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久しぶりのアメニティフォーラム

10年ぶり…、いや、それ以上なのかもしれないです。
すごい久々に行ってきました。

大津プリンスホテルは、学生時代に宴会の派遣バイトで何度か来たことがあり、今回の会場は一番大きな会場で、バイトの時も大きな宴会はこの会場を使って宴会サービスやその後の片付けなど、宴会場を動き回り、たくさん働かせてもらったなぁと懐かしい思い出も蘇る、そんな会場での学びでした。

今回のアメニティは、土曜日の1日しか行けずでしたが、朝一番の「障害者権利委員会の対日審査」のセッション途中から参加させてもらい、早速いい感じの熱量となってました。

その後の「強度行動障害」のセッション、「文化芸術へのアクセシビリティ」、「改正総合支援法と地域生活支援のこれから」など、セッションは盛りだくさんで開催されていて、就労支援ではない分野の話が多く、障害福祉を様々な切り口で学べるのは良い機会です。やはり、対面の研修は、スピーカーのプレゼン内容に加わる会場の雰囲気がいい感じに自身を集中させてくれて、話を聞きながら自法人や自分の福祉観に置き換えて振り返ったり学びを深めることができ、とても良質な時間でした。

ただ、コロナの影響もあってか、前みたいにたくさんの分科会があったり、懇親会などの参加者交流などは今回もなかったようです。500名が入れる大会場にて、セッションが時間ごとに入れ替わり、それはそれでいい感じの熱量を参加者皆で感じれたのは良かったですが、やはり、参加者の交流や分科会による小規模の濃密なプレゼンやディスカッションも欲しかったところです。

昨年末に総合支援法などの法改正があり、令和6年の施行に向けて今年一年は様々なことが議論され、方針や中身が決まってくるように思います。制度はどんどん細かくなり、多様な対象者に届く制度やサービス内容に整えられていくのは賛成であるものの、細かすぎて使いづらい、分かりづらいと感じる対象者やサービス提供者もたくさんおられるようにも思います。

それに、措置から支援費に変わって以降、福祉は行政の責任の範囲で行うものというよりは、事業者の責任で行なう「サービス」としての側面が強くなり、法改正を重ねる中で「サービス業」がどんどん色濃くなっているように思います。

根拠ある支援、専門性のある支援、人権や権利擁護の視点はもちろん大事である一方で、真面目にサービス提供しないと運営できない制度の縛りもたくさん生んでいる気もして、「利用者と支援者」というある意味ドライ関係性がより濃くなっているような気もします。

福祉は、地域とのつながり、人と人とのつながりのなかで行われていくものであるように思い、時には遊び心も忘れずに、真面目になりすぎないなかでの「想像力」と「創造力」で福祉をより良いものにしていく必要があるのかなぁと思ったアメニティでもありました。

何年ぶりとならないよう、来年も、再来年も、毎年行こうと思います!

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