです。さて、そんなふうにして、基準座標系があると想像できるわけですが、この基準座標系内では、物は光より速く動くのです。しかし、他の座標系では、光より速く動くばかりか、時間も逆行する、つまり、光学幻覚が起こるのです。(中略)
 教科書ではあまり強調されないことですが、私の意見では、アインシュタイン以前の、ローレンツやポアンカレ、ラーマーやフィッツジェラルドらの立場は首尾一貫しており、相対論と矛盾しておりません。エーテルがあるという考え方や、フィッツジェラルド短縮やラーマーの遅延、その結果、器具がエーテルに対する運動を検出できないこと------これらは完全に一貫した見方です。http://www5b.biglobe.ne.jp/sugi_m/page017.htm

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